注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~照明編~

2019.03.11 地域ライターE

インテリア好きならこだわるのが当然!という方から、よくわからないからお任せします……という方まで幅広い「照明」について。
こだわった場合もこだわらなかった場合も、「生活のしにくさ」に直結する可能性があるポイントのようです。

今回は、そんな「普段は意識しないけれど、調子が悪くなると困るところ」に注目してみました!新築一戸建て購入の先輩に聞きました! ieny地域ライターEの「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」、今回は照明編をお送りします!

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お洒落な間接照明、暗い。

「夜は寝室のベッドで映画でも見ながら、ゆっくり時間を過ごしたい」
外国映画に出てくるような、大きめのベッドにクッションをたくさん置いて……と想像を膨らませて、落ち着いた雰囲気のお洒落な空間にしてください! とコーディネーターさんにお願いしました。

こだわって選んだ壁紙や、外国っぽい雰囲気の枠、何よりも天井に埋め込んだダウンライトや、ホテルのような足元灯、アンティークのベッドライトまで、本当にこだわって完成した寝室なんです。
本当に素敵なんです、夜寝る前は! 全部をオレンジがかったライトにしたせいで、部屋全体が薄暗くなります。
昼間も日が入らない北側なので、掃除クローゼットの整理をするときに不便。特に、クローゼットの中の服を出し入れするときに、やっぱり明るい光がないと色がわかりにくいっていう欠点もありました。

コーディネーターさんには、「シーリングライトも入れたほうが……」と言われましたが、「夜、寝るだけなんで!」と言い切ってしまったのは自分なので我慢しています……。
(Aさん・大手ハウスメーカー注文住宅建築後2年)


海外から取り寄せた照明、電球が特殊だった


一人暮らしをしていたころから「いつか憧れの一軒家を建てたら、こんなインテリアに囲まれたい……」とあれこれ考えるのが好きでした。
さすがに大型家具を買うのは無理なので、食器やカゴなどの雑貨の良いものを少しずつコレクションして楽しんでいたのですが、そのなかのひとつに持っていたのが天井から吊り下げて使う海外製のペンダントライト。

イタリアに旅行に行ったときに、蚤の市で見つけてひとめぼれして購入し、大切に持っていたライトです。その当時は会社の寮に入っていたので持っているだけだったのですが、いよいよ結婚して家を建てる! という時に引っ張り出して、ぜひこのペンダントライトをアクセントに使ってください! って設計士さんに渡したんです。
そしたら、「こちらのライト、素敵なんですが、ソケットが日本の規格と違いますね。あと日本の電化製品の安全認証がないので、うちではそのままお引き受けできないです」って言われて大ショック。

確認したら、「E27」という口金のサイズで、日本の電球とは1ミリ違うんだそうです……。ぱっと見は同じような作りだけに、なんでわざわざ1mmだけ大きさ変更するのよ、ってがっくりしました。
海外からのお取り寄せを考えているなら気を付けてくださいね。
(Bさん・地元工務店で一戸建て建築後1年)


電気屋さんに依頼しないと電球交換できないらしい


大型の土地開発された建売住宅で、1年ほどモデルハウスとして使われていた物件を購入したため、カーテン金具やエアコンまでついた状態で引き渡しを受けました。
本当だったら、追加で何十万も費用がかかっていたところなので、建築から1年以上たった状態とはいえ、お得に購入できたのは本当にラッキーだと思っています。

唯一残念に感じているのが照明です。照明も、全部屋ついていて、ほとんどの部屋は問題ないのですが、1カ所だけ気に入らないところがありました。玄関の照明だけ妙に暗いな……とおもって、電球を白熱色のタイプに取り換えようとカバーを外したら、見たことのないライトでした。
どうやって取り外すのかもわからなくて、型番を調べたら、なんと電気工事の資格がないと取り外しができないタイプ。

家の照明を調べたら、ほとんどLEDで、10年はライトが持つのはいいんですが、部屋のシーリング以外はほぼ自分で電球が交換できないタイプと言うのが判明しました。10年後、一斉に電球が切れたときの出費が今からコワいです……。
(Cさん・分譲住宅購入後2年)

「一戸建てで後悔したこと~照明編」をお送りしました。
ハウスメーカーや建築事務所ですべて扱ってもらうパターンから、完全施主支給のパターンまで幅が広い照明器具の設置方法。デザインを重視するか、光熱費やエコの観点を重視するかでもセレクト結果に影響があるため、「設計士さんのオススメがなかなか気に入らず、最後まで決まらなかった設備でした」というご意見もいただきました。
メーカーショールームなどでは、さまざまなタイプの照明やスイッチを、実際につけたり消したりできます。「使い勝手」も重視するなら、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります