理想のデザイン住宅、ライフスタイルに合わせて自由に図面設計

2016.06.27 ieny編集部
デザイン住宅にとって、「図面」はとうぜんながら非常に大切です。
ここでは、実例を交えて、ライフスタイルに合わせた、図面のチェックポイントをご紹介します。


3世帯住宅では幅のチェックが重要!


3世帯住宅では、高齢者が同居することになるため、図面をチェックする場合には、廊下やキッチンなどの入り口の幅や高低差をチェックすると良いでしょう。人が動くスペースは最低52センチと考えられていますが、車椅子での移動などが必要な場合はそれよりも広い幅が必要になるので注意が必要です。また、それぞれの生活スペースは別々に確保しつつも、世代を超えて団欒できるスペースを設けると3世帯住宅の良さを感じることができるでしょう。
3世帯を完全に分離した住宅の実例もあります。狭い廊下などの設計はなく、生活しやすい設計図面です。また、中央にはウッドデッキを設置し、40代の夫婦の居住スペースには、家族みんなで団欒できる広いリビングが設けられています。収納スペースもそれぞれ独立しており、充分なスペースが確保されています。

夫婦水入らずの住宅では、寛ぎスペースにゆとりを!


夫婦水入らずで過ごす場合には、くつろぎスペースにゆとりがあるかを図面でチェックしてみてください。リビングの広さはもちろん、寝室バルコニースペースなども広さを確認すると良いでしょう。吹き抜け構造だと、二人きりでも、1Fスペースが明るくなり、暖かい印象になります。また、来客があっても二人の空間を壊したくないという場合には、自由な使い方ができるマルチスペースを用意しておくと便利です。自転車や、車などの出し入れのしやすさも図面上チェックしておくと良いでしょう。

子育てがメインの核家族では、キッズスペースの設計を重視!


子どものいる核家族の場合には、子どもの生活スペースをチェックするようにしてください。小さい子どもがいる場合には、キッズスペースを保護者の目の届く範囲に作ると良いでしょう。実際、保護者がどこにいても子どもを確認できるよう部屋の中央にキッズスペースを配置することが多いようです。また、手すりやバルコニーの高さなどは図面から読み取りづらいので、子どもの目線に立つとどう見えるか、安全な高さに設計されているかを確認する必要があるでしょう。中学生以上の子どもがいる場合には、子ども部屋を設けることが多いのですが、玄関に隣接していると親の目が届かず、様子を見ることができません。そのため、部屋に入る前に必ずリビングなど共有のスペースを通る設計にしておくと安心です。

それぞれのライフスタイルに合わせた、デザイン住宅の図面を見るときのチェックポイントをご紹介しました。図面は平面のため、どうしても間取りだけに目が行ってしまいますが、それぞれの高さや幅などもできる限り確認するようにしましょう。

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この記事を書いた人

ieny編集部

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