ピックやオーナメントで気軽に♪ハロウィン×ガーデニングのひと工夫

2018.10.17 地域ライターE

ヨーロッパの伝統行事に由来するハロウィン。ヨーロッパの古代ケルトで、秋の収穫を祝って、悪霊を追い払うお祭りが起源といわれています。
すっかり「秋のイベント」として日本にも定着していますね。ショップやカフェなど、あちらこちらでハロウィンの飾りつけを目にします。

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ハロウィン×ガーデニングは相性がいいんです♪


「トリック・オア・トリート!」の掛け声で、お化けや魔女などの仮装をした子どもたちが家々を回ってお菓子をもらう子どもたちのお楽しみがありますが、アメリカでは「回っていいお家」を見分けるためのルールがあること、ご存知ですか?

それは、「10月31日当日の夕方、玄関先にハロウィンの飾りつけがしてあって、玄関の電灯が点灯している家にしか行ってはいけません」というもの。
子どもたちと一緒にハロウィンを楽しもう!というお家は、玄関先、つまりエクステリアをハロウィン仕様に飾り付けて、子どもたちを迎えます。(もちろん、日本ではこのルールが浸透しているわけではありません……)

そんなわけで、ハロウィンの飾りつけはもともと「玄関回り」を飾って楽しむもの。エクステリアを飾るためのグッズや装飾が豊富で、この季節のガーデニングの彩りにもピッタリ合います。


「おもちゃカボチャ」をアレンジ!


ハロウィンの「飾り」といえばやっぱりカボチャ。気軽に楽しめる観賞用のカボチャがあること、ご存知ですか?
それが「おもちゃカボチャ」。英語では「Toy Pumpkin」、学名から「ペポカボチャ」とも呼ばれます。その名前の通り、おもちゃのような可愛らしい外観です。
つるんとしたまるい形から、しましま模様がついたもの、濃いオレンジやつぶつぶした皮のもの、洋ナシのような形のものなど、見た目にも可愛らしい5~12cmぐらいの小型カボチャで種類が豊富です。

これらはいずれも観賞用に栽培されている品種のため、皮が分厚く硬いものばかり。果肉部分がほとんどないので食用には向きませんが、その代わり乾燥した涼しいところであれば、数カ月飾っておくことができます。
お花屋さんや雑貨店などで、一つ100円から数百円で購入できます。購入するときは、できるだけ傷や割れのないものを選ぶと長持ちしますよ。

種から自分で栽培することもできます。春に種をまいて、夏の終わりから秋にかけて収穫するので、自分で育てたおもちゃカボチャをつかってハロウィンの飾りつけ、という楽しみ方もいいですね。

  • 色々な形や色のおもちゃカボチャを、かごに盛り付ける
  • 植木鉢のグリーンの隙間に飾る
  • オレンジや茶色をベースカラーにしたリースに組み込む

などなど、置くだけで絵になるおもちゃカボチャ。もちろん、インテリアでも楽しめますよ!


ガーデニンググッズは園芸店にしかない?

ハロウィンを楽しむ人が増えて、いろいろなお店でハロウィングッズがたくさん取り扱われています。
特に注目したいのは、特設コーナーが設けられるほど人気の100円ショップ!それぞれのショップでオリジナルのハロウィングッズが展開されています。
気軽に使い捨てできる100円グッズを、「園芸用」にこだわらず、ガーデニングに取り入れてみましょう!


ハロウィンピックやオーナメントでいつものガーデニングコーナーにちょっとアクセントを加えるだけでも、簡単に雰囲気が出せます。
とくにピック類は、今ある鉢植えに刺すだけで簡単にハロウィン仕様に変身できますし、後片付けも簡単です。飾りつけに高さが欲しいときは、ピックの棒の部分だけ長い竹ひごなどに付け替えるのがオススメです。

ジャック・オー・ランタンの形の陶器のコップやキャンドルホルダーを使ったミニ寄せ植えや、ハロウィンのロゴが入ったウェルカムボードをあしらうワイヤーバスケットにハロウィン柄のリボンをつけて鉢植えを入れるなど、ガーデニングに応用できる100円グッズを探してみましょう!


草花とハロウィンの組み合わせ


ハロウィンのイメージの植物はやっぱりカボチャ。カボチャをメインにアレンジするときは、花の色数は抑えたほうがカボチャのカラーを引き立ててくれます。
ハロウィンをイメージする色と言えばやはり「オレンジ・黒・紫」の組み合わせ。寄せ植えに使う草花にもこだわってみませんか?

たとえば紫なら、葉物でアレンジ。ヒューケラの一種「パレス・パープル」が耐寒性が強く、日陰でも育つカラーリーフとして秋の寄せ植え向きです。「レックスベゴニア」は、ベゴニアのなかでも葉の美しい品種として知られています。
お花はオレンジの品種を集めてみましょう。コスモスの一種で、鮮やかなオレンジが飼った強い黄色の花、「キバナコスモス」は丈が低くコンパクトにまとまるので、寄せ植えに向く夏~秋に開花する花です。
夏から秋まで花が次々に咲く「マリーゴールド」も公園の花だんなどにもよく植えられる品種です。1ポット数十円~と、手に入りやすいお値段なのも魅力です。

ハロウィンの飾りつけグッズは8月末ごろから豊富に出回ります。
準備期間も長く取れるので、「朝晩は冷えるようになってきたな~」と秋の気配を感じるようになってきたころから飾りつけをはじめ、11月1日には次のクリスマス装飾にスイッチすると、季節感あふれるエクステリアが楽しめますね!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります