地震に強い家を建てるなら「耐震等級3」が必須? 構造のプロに聞きました(後編)
みなさんこんにちは。ともこ@住宅ライターです。
前編では、構造のプロである佐藤実先生に「地震に備えて強い家を建てたい」ならば、「きちんと構造計算をして耐震等級3を基準としている家づくりをしましょう」というお話しをしていただきましたね!
後編では、地震に強い耐震等級3にすると、どんなメリットがあるのか? などなど、お聞きしたいと思います。
佐藤実先生は、「株式会社M’s構造設計(https://www.ms-structure.co.jp/)」の代表であり、実務者向けの「構造塾」を主宰されています。住宅をはじめとした建物の構造計算をしつつ、講演会やセミナーの講師として全国を回られています。
それもこれも「日本中の木造住宅が地震で倒壊しないことを目指す! 」という熱い思いを胸に秘めていらっしゃるから。これからも追っかけます!
佐藤先生(以下敬称略)「こちらこそ、よろしくお願いします」
ともこ「前回のお話しでは、耐震等級3は当たり前だよというのが痛いほど分かりました。ありがとうございます。そして、今回もお聞きしたいことがありまして!
先日、佐藤先生の講演を聞いていて、基本性能という言葉が出てきました。これはとても大事な考え方だなと思ったので今回掘り下げてみたいと思います。この基本性能とはなんですか? 」
佐藤「大きくいうと、耐震性能と省エネ性能の2つを指します」
ともこ「なるほど。耐震性能とは、耐震等級のことですね? 」
佐藤「ですね。『耐震等級は3ですよ』というのが分かる家です」
ともこ「省エネ性能は? 」
佐藤「この家は、このくらいの燃費になりますよとか、もっと言うと、このくらいの電気代になりますよというのが分かる家ですね」
ともこ「え? 燃費? 家にも燃費があるんですね! まるで車みたいですね」
佐藤「そうですね! 知らない人は多いかもしれませんが、家づくりをするとき、それらの基本性能をベースに考えていくようにしましょう」
佐藤「それはもちろんです! 基本性能さえしっかりしていれば、デザインや機能にとことんこだわっていいと思いますよ」
ともこ「ということは、デザインや機能の前に基本性能。やはりそこまで大事ですか」
佐藤「よく考えてみてください。オシャレに仕上げたとしても、地震のとき家が傾くかもしれない燃費の悪い家に住みたいと思いますか?」
ともこ「うー 絶対嫌です……」
佐藤「ですよね。大地震が来ても安心して暮らせて、住み続けることができる耐震性能と、室温が快適に保たれて、お財布にもやさしい省エネ性能の家は基本ですね」
ともこ「はい。耐震等級3だと安らかに眠れるし、省エネ住宅だとランニングコストも減らせる。メリットしかないですね。やはり、基本性能は優先して考えるべき。よく分かりました」
佐藤「基本性能を提示していない会社は、基本性能のことを意識していなかったり、技術がないから伝えることができない場合が多いかと思います」
ともこ「なんと!(意識してない&技術ない? それって大丈夫? )」
佐藤「正直なところ、そういった会社に依頼するのはためらってしまいますよね」
ともこ「はい(ためらうどころか、ぶっちゃけ嫌でしょ)」
佐藤「ですが、そういった会社は、こういうズレを疑問に思っていないかもしれないですし、中には、自分たちの建てる家はめちゃくちゃいい家だって自信を持っているところもあります」
ともこ「悪気がないのは分かるのですが、私たちはどうしたらいいのでしょう」
佐藤「これだけ覚えておいてください。はじめにお伝えしましたが、基本性能は、耐震等級3のように、数字で表すことができるんですね」
ともこ「はい」
佐藤「省エネ性能も、しかり。なので、基本性能を聞いたときに、きちんと見せてくれる会社にしましょう」
ともこ「分かりました」
佐藤「補足ですが、耐震等級3を基準としている会社は、おそらく省エネ性能にも着目して家づくりをされていると思います。こういったことを知っているだけでも、かなりふるいにかけられると思いますよ」
ともこ「わー! なるほどー! よく分かりました。基本性能、覚えておきます。佐藤先生、今回もありがとうございました」
後編も、「知ってて良かった~あぶねー」という心の声がこぼれてしまうような内容でしたね。私はだだ漏れでしたが(笑)
基本性能である、耐震性能と省エネ性能、まずはこの2つをインプットして会社選びに役立てていただけたらと思います。
営業マンへ質問するときのセリフも考えておきますね!
⇒「耐震等級は3ですよね?」「モデルとなる家の電気代は何円ですか?」
ともこ@住宅ライターでした!
アイダ設計のZEH(ゼッチ)仕様の注文住宅「ブラーボゼネクト」は、高性能ながらも価格を抑えた住宅です。
もちろん、アイダ設計はZEHビルダーとして認定されており、国の補助金が利用可能。
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前編では、構造のプロである佐藤実先生に「地震に備えて強い家を建てたい」ならば、「きちんと構造計算をして耐震等級3を基準としている家づくりをしましょう」というお話しをしていただきましたね!
後編では、地震に強い耐震等級3にすると、どんなメリットがあるのか? などなど、お聞きしたいと思います。
構造のプロ 佐藤実先生はスゴイお方
佐藤実先生は、「株式会社M’s構造設計(https://www.ms-structure.co.jp/)」の代表であり、実務者向けの「構造塾」を主宰されています。住宅をはじめとした建物の構造計算をしつつ、講演会やセミナーの講師として全国を回られています。
それもこれも「日本中の木造住宅が地震で倒壊しないことを目指す! 」という熱い思いを胸に秘めていらっしゃるから。これからも追っかけます!
基本性能の2つを知っておこう
ともこ「佐藤先生、引き続きよろしくお願いします」佐藤先生(以下敬称略)「こちらこそ、よろしくお願いします」
ともこ「前回のお話しでは、耐震等級3は当たり前だよというのが痛いほど分かりました。ありがとうございます。そして、今回もお聞きしたいことがありまして!
先日、佐藤先生の講演を聞いていて、基本性能という言葉が出てきました。これはとても大事な考え方だなと思ったので今回掘り下げてみたいと思います。この基本性能とはなんですか? 」
佐藤「大きくいうと、耐震性能と省エネ性能の2つを指します」
ともこ「なるほど。耐震性能とは、耐震等級のことですね? 」
佐藤「ですね。『耐震等級は3ですよ』というのが分かる家です」
ともこ「省エネ性能は? 」
佐藤「この家は、このくらいの燃費になりますよとか、もっと言うと、このくらいの電気代になりますよというのが分かる家ですね」
ともこ「え? 燃費? 家にも燃費があるんですね! まるで車みたいですね」
佐藤「そうですね! 知らない人は多いかもしれませんが、家づくりをするとき、それらの基本性能をベースに考えていくようにしましょう」
基本性能そんなに大事?
ともこ「基本性能、分かりました。でも読者を代表して言わせてください。せっかく建てるなら、オシャレな家がいいです! 」佐藤「それはもちろんです! 基本性能さえしっかりしていれば、デザインや機能にとことんこだわっていいと思いますよ」
ともこ「ということは、デザインや機能の前に基本性能。やはりそこまで大事ですか」
佐藤「よく考えてみてください。オシャレに仕上げたとしても、地震のとき家が傾くかもしれない燃費の悪い家に住みたいと思いますか?」
ともこ「うー 絶対嫌です……」
佐藤「ですよね。大地震が来ても安心して暮らせて、住み続けることができる耐震性能と、室温が快適に保たれて、お財布にもやさしい省エネ性能の家は基本ですね」
ともこ「はい。耐震等級3だと安らかに眠れるし、省エネ住宅だとランニングコストも減らせる。メリットしかないですね。やはり、基本性能は優先して考えるべき。よく分かりました」
住宅メーカーは二極化?
ともこ「ここでひとつ疑問が生まれてきました。そもそも、住宅メーカーの中には、基本性能を提示している会社と、そうでない会社がありますが、それはなぜですか? 」佐藤「基本性能を提示していない会社は、基本性能のことを意識していなかったり、技術がないから伝えることができない場合が多いかと思います」
ともこ「なんと!(意識してない&技術ない? それって大丈夫? )」
佐藤「正直なところ、そういった会社に依頼するのはためらってしまいますよね」
ともこ「はい(ためらうどころか、ぶっちゃけ嫌でしょ)」
佐藤「ですが、そういった会社は、こういうズレを疑問に思っていないかもしれないですし、中には、自分たちの建てる家はめちゃくちゃいい家だって自信を持っているところもあります」
ともこ「悪気がないのは分かるのですが、私たちはどうしたらいいのでしょう」
佐藤「これだけ覚えておいてください。はじめにお伝えしましたが、基本性能は、耐震等級3のように、数字で表すことができるんですね」
ともこ「はい」
佐藤「省エネ性能も、しかり。なので、基本性能を聞いたときに、きちんと見せてくれる会社にしましょう」
ともこ「分かりました」
佐藤「補足ですが、耐震等級3を基準としている会社は、おそらく省エネ性能にも着目して家づくりをされていると思います。こういったことを知っているだけでも、かなりふるいにかけられると思いますよ」
ともこ「わー! なるほどー! よく分かりました。基本性能、覚えておきます。佐藤先生、今回もありがとうございました」
家をつくるときは“機能性“を重視しよう!
いかがでしたか?後編も、「知ってて良かった~あぶねー」という心の声がこぼれてしまうような内容でしたね。私はだだ漏れでしたが(笑)
基本性能である、耐震性能と省エネ性能、まずはこの2つをインプットして会社選びに役立てていただけたらと思います。
営業マンへ質問するときのセリフも考えておきますね!
⇒「耐震等級は3ですよね?」「モデルとなる家の電気代は何円ですか?」
ともこ@住宅ライターでした!
「耐震等級3」! いつでも暖かいアイダ設計の「ブラーボゼネクト」
アイダ設計のZEH(ゼッチ)仕様の注文住宅「ブラーボゼネクト」は、高性能ながらも価格を抑えた住宅です。
もちろん、アイダ設計はZEHビルダーとして認定されており、国の補助金が利用可能。
ZEH住宅にご興味をお持ちの方は、ZEH注文住宅の建築事例も豊富なアイダ設計に、こちらのフォームからお気軽にご相談ください。
「ブラーボゼネクト」についての資料請求もこちらのフォームからどうぞ。
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