転勤がある会社にお勤めの方必見!転勤族のマイホームを取得体験談聞いてきました

2019.11.15 地域ライターE
「夢は新築一戸建てのマイホーム。だけど我が家の大黒柱は転勤族……」
「基本的に転勤は少ない会社だけれど、家を買ったら転勤が決まるってジンクスがあるみたいで思いきれない……」


こんな環境で、マイホーム取得を諦めている方にお届けします!

ieny地域ライターEが聞いてきました! 「転勤族のマイホーム取得体験談」。それぞれの家族が悩みながら選んだ新築一戸建て購入について、3組のご家族のお話を伺いました!


定期的に転勤のある会社。
家を建てるタイミングはどのように決断した?

大手保険会社に入社して10年、妻は初めての転勤で赴任した地方支社で、一般職として働いていました。入社6年目、2度目の異動辞令を受けて、妻にプロポーズ。次の赴任先では会社が用意してくれた家族向け社宅に入居して、そこで長男と長女を授かりました。

私の会社は基本的に、支店長クラス、もしくは本社部門に配属にならない限り、定期的に転勤があります。短いと2~3年、長いと10年くらい異動がないときもありますが。転勤は自分のキャリアパスだけではなく、会社全体の都合で動きますから、「そろそろかな……? 」という予想はできても、確実な約束なんかありません。

妻はすでに地元から離れ、私も地方出身で東京本社の会社に入社しているので、「地元」にずっといたい、という意識はあまりありません。しかし、子育てという意味では、のびのびと走り回れる環境で子育てがしたかったし、何より住宅ローンの返済はできれば現役のうちに終わらせたかったので、どうしても「子どもが小さいうちに一戸建て」という環境を整えたかったんです。

さらにできれば、「家を建ててすぐ転勤」よりも、できるだけキレイな家に長く住み続けたかった。だから、「次の転勤の内示が出たら、その土地で家を建てよう」と決めてしまいました。

それなら、また次の転勤までの何年かはそこに住めるし、できるだけシンプルに、費用を抑えて家を建てることで、「何年か住んだ後に売る」という手もあるなと思ったんです。立地さえよければ、なんとかなるなと。

結果として4回目の転勤辞令はまだ来ていませんが、もしもあのまま社宅でずっと暮らしていたら、妻も子どももいろいろな点で我慢をしないといけない日々だったのではないかと思うと、本当に思い切って建ててしまってよかったです。
(Aさん・立地を優先し、家はシンプル&小さめの一戸建てを建築後3年)


「マイホーム」と「単身赴任」に関係はある?


「家を建てたら、まず間違いなく単身赴任になるよね」

よくあるサラリーマン都市伝説ではなくて、夫の会社では実際に何人もの先輩社員たちが「家を建てたら初めての転勤辞令を受ける」のを見てきました。ローンを組まず、会社に住宅ローン控除の手続きをせずにいられるようなお金持ちならいざ知らず、「会社にバレないといいな……」とびくびくしながら家を建てるのも何か違う!

かといって、「家を建てなかったら転勤がない」というわけでもないので、転勤自体はいつ来るかわかりません。

夫婦二人で、「家は欲しいけど……」とため息をついていたら、夫のお父さんがぽつり。

「賃貸だって、子どもが大きくなって中学や高校に入ったら、友達といたいって言うぞ。マイホームだから単身赴任しないと、ってわけじゃない。家族全員が納得する方法をそのときに考えなさい」

今はまだ子どもが小さいので、「家が賃貸なら転勤先についていける」って思い込んでいたけど、たしかにそれだけじゃないですよね……。ウチの会社には、転勤している間に建てた家を、会社に借り上げてもらう制度もあるんだし。

そう思ったら、「若いうちに購入して、頑張って繰り上げ返済しようか! 」という気持ちがむくむく出てきて、昨年一戸建てを購入しました。幸いまだ転勤の辞令は降りていませんが、そのときの家族の最善を考えたいと思います!
(Bさん・実家近くの分譲戸建てを購入後1年)


転勤族だけど、家を建ててよかったと思う理由

家を建てて、もう10年近くになります。実は我が家が家を建てたのは、私の転勤が決まってからの話です。2年間という期限付きの転勤だったこと、2年後はまた本社に戻ってくることを考えたら、妻が離職して赴任先にきて、将来の教育費や老後資金が目減りすることが不安でした。

留守の間、子どもと妻が少しでも安心して、暮らしやすいような住環境を整えたい。将来の「家がない」という不安をなくしたい。そんな思いで、一戸建てを購入することに。

転勤して距離が離れるなかでの新築は大変ではありましたが、いまはWEBカメラで遠隔の打ち合わせやチャットシステムも無料で使えるし、むしろ「話し合わなきゃいけないことがたくさんある」という状況が夫婦の距離を遠ざけることにならずにすんだかな、と思っています。
(Cさん・転勤後、別居しながら家を購入して10年)


「家を建てる・建てない」
どちらの結論でも、情報収集が第一歩!


「家を建てるなら退職後かな……でも住宅ローンはどうすればいいんだろう」
「家族の意見がなかなか一致しなくてストレス」
「初めての土地で、どのあたりが教育的に良い環境か判断できない」

こんな、「転勤族だからこそ起こりがちな、家づくりに関する心配や不安」をお持ちなら、地元の不動産屋さんに「中古戸建物件の売買状況」「転勤族がすむならオススメのエリア」を聞いてみてるのがよいかもしれません。何も情報がないなかで、時間だけが過ぎていくのはもったいないですよね。

Aさんいわく、「万が一、この土地に住むことはもうないなと思うときがきても、『でも売れる家をつくったから大丈夫! 』と思える家づくりがおすすめです」とのことでした!

お金の不安や問題が解決できると、一気に心理的なプレッシャーを減らすことができますよ!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります