秋は、ロングライフな寄せ植え作りにピッタリなシーズンです♪

2018.11.09 地域ライターE

11月にもなってくると、お日さまの下で作業をするのが本当に心地よくなってきますね。気候もよし、お天気もよし、しつこいやぶ蚊もいなくなって、まさにガーデニング日和です。
ガーデニングにじっくり取り組める秋のあいだに、冬から春にかけて長く楽しめる「ロングライフ寄せ植え」にチャレンジしてみませんか?

【季節にピッタリのガーデニングでお家を華やかに!】


ロングライフな寄せ植えとは?

草花の寿命は品種や環境によって大きく変わりますが、きちんとお手入れをすることで、季節の変化をまたいで数カ月~半年もの長い間、楽しめる寄せ植えがあります。そんな「ロングライフ」な寄せ植えのなかでも、オススメなのが「秋」にスタートする寄せ植えです。

長い間鑑賞できる品種を集めたり、数カ月後を見越して寄せ植えする工夫なので、短い期間でさまざまなお花に触れたい!という方よりも、同じお花をずっとお世話しているとだんだん愛着がわいてきて楽しい、という方に向いています。


組み合わせを楽しもう!

寄せ植えは、ついあれもこれも……とたくさんの品種を一つのコンテナや花壇に詰め込みたくなってしまいますが、はじめは色数を3色程度に絞ってみるとスッキリします。
お花が1~2種類、葉物を2~3種類組み合わせ、高さや形で変化をつけてあげるといろいろなエクステリアに調和しやすい寄せ植えになります。

ガーデニング初心者の方にも身近な、「秋口から翌年の春に向けて、楽しめる花」というと代表格はやっぱりパンジーやビオラ。


ガーデニング初心者さんで、まずは一鉢、お店で買ったポットをお気に入りの鉢やプランターに植え替えるところからはじめたい……という方なら、まずはパンジーかビオラのどちらかを選ぶのがおすすめです。
途中、お世話がちょっと間に合わなくて、花つきが悪くなってしまった……という場合でも、パンジーかビオラなら春まで安価でポットが手に入ります。

また、冬の季節感を重視したいなら、葉ボタンやガーデンシクラメンを主役に持ってきてはいかがでしょうか。


ちょっと珍しいお花や、キレイな色を入れたいならネモフィラがおすすめです。


和名では「瑠璃唐草」と言われるネモフィラだけあって、人気の品種はブルーと白の「ネモフィラ・メンジーシー」。和にも洋にも合わせやすいシンプルな花姿と色味です。

主役の花がきまったら、そこに葉物を2~3種類組み合わせてみましょう。花の色が1色でシンプルなら、カラーリーフを合わせてみるのも変化が出て見栄えがします。

カタチと高さ変化つけるのが寄せ植えの楽しさですから、長くて勢いが出せるコクリュウ、弦をのばすヘデラ、飾りつけでも遊べる小型のコニファーなど、葉物との組み合わせを楽しみましょう。
日陰・日向と好む場所と、水のやり方が共通している組み合わせを意識してくださいね!


球根を一緒に植え付けて、春にイメージチェンジ!

秋に植え付ける植物と言えば「球根」から育てるお花たち。


チューリップやフリージアなどが10~11月に植え付ける球根植物の代表選手です。
この球根をロングライフコンテナに一緒に植え付けておくことで、寄せ植えに変化が生まれます。球根の深さや、一緒に植え付ける花の組み合わせや位置決めがポイントになります。
球根の高さの2~3倍の深さに植えるのが目安なので、フリージアよりチューリップのほうが寄せ植えに向く球根です。翌年の春の楽しみも一緒に植え付けられるのが素敵ですね。


寄せ植えを大きく育てるコツ

何と言っても大切なのは「花がらつみ」です。特に、パンジーとビオラは咲き終わった花をこまめに摘み取ると、春までの間に株が大きくなります。
この花柄摘みをせずに、花を完全にしぼませてしまうと、次の花が咲かなかったり、花そのものが小さくなったり、花びらに穴が開いた状態になってしまいます。


「もう少し、このままでいいかな?」というくらいで、花のついている茎の下のほうでカットしてください。カットした花は、小さなグラスに挿して室内で飾ったり、お子さんのおままごとにどうぞ!
もちろん枯れた葉や、混みすぎた下草も適度にカットしてくださいね。

次に大切なのが追肥です。1カ月程度で植え替えをする寄せ植えであれば、元肥で十分なことがほとんどですが、半年近く植え替えをしないのであれば、ひと月に一度くらいを目安にするか、花のつぼみのつきが悪くなってきたら追肥をしましょう。

数カ月先の姿を想像しながら植え付けをするため、初心者さん向けというよりは、植え付けに慣れてきた中級者さんむけのロングライフ寄せ植え。スペースが少なくても変化をつけながら長くお花を育てていけるのはロングライフ寄せ植えの大きな魅力です。
ピックやガーデニング小物で季節の演出を入れたりと、イベント続きの秋から冬のいろどりにも役に立ちます。
定期的に写真に撮っておくと、植物の成長や変化が実感できます。自分で育てた鉢植えを月替わりでSNSの背景にする、なんて楽しみ方はいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります