夫婦で対立!? 家を買うときの意見の食い違いあるある~地鎮祭編~

2019.02.11

「ここから家づくりがやっとスタートする!! 」と気合が入る方も、「これで、やっと私たちのやることは終わった……」とほっとする方も、両方いらっしゃる地鎮祭。
これから家づくりを検討しよう、という方にとってはまだまだ先の話にしか感じられないかもしれませんが、大きな火種になってしまうこともあるようです。

ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわる意見の食い違いあるある」と、「そのトラブルをどう乗り越えたか体験談」の地鎮祭編をお送りします!

【大人気! 後悔したことシリーズはこちら】


家族だけじゃダメ?どこまでお招きするものですか?

夫婦ふたりで、一生懸命働いて貯金をして、やっと頭金を貯めて念願の注文住宅購入を決めました。

土地選びからハウスメーカー決定まで、貯金が目標額に達するまでの5年間、ずっと夫婦であれこれ話し合ってきたので、特に意見が食い違うこともなく、購入に向けて動き始めてからはむしろ営業さんやコーディネーターの方に、「こんなにご夫婦で意見が一致されているのも珍しいですね!」とびっくりされるほど。

とはいえ、決めなければならないことは山のようにあるので、すべての契約や仕様の決定が終わって、メーカーさんに「地鎮祭はどうされますか?」と聞かれたときは「いよいよ私たちの手から離れて、実際に家が建つんだ!」と厳かな気持ちになりました。

揉めたのはこの次です。
夫が「地鎮祭当日は、実家の両親を呼びたい」って言いだして。頭金を出してもらったとか、土地を用意してくれたとかならわかるんです。でも、ずっと二人で頑張ってきて、「いざ!」っていう日にそんな……って思ってしまって。
そんなにこだわるようなところじゃないでしょ? とか、親孝行になるとか、いろいろ言う人もいて、正直ぐったりしました……。
(Aさん:大手ハウスメーカーで注文住宅建築)


頼りになる神様はどちら?


夫婦同じ高校の出身で、ずっと地元で働いて、地元で土地探しをして、地元の工務店さんで家を建てました。
地元で有名な瓦を使ってもらったり、全部は無理でしたけど地元の木材なんかもちょっと使っていて、「できるだけ地元のもので、これからも家具を揃えていきたいね」なんて話をしていたんです。

地鎮祭について話がでたのは工務店さんからです。
「地鎮祭、どうされますか? こちらに準備を全部お任せいただいて、ウチの工務店がいつもお願いしている神社さんにお越しいただくか、お施主さんで氏神様にお願いされるケースもありますし、結婚式をした神社さんに来ていただいた方もいらっしゃいますねえ。」

それを聞いて、「地元」に候補がありすぎるエリアに住んでいる私たちは悩んでしまいました。家を建てる土地の氏神様はごくごく小さな、地域の神社だと思います。地元には初詣にたくさん人が集まる全国的にも有名な神社があって、私たちも大みそかにはお参りしてきました。両方とも、「地元」なわけですよね。

父母に聞いてみようにも、両家とも祖父母が建てた家に住んでいたので、父母はまったく記憶なし。
「地鎮祭なんだから、氏神様のほうがいいんじゃない?」「いや、お参りしてきた神社のほうがいいんじゃない?」とお互いに譲らずで、結局どちらでもない工務店さんがお願いしている神社になるという微妙な結果になったのが苦い思い出です。
(Bさん:地元工務店で注文住宅を建てて2年)


迷信? 常識? 正しいのはどっち?


特定の宗教を信じていて、「地鎮祭はできない」っていう人に強制しようとは思いません。だけどウチの夫は初詣には神社に行くし、結婚式には神父様に誓ったし、お墓参りのあとにお寺にだっていきます。

それなのに、現場監督さんが「初穂料だけご用意いただいたら、あとはすべてこちらで準備しますので……」って言った途端、「地鎮祭なんて迷信じゃないですか? やらなくていいです」って言いだしてビックリしました。

監督さんに聞いた初穂料の目安も3万円で、お車代もいらないっていう話ですから、そう高額というわけでもないのに、どんどん積みあがっていく見積に「削れるところは削りたい!」っていう気持ちが出ちゃったんだと思うんです。

でも、もし万が一、家に何かあったら、「あのとき地鎮祭をしなかったからだ……」って後悔してしまうかもしれませんよね。
結局、「3万円は、私の個人の貯金から出すから!」って押し切ってお願いしました。本当に恥ずかしかったです。
(Cさん:建築事務所にお願いして注文住宅建築後、5年)


夫婦ふたりとも「神様なんて、信じない」という場合でも、工務店さんや大工さんにとっては「建築中の安全を祈願する大切な習わし」として、職人さんと現場監督さんだけでひっそりと執り行われることもある地鎮祭。工務店によっては、神職への玉串料・初穂料もふくめて、工務店側が用意するというケースもわずかですがあるようです。
長くその土地に住むにあたって、気持ちよく周囲の方に受け入れてもらえるためのきっかけのひとつにもなります。
一生に何度も経験することではないだけに、夫婦間だけでなく周囲の意見もしっかり参考にして、準備をすすめることをオススメします!