引っ越しのお知らせ、いつのタイミングがベストなの?

2019.07.19 地域ライターE
憧れのマイホーム購入の「最後の手続き」と言っても過言ではない、お引越しのご挨拶。


「一人暮らしの賃貸ワンルーム引っ越しのときには気にならなかった……」
「ずっと実家暮らしだったから引っ越し自体が初めて! 」

いつ、だれに、どんな手段でお知らせしたらいいの? と迷っている方に、それぞれ「我が家の場合」を選ぶためのチェックポイントをご紹介します!

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引っ越しのお知らせ、誰に知らせる?


親しい間柄でやり取りをするときの主な手段が「お手紙」というのはすでにレアケース。月に1度はお茶をするような親しい間柄でも、住所なんて知らなかった……ということも少なくありませんよね。

引っ越しのお知らせをすれば、お知らせを受けた側としても「新築祝いをしないといけないかな? 」と気にされるかもしれません。

「せっかくだから、新築をきっかけに知り合い全員に住所をお伝えしよう! 」と張り切って知人の住所を確認したりする必要はないでしょう。
新しい家に引っ越す前までに、お互いに住所を知っていた間柄の方へのご挨拶を基本に考えます。

【親戚関係】

「親戚なら、自分の父母からなんとなく伝わるからわざわざお知らせしなくていいかな……? 」と省略してはいけません!
特に、親戚のなかでも目上の方にはきちんとしたご挨拶を忘れずに! 引っ越しの御挨拶よりも、新築祝いを先に頂くようなことにならないよう、早めの準備を心がけましょう。

【年賀状(郵便物)のやり取りをしている方】

年賀状のやり取りをしている間柄ならば、お互いに住所を知っているということ。自然に引っ越しについてご報告できる関係になります。
なんとなく毎年年賀状のやり取りはしているけれど、卒業以来一度も会えていない学生時代の担任の先生となると引っ越しのご挨拶をするかどうかは悩ましいところです。

基本的には年賀状のやり取りをしている方のなかでも、今後自宅にお招きする可能性がある方だけに御挨拶状を送るといった線引きをするのがオススメです。


引っ越しのお知らせ、どうやって知らせる?


【引っ越しのお知らせの定番:引っ越しはがき】

引っ越しのお知らせの定番と言えば印刷された引っ越しはがき。
郵便局の総合印刷サービスでも、個人向け挨拶状「転居」コーナーが用意されています。

  • 文章のみの「文書タイプ」
  • 選べる「イラストタイプ」
  • 新居や家族を撮って送れる「写真を入れるタイプ」
  • 完全フリーな「自分で作るタイプ」
以上4種類がラインナップ。挨拶の文面も例が掲載されているので、その時々にあった時候の挨拶と自分たちの住所氏名を入力するだけで簡単に引っ越しはがきが作成できます。

【仲人さんなど、目上の方のなかでも特別な方:封書のご挨拶】

今では少なくなりましたが、結婚式で仲人さんをお願いした方、お歳暮・お中元をお贈りする会社の上司の方などは、「はがき」という略式ではなく、封書できちんとご挨拶をするのがスマートです。
とはいえ、文例は引っ越しはがきで例に出ているようなもので問題ありません。それに加えて、家族の近況や新居にお招きしたい気持ちを反映させましょう。

【気軽に住所をお知らせしたい方:翌年の年賀状で】

しょっちゅう会えるわけではないけれど、毎年年賀状のやり取りを楽しみにしている学生時代の仲間や恩師など、「いつかまた再会したい」と思えるような間柄であれば、気軽に住所変更をお知らせできる翌年の年賀状でお知らせするというのがポピュラーです。

郵便局に引っ越し届を出しておけば、1年間は旧住所から新住所へ転送をかけてもらえます。
先方から頂いた年賀状は新居にほぼ確実に転送されます。

引っ越しして住所が変わったことがきちんと先方に伝わるように、「引っ越しました」とわかりやすく記載しましょう。年賀状用の印刷サービスにも、「転居」や「結婚」を同時にお知らせできるフォーマットがあるので、活用してください!

【よく遊ぶママ友さんなど:気楽にメールやSNSで】

近年「個人情報」の問題が大きく取り上げられることも多く、住所を気軽に聞いたり、教えたりすることに抵抗があるという方が増えています。
公園や幼稚園などでよく一緒に遊ぶママ友さんだけれどお互いに住所は知らない、という間柄なら、無理に引っ越しのお知らせをしなくても失礼には当たりません。
自宅を行き来するような親しい間柄でも、“正式な住所”は知らない、というパターンもありますよね。そんな場合は気楽にメールやSNSを使ってお知らせするのもOKです。


住所を登録しているサービスへの変更を忘れずに!

引っ越ししたことをお知らせするのは親戚・知人・友人だけではありません!
うっかり忘れがちなのが、住所を登録している各種サービスへの変更手続きです。

特に、銀行口座やクレジットカード、病院など、変更しなくてもすぐに使えなくなるわけではないサービスは後回しにしたまま忘れがちです。また、インターネットの会員サイト・通販サイトなども変更手続きをしておきましょう。

転送期間が終わった後に新しいカードが届いて、不着になってしまった……。ということがないように注意が必要です。

引っ越しをきっかけに長い間使っていないサービスは解約するなど、新しい生活をスッキリスタートするのもよいですね!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります