お泊りでお招きしやすいお家のノウハウ!

2019.04.12 地域ライターE
大勢でわいわいホームパーティーをしたり、夏休みに子どものお友達が遊びに来てくれたり、気軽に遠い親戚に来てもらえたり……。
新生活を想像するときに、「賃貸での狭い部屋と違って、広いお家になったらお泊り会なんて楽しそう!」とワクワクしている方にお届けします!


今回のテーマは、「お泊りでお招きしやすいお家」の工夫。ホスト側である家族にも、お客様にも心地よい、「お泊りしやすい家づくり」は、暮らしやすい工夫でもありました!

【おもてなしは簡単時短レシピでキマリ!】


いちばん必要なのは、大人数が一緒に食事ができること

「お泊りはちょっと負担がおおきいかな……?」というご家庭でも、「遊びに来てくれたみんなで食事がしたい!」という要望は多いのではないでしょうか?
とはいえ、毎日使うダイニングテーブルを常に「大人数仕様」にするのは、スペースがもったいないですし、日常生活に支障が出るかもしれませんよね。

▼ダイニングテーブルのサイズをどう決める?

お鍋やプレート料理など、大人数で楽しめる料理ではみんなでひとつのテーブルにつきたい&屋根裏収納から折り畳みテーブルを引っ張り出など、準備に大がかりな手間はかけたくありません。
ほどほどに余裕があり、普段から使い勝手のいいサイズのダイニングテーブルを購入しましょう!


  • 普段使いのダイニングテーブル「+2人」
日常のダイニングテーブルを「ちょっと大きなものにする」ときの目安は「家族の人数+2人」用を用意するのがオススメです。
ふだん家族だけで使うときも余裕をもって座ることができますし、椅子だけ折り畳みなどを用意すればダイニングテーブルの両サイドを使って「家族の人数+4人」ぶん着席できます。さらに、片側はチェアではなくベンチを使うことで、参加者に子どもが多いならもっと着席人数を増やすことができます。
天板を延長できるタイプのダイニングテーブルを購入するなら、テーブルを拡げた状態で導線確保できるか、設計の段階で相談しておきましょう。


対面型キッチンでよくあるカウンターを延長する形で、ダイニングテーブルをキッチンの真横に設置するという方法もあります。
この場合、料理や片づけをしながらホストも会話に加われますし、カウンタースペースに着席する人数も増やせます。

▼ダイニングテーブルだけが、食事スペースじゃない!

ダイニングテーブルだけで食事スペースを用意するのは、一般のお家では限界があります。
「ダイニング以外で食事ができるスペース」を考えておきましょう!

  • 大人と子どもの食事のスペース・時間を分ける
大人はダイニングテーブルで、子どもはリビングのサイドテーブルを使って分かれて食事をする、食事のタイミングを2部制にして子どもだけ先に食事を済ませるなど、時間と場所を分ける工夫なら、どんなご家庭でもすぐに対応できます。

  • リビングに続きの和室を小上がりに
和室を小上がりにすることで、高さ65cm~の低めのダイニングテーブルに着席する人と目線を合わせて会話できる座卓を用意すれば、部屋が違っても一体感をもって食事ができます。


  • 季節のいい時期なら、おバルコニーと一体化した「アウトリビング」に
キャンプ用の折り畳みテーブルやチェアを使って外空間も利用しるのもアリ! 試してみてはいかがでしょうか?


お泊りしてもらうときに必要なもの!

お泊りだけど、朝までリビングでおしゃべりして完全徹夜の予定……という方には必要
ありませんが、家にお招きするならきちんと宿泊の用意をしておきたいですね。

トイレ&洗面に余裕があるのとないのとでは大違い!


家のなかにいる人数が多くなって、混雑するのがお風呂とトイレ。
お風呂は2つ用意する……というわけにはなかなかいきませんが、一戸建ての場合トイレは各階に用意しているお宅が多いですよね。

トイレの近くに、簡易なものでも洗面と鏡を用意しておきましょう。1階に客間があるなら、お客様には1階の洗面&トイレをご案内して、ホスト家族は2階のトイレ&洗面を使うようにすると、朝の混雑を緩和できますし、お客様も遠慮せずに使うことができます。

▼畳ルームは万能! プラスアルファの工夫をしよう


ホテルのように、客間にベッド……も別荘のようで素敵ですが、日常生活にはまったく使えなくなってしまいます。お客様用の就寝スペースは、やはり畳が便利です。
日常生活では子どもの遊び場として、洗濯物を畳んだりする家事スペースとして、リビングと一体に使えると普段から活用できます。
また、お子さんがまだ小さくて、今すぐは子ども部屋が必要でないなら、将来の子どもスペースに簡易畳を敷いて客間に利用するという手もあります。

一緒にお泊りしたい「最大人数」をどう想定するかはそれぞれのご家庭によっても違いますが、普段も使いやすい6畳の和室ならお布団3枚、ちょっと広めの8畳ならお布団4枚敷くことができます。
お布団については、寝具のレンタルを考えてもいいかもしれません。収納スペースも洗濯も、季節に応じた寝具の用意も不要です。


お泊り会は楽しいですが、準備や後片付けには手間と時間がかかります。また、ご近所に声が聞こえるほどの大騒ぎ……というわけにはいきません。
家族の負担やご近所への配慮に気を付けながら、新築のお家パーティーを楽しんでくださいね!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります