もう置きっぱなしにしない!片づくリビングの間取りのポイント~ママ建築士に聞く!家事ラク収納の作り方vol.3

2020.07.10 中川由紀子
神戸で主婦・母目線で住宅設計をしている一級建築士、みゆう設計室の中川由紀子です。

家事ラクな間取りの「収納のつくりかた」についての連載第3弾です。

引用元:庭を愉しむ!グレーインテリアの北欧風リビング|みゆう設計室

快適に暮らすために、毎日やらなければならない「家事」。
できることなら少しでもラクにしたいですよね。

私は自身の主婦・母としての経験を活かし、できるだけ家事負担を減らしたいというお客さまと共に「家事のしやすい」家を設計してきました。

間取り連載の最終回となる今回は「リビングに置きっぱなしにしない間取り」についてご紹介いたします。


リビングに置きっぱなしにしてしまうモノ

リラックスして過ごしたいはずのリビングですが、モノが片づかずにスッキリしないので困っているという悩みをよく聞きます。

リビングで置きっぱなしにして困るモノは大きく3つに分類できます。

(A)常にリビングにあるモノ、リビングで使う・確認をするモノ

文具、薬、リモコン、充電類、学校のお便りやDM、カタログ

(B)別の場所から持ってきて、そのままリビングに放置するモノ

新聞・雑誌、おもちゃ

(C)帰宅後その場においてしまい片づけないモノ

バッグ、コート、時計やカギ

それでは、なぜこれらのモノをリビングに置きっぱなしにしてしまうのでしょうか。


リビングにモノを置きっぱなしにする理由

リビングにモノを置きっぱなしにする理由は、いくつか考えられます。

さまざまなモノを置く傾向のあるリビングであるにも関わらず、すぐに出し入れできる収納が無いとリビングテーブルに置きっぱなしにしてしまう。
また、帰宅してすぐにコートやバッグを置く場所が無いので、荷物をソファに置いてしまう。

リラックスする場所なので、1度休憩すると片づけを「あとでやろう」と思うのかもしれません。

実際、住まい・インテリア相談に訪問するとリビングに片づけやすい収納を設けている家は少なく、これがリビングにモノを置きっぱなしにしてしまう原因なのではないかと思いました。


リビングがすっきり片付く間取り

引用元:床に物を置かなくて済む!「吹抜けのあるリビングダイニング」のすっきり収納|みゆう設計室

リラックスすることで片づけモードが薄れるのであれば、できるだけ簡単に片づけられるリビング収納を設けた間取りにする必要があります。

また、コートやバッグもリビングに置かなくて済む動線の間取りにした方がよいことが分かります。

そこで、リビングがすっきり片づく間取りについて考えてみましょう。


取り出しやすく、見えやすい収納をつくる

常にリビングにモノが「置きっぱなし」になることに困っている。それならリビングで常に使うモノを片づけられる収納を設けた方がいいですよね。

置きっぱなしに悩むのであれば、「どこになにがあるかすぐにわかる」、また「取り出して片づける動作が少ない」リビング収納をつくるとよいでしょう。

オープン収納は収納しているモノが見えて取り出す動作が少ないのでとても片づけやすい収納家具です。

頻繁に使うモノはオープン収納に、薬や文具類は座った位置から手が届く浅い引き出しに片づける、という「簡単に片づけられる」家具をつくるととても喜ばれます。


リビング以外に紙類の定位置をつくる

引用元:ランドセルワゴンがあるファミリーデスク|みゆう設計室

書類やDM、学校のお便りなどの紙類をリビングに置きっぱなしにする方は、リビングの近くに紙類定位置をつくるのがオススメです。

O様邸の場合はリビングから少し隠れたコーナーにお便りコーナーを設けました。下部にはゴミ箱を置いてあるので確認したモノはそのまま処分

子どもたちが帰宅したらお便りをカウンター上に置いてもらい、しばらく保管する書類は下部の薄い棚に収納。ペンや確認スタンプなどは小引出に入れています。


別の場所からリビングにモノをもってくる理由を考える

引用元:ルンバも片付く!アイロン掛けもできるテレビ台リビング収納|みゆう設計室

別の場所からリビングにおもちゃを持ってくるので「おもちゃが片付かなくて困る」という場合は、リビング用におもちゃ収納スペースを作ることをオススメします。

O様邸ではリビング収納の一部にワゴン収納を設けました。このワゴンは、移動させるとカウンターでアイロンがけをすることも可能。

ワゴンにはお子さんのおもちゃが収納できるので、今までリビングに出しっぱなしになっていたおもちゃを収納できるようになりました。


リビングに持ち込みたくないコートやバッグの定位置

実は、玄関や個室にコートかけやバッグの片づける場所があっても、その場所に収納できないという人はいます。

なかなか片づけてくれないご主人やお子さんにイライラする方もいるかもしれませんが、それは「与えられた収納」に対しての片づけが“自分事”になっていないから起こっていることなのです。

コートやバッグをリビングまで持ち込むのには「リビングで家族の顔を見てコートを脱ぎたい」とか「暖かいリビングでコートを脱ぎたい」というような、その人なりの理由があります。

その場合はリビング入り口にコート掛けをつくるのもよいでしょう。

バッグ類はお財布や充電器、仕事の資料などを取り出すこともあるかもしれませんので、リビングに「置きにならない定位置」を作ってあげるといいと思います。

オシャレな壁用フックにバッグを引掛け、見せる収納で片づけるのもいいですね。


オシャレなリビングは「置き場所の確保」から!

リビングにコートやカバン、本などを置きっぱなしにしてしまうのは「その場に片づける場所がないから」。

まずは自分たちが「置きっぱなしにしてしまうモノ」をリストアップしておくと、何の収納が必要なのかが分かります。

新築やリフォームの際には、オシャレなリビングのイメージを思い描くのと同時に、今リビングに置きっぱなしになっていて困っているモノも見直してみましょう。

一級建築士である中川さんが立ち上げられた「みゆう設計室」(神戸市東灘区)は、ご自身の子育ての中の悩みや経験を活かした“子育て中のパパママの家事・育児負担を減らす家”を設計しています。
また、住まいの悩み相談は200件以上、家事ラクな住まいやインテリアのコラム執筆・監修、セミナー講師など幅広くご活躍していらっしゃいます。

中川さんに聞いた「快適な新築空間を実現するため」のお悩み解決記事にチェック!
子どもを育てやすい環境とは?家族みんなの変化に対応する家~子どもと過ごす家づくり<前編>

いえづくりレシピ|片付けやすい家のつくりかた~収納は量より質!!「使いやすい収納」で家事ラク間取りの家に。
https://miyudesign.com/recipe/8368

ポイントを押さえて“家事ラク間取り”を叶えよう!!


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この記事を書いた人

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中川由紀子

一級建築士
一級建築士事務所「みゆう設計室」(神戸市東灘区)代表の女性一級建築士。現在高校生の年子兄妹の育児・家事と仕事の両立に奮闘。その悩みと経験を活かして、子育て中のパパママの家事・育児負担を減らす家を設計。住まいの悩み相談は200件以上、家事ラクな住まいやインテリアのコラム執筆・監修、セミナー講師なども行う。