年齢、年収、ローンの返済金額……去年家を手に入れた人はこんな状況でした!【1300人調査】
ほとんどの人が初めて経験する「家づくり」。人生で一番大きな買い物ともいえますし、みんなはどうしたのかな?と気になることも多いですよね。しかし、お金のことだったりすると、身近な人と気軽に話せるような話題ではないことも事実。
そこで、「家を建てた人の年収ってどれくらい?」「ローンの返済額は?」「どんな設備を入れている?」などなど、家づくりを考えている人が気になる情報を、国が行ったアンケート調査の結果からお伝えします!
調査対象は平成30年度中に、実際に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯。
今回は、この最新の結果から、注文住宅・分譲住宅に関するデータをまとめました。
ちなみに回答数は、注文住宅が791件、分譲住宅が598件となっています。
注文住宅を新築で建てた世帯、分譲戸建住宅を購入した世帯の世帯主の年齢は、30歳代がいちばん多く、それぞれ40.3%、45.9%。
一方、注文住宅の建て替えでは、60歳以上が49.5%となっています。
また、一次取得(初めて住宅を取得した世帯)と二次取得(2回目以上の取得となる世帯)で分けてみると、一次取得はすべての住宅で30歳代が一番多く、二次取得は分譲戸建住宅では40歳代が、その他は60歳以上がいちばん多くなっています。
以上から、賃貸などから戸建へ移るタイミングは、一般的に結婚したり子育てが始まったりする時期でもある30歳代が多いということがわかります。
そしてその後、60歳代になると建て替えが必要になってくるという傾向もうかがえます。
次に、新しく家を持った世帯の気になるお財布事情を見てみましょう。
注文住宅を建てた世帯の年収の平均は、全国では744万円。
内訳を見てみると、年収400万円〜600万円が25.9%、600万円〜800万円が26%と、このあたりがボリュームゾーンとなっていますが、年収400万円未満も11.8%と、存在感を示しています。
分譲戸建住宅を購入した世帯では平均688万円となっています。
こちらは年収400万円〜600万円が30.7%と、ほかよりも圧倒的に多く、年収400万円未満の世帯は注文住宅より少ないという結果になっています。
では、実際に家を建てる・購入するためにかかった費用はどれくらいなのでしょうか。
購入資金の調査結果を見ると、注文住宅新築世帯(土地も購入)では、平均4,615万円、建て替え世帯は平均3,555万円、分譲戸建住宅は平均3,851万円という結果になっています。
そのうち、自己資金比率は、注文住宅新築世帯(土地も購入)で27.2%、建て替え世帯で48.5%、分譲戸建住宅で26.5%でした。
建て替え以外では、やはり住宅ローンを利用する世帯が多数を占めていることがわかります。
ローン年間返済額は、注文住宅で平均123.2万円。世帯年収に占める返済負担率は18.4%でした。
分譲戸建住宅で平均121.6万円、世帯年収に占める返済負担率 20.0%に上ります。
この年間返済額を1カ月に換算してみると、約9.7万円。今賃貸で暮らしている方は1カ月分の家賃と比べてみると、住宅購入の判断の一つの材料になるかもしれませんね。
ちなみにローンの返済期間の平均は、注文(土地あり/土地なし)・分譲ともに32年〜34年でした。また、民間金融機関からの借り入れの金利タイプは、変動金利型が6割以上でした。
まず家づくりに大切な情報収集の方法から(複数回答)。
注文住宅では「住宅展示場で」が最も多く、52.5%。続いて「知人等の紹介で」が24.9%、「インターネットで」が18.9%、「住宅情報誌」が14.0%と続きます。
分譲戸建住宅では、「不動産業者で」が48.9%、「インターネットで」が34.3%、「現地を通りがかった」も20.7%と多くなっています。
注文住宅では、住宅展示場とネットや雑誌で、分譲住宅では、販売業者やネット、現地でという形が見えてきます。
「信頼できる住宅メーカーだったから」が49.4%、「新築住宅だったから」が40.8%、「立地環境がよかったから」が37.4%と続きます。「住宅のデザイン・広さ・設備などがよかったから」は28.9%。
メーカーへの信頼感に加えて、立地や環境を重視する回答が多くなりました。
家の選択理由となった設備についてを見ると、「高気密・高断熱住宅だから」が64.5%、「火災・地震・水害などへの安全性が高いから」が54.0%、「住宅のデザインが気に入ったから」が48.5%、「間取り・部屋数が適当だから」が43.5%となっています。
注文住宅では、家の性能を重視する層が多いことがうかがえます。
いっぽう、分譲戸建住宅では「間取り・部屋数が適当だから」が最も多く、ついで「住宅の広さが十分だから」という結果になっています。
最後に、床面積や導入設備について見てみましょう。
延べ床面積は、新築の注文住宅で平均121.7平方メートル、建て替えの注文住宅で平均128.9平方メートル、分譲戸建住宅で平均110.3平方メートルとなっています。
省エネ設備については下記のような結果となっています。
分譲戸建住宅 48.6%
分譲戸建住宅 14.3%
注文住宅では分譲戸建住宅より省エネ設備導入が多いことがわかります。また、二重サッシ又は複層ガラスの窓は全体で見ても半数以上が導入しています。
実際には家づくりの際の事情や希望条件は各ご家庭でさまざまかと思いますが、「何を基準に考えればいいかわからない! 」という時には、ぜひデータも参考にしてみてくださいね。
<参照>
平成30年度 住宅市場動向調査 ~調査結果の概要~(国土交通省 住宅局)
https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
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そこで、「家を建てた人の年収ってどれくらい?」「ローンの返済額は?」「どんな設備を入れている?」などなど、家づくりを考えている人が気になる情報を、国が行ったアンケート調査の結果からお伝えします!
「住宅」について国がこまかく調査しました
国土交通省は、住み替え・建て替え前後の住宅や、住宅取得にかかわる資金調達の状況などについて把握するために毎年、「住宅市場動向調査」を行っています。調査対象は平成30年度中に、実際に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯。
今回は、この最新の結果から、注文住宅・分譲住宅に関するデータをまとめました。
ちなみに回答数は、注文住宅が791件、分譲住宅が598件となっています。
戸建てを新築・購入した人は30代が多い
まず、年齢を見てみましょう。注文住宅を新築で建てた世帯、分譲戸建住宅を購入した世帯の世帯主の年齢は、30歳代がいちばん多く、それぞれ40.3%、45.9%。
一方、注文住宅の建て替えでは、60歳以上が49.5%となっています。
また、一次取得(初めて住宅を取得した世帯)と二次取得(2回目以上の取得となる世帯)で分けてみると、一次取得はすべての住宅で30歳代が一番多く、二次取得は分譲戸建住宅では40歳代が、その他は60歳以上がいちばん多くなっています。
以上から、賃貸などから戸建へ移るタイミングは、一般的に結婚したり子育てが始まったりする時期でもある30歳代が多いということがわかります。
そしてその後、60歳代になると建て替えが必要になってくるという傾向もうかがえます。
注文住宅を建てた世帯の平均年収は744万円
次に、新しく家を持った世帯の気になるお財布事情を見てみましょう。
注文住宅を建てた世帯の年収の平均は、全国では744万円。
内訳を見てみると、年収400万円〜600万円が25.9%、600万円〜800万円が26%と、このあたりがボリュームゾーンとなっていますが、年収400万円未満も11.8%と、存在感を示しています。
分譲戸建住宅を購入した世帯では平均688万円となっています。
こちらは年収400万円〜600万円が30.7%と、ほかよりも圧倒的に多く、年収400万円未満の世帯は注文住宅より少ないという結果になっています。
では、実際に家を建てる・購入するためにかかった費用はどれくらいなのでしょうか。
購入資金の調査結果を見ると、注文住宅新築世帯(土地も購入)では、平均4,615万円、建て替え世帯は平均3,555万円、分譲戸建住宅は平均3,851万円という結果になっています。
そのうち、自己資金比率は、注文住宅新築世帯(土地も購入)で27.2%、建て替え世帯で48.5%、分譲戸建住宅で26.5%でした。
注文住宅のローン年間返済額は平均123万円
住宅ローンの有無を見てみると、ローンありと答えた世帯の割合は、注文住宅(新築)で78.6%、注文住宅(建て替え)で59.1%、分譲戸建住宅で69.3%。建て替え以外では、やはり住宅ローンを利用する世帯が多数を占めていることがわかります。
ローン年間返済額は、注文住宅で平均123.2万円。世帯年収に占める返済負担率は18.4%でした。
分譲戸建住宅で平均121.6万円、世帯年収に占める返済負担率 20.0%に上ります。
この年間返済額を1カ月に換算してみると、約9.7万円。今賃貸で暮らしている方は1カ月分の家賃と比べてみると、住宅購入の判断の一つの材料になるかもしれませんね。
ちなみにローンの返済期間の平均は、注文(土地あり/土地なし)・分譲ともに32年〜34年でした。また、民間金融機関からの借り入れの金利タイプは、変動金利型が6割以上でした。
情報収集は「住宅展示場」が最多!
さて、ここからはどのように依頼先を選んで、どんな設備を入れたのかをみてみましょう。まず家づくりに大切な情報収集の方法から(複数回答)。
注文住宅では「住宅展示場で」が最も多く、52.5%。続いて「知人等の紹介で」が24.9%、「インターネットで」が18.9%、「住宅情報誌」が14.0%と続きます。
分譲戸建住宅では、「不動産業者で」が48.9%、「インターネットで」が34.3%、「現地を通りがかった」も20.7%と多くなっています。
注文住宅では、住宅展示場とネットや雑誌で、分譲住宅では、販売業者やネット、現地でという形が見えてきます。
依頼先や家選びの決め手はどこに?
まず注文住宅を選んだ理由(複数回答)は次のようになっています。「信頼できる住宅メーカーだったから」が49.4%、「新築住宅だったから」が40.8%、「立地環境がよかったから」が37.4%と続きます。「住宅のデザイン・広さ・設備などがよかったから」は28.9%。
メーカーへの信頼感に加えて、立地や環境を重視する回答が多くなりました。
家の選択理由となった設備についてを見ると、「高気密・高断熱住宅だから」が64.5%、「火災・地震・水害などへの安全性が高いから」が54.0%、「住宅のデザインが気に入ったから」が48.5%、「間取り・部屋数が適当だから」が43.5%となっています。
注文住宅では、家の性能を重視する層が多いことがうかがえます。
いっぽう、分譲戸建住宅では「間取り・部屋数が適当だから」が最も多く、ついで「住宅の広さが十分だから」という結果になっています。
床面積、省エネ設備の導入は?
最後に、床面積や導入設備について見てみましょう。
延べ床面積は、新築の注文住宅で平均121.7平方メートル、建て替えの注文住宅で平均128.9平方メートル、分譲戸建住宅で平均110.3平方メートルとなっています。
省エネ設備については下記のような結果となっています。
- 二重サッシ又は複層ガラスの窓
分譲戸建住宅 48.6%
- 太陽光発電装置
分譲戸建住宅 14.3%
注文住宅では分譲戸建住宅より省エネ設備導入が多いことがわかります。また、二重サッシ又は複層ガラスの窓は全体で見ても半数以上が導入しています。
実際には家づくりの際の事情や希望条件は各ご家庭でさまざまかと思いますが、「何を基準に考えればいいかわからない! 」という時には、ぜひデータも参考にしてみてくださいね。
<参照>
平成30年度 住宅市場動向調査 ~調査結果の概要~(国土交通省 住宅局)
https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
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人生で一番大きな買い物といっても過言ではないマイホーム。不安なことも多いはずですが、そんななかでも家族みんなが納得できる家を作りたいですよね!
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