自分なりのルールとイメージを持って家づくりを~リノベ&DIYでお家再生「REBORN HOUSE」vol.2~

皆さま、こんにちは。
フィッシュバーン真也子です。

前回、再建築不可物件を購入したところまでをお話しましたが、今回からは、この家のリノベーションについての話です。

購入したこのお家、当然ですがかなり年季が入っています。
「お気に入りの家に仕上げるには思い切ったリノベーションが必要!」と、柱と外壁の一部を残し、ほとんどの部分を解体、そして撤去。



ベースのプランニングは自分で図面を書き、構造面は知人の建築家にアドバイスをもらい、細かい部分は施工業者の方々と話合いをしながら進めました。
家づくりの中でもハードな面は業者さんたちにお任せし、内装やインテリアといったソフトな部分はMYルールに則って作っていきました。

【自分の家は“自分”で作る!DIY記事はこちらから】


私の家づくりルールは4つ

1. 家はキャンバス、ベースは真っ白



や壁の塗装は、常に白。

日々生活を重ねていけば、家具や小物、洋服など、自然とたくさんの色が入ってきてしまいます。
だからこそ、絵を描く前のキャンバスのようにベースは白にして、好きなインテリアで部屋を仕上げます。

2. 光いっぱい、抜け感重視


光をたくさん取り込めるように、はできる限り多く。

明るく風通しのよい空間には、よい「気」も流れます。
家の中にいるのに外にいるような気持ちになる、そんな家が好き。

3. DIYをちょこっとミックス


機能的にはしたいけれど、自分らしさや遊びを取り入れたい。
であれば、全部を人まかせにせず、DIYでオリジナルなスペースに。

たとえば、キッチン
セルフでタイルを貼る、アンティークのフックを付けるなど、ちょっと曲がっていたり、いい加減な仕上がりでも、それがかえって家への愛着につながるものです。

4. バスルームはこだわる


手入れやコストを考えれば、ユニットバスがベスト。
でも、バスルームは心身をリラックスさせるための大切な場所。


だからこそ、使い勝手やコストだけで決めずに、イメージと居心地重視で作ります。
さすがに、バスルームのタイルは防水問題もありDIYはしませんが。


お気に入りのイメージは常にキープしておく

海外や国内、旅をするといろいろなお家に出会います。
また、ご近所をお散歩をしているだけでも素敵なお家を見つけます。
雑誌、テレビ、いろいろなサイト、あらゆるところでおしゃれなインテリアや雑貨、家具に出くわします。

そんなとき、ちょっとでもいいなと思ったら「とりあえずキープ」です。

キープの方法は、写真、お気に入り登録、スケッチ、なんでもいいと思います。
家づくりをする際、そのキープがとっても重要になるのです。

家づくりは、家を購入する時やリノベをする時から始まるのではなく、普段「素敵な家が欲しい」と考えている時から始まっていると思います。
自分なりの家づくりルール&住みたい家のイメージを持つ、この二つは、いざ!というときに役立ちますのでぜひお試しください。
家づくりは一朝一夕にあらず、ですね。

ではでは、また次回。


フィッシュバーン真也子
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして長らく活動。
現在、ハーブブランドのディレクター業の傍ら、貸スタジオ業、不動産賃貸業を営む。占い人としても活動。
家、家具、雑貨など家に関わる全てをこよなく愛する。ヴィンテージ好き。食&旅、住に関する著書あり。
<BLOG> https://mayafish.xsrv.jp/
<著書>
*食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)
*不動産エッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)