絶景スケルトン通路開通!〜DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家

2020.06.29 中川ちさ
猫たちのために進化していく、中川ちささんのお家。

なんと、お家に新しいキャットウォークが開通したとのこと! 早速、新しいキャットウォークとそれを楽しむミルコたちの姿をリポートしていただきました。

<圧巻の進化! これまでの『DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家』はこちらから>


猫の肉球見放題!

これまでもDIYでキャットウォークを作ってきたわが家ですが、今回はが透明なスケルトンのキャットウォークを増設しました。

今まで作ってきたキャットウォークは、猫たちの遊び場や休憩場所の他に人見知りの猫たちが急な来客から逃げる時などにも活用しています。


今回のキャットウォークのポイントはなんといっても「スケルトン」! 見上げると肉球見放題。まさに絶景です!

私は以前から透明の椅子を使って猫を下からカメラで撮って遊んでいましたが、動き回る肉球が見られたら面白そうだと思ったのです。普段、猫たちを真下から見ることはできません。

でもその見られない世界を見られるのでは……となると、ちょっとドキドキ。好奇心がそそられます。


(おそらく)初めて猫を真下から見た猫も驚いた顔をしてキャットウォークを見上げていました。



猫たちも興味津々! 新しいキャットウォークができるまで

スケルトン通路は3つの道を組み合わせています。

まず1つ目は食器棚の上にある猫トンネルから真っ直ぐに続く道。2つ目は本棚兼キャットウォークに続く道。そして3つ目は既にあるキャットウォークへ繋がる道です。



通路2と3は45度ほど角度をつけています。

角度をつけたのは、真っ直ぐ伸ばして直角に先のキャットウォークに繋げると、全速力で一直線に走って来た猫たちが勢い余って落ちてしまうのでは……と心配したから。角度があることで自然と段階的に減速できます。

また、それぞれ道の間には少し隙間がありますが、ここでは、猫たちは手を出したり、角で頬をスリスリしたりしています。

スケルトン通路の床は、厚めのアクリル板(厚さ3.5mm)を使用しています。

角柱はしっかりと天井に保持するため、天井ボードの裏にある軽量鉄骨に打ち付けています。そのため通路の位置はまず軽量鉄骨が通っている場所を下地センサーで確認することから始めます。そして、天井に通路を打ち付ける場所を鉛筆で印をつけて固定していきました。

好奇心旺盛な猫たちはそれらの作業にも興味津々。仮止めでも猫たちには関係ありません。

未完成の段階でもキャットウォークに乗ろうとするので、夫が作業している間は私が猫たちの見張りを担当。夫婦で協力して完成させました。


アクリル板の両端には木の枠を付けています。

この枠にはいくつか今までに余った端材も使用し、色は既にあるキャットウォークの色と揃えてダークブラウンにしました。通路の両端が木で囲まれていることで猫たちは安心してゴロゴロできるようです。

道路でいうと、ガードレールのような感じでしょうか。猫たちはしばしばこの枠に顎や頬を乗せて枕のように使い、お昼寝しています。



イタズラを避けて観葉植物で部屋を彩る

今回のキャットウォークで工夫したのは、猫たちの抜け毛が溜まらないように、アクリル板と枠の間に少し隙間をあけたというところです。

隙間をわざと広げて、自然と毛が下に落ちるようにしました。通路を隙間なく作ると毛が溜まる上、掃除が大変で清潔さをキープすることも困難です。しかも今回は透明なので、そういった汚れは目立ってしまいます。

しかし、この隙間を作ることで毛が溜まらず、掃除もしやすいキャットウォークになりました。


この隙間のお陰でボルトの間にモノを吊るすことが可能に。

今までは部屋に植物を飾ると猫たちが誤食するのではないか、悪戯をするのではないかと心配して飾ることを諦めていました。しかし、猫たちの手の届かない場所に吊るすことで、安心して部屋を植物で彩ることができます。

また、多くのボルトが使われているため、好きな位置を選ぶことも可能です!

今はまだ少ししか飾っていませんが、これからは猫たちの安全を考慮しながら少しずつ部屋を緑で彩りたいと思います。

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この記事を書いた人

中川ちさ

愛玩動物飼養管理士・ペット共生住宅管理士
著書『無重力猫、とびっきりミルコ!』(徳間書店)『無重力猫、ミルコ!!!』(宝島社) SNSで猫たちの写真を中心に投稿している。夫婦と猫の2人+5匹の家族。