注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~廊下編~

2018.07.02


ゆったりと配置した廊下、壁には間接照明を使って好きな絵を飾ってちょっとしたギャラリーになっている……、こんな「絵になる」廊下もありますが、設計段階であまり意識していなかった、という人も多いのではないでしょうか。
ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、廊下に関する問題をピックアップしてご紹介します。

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廊下なんて、通れればいいと思っていました

とにかく「広い寝室」に憧れていました。ホテルみたいに、ベッドの横にはオットマン付きの一人掛けソファとコーヒーテーブルが置きたかったんです。
子ども部屋も、兄弟二人それぞれに個室を作りたかったし、もちろんウォークインクローゼットも欲しい。
設計士さんに、「とにかく壁は薄くてもいいんです!廊下も狭くていいんです!! 1cmでも部屋を広く作ってください!! 」ってお願いしました。

最初120cm幅の廊下プランだったんですが、そこからさらにお願いして最終的に90cmに。
私としては、「もっと狭くても通れる」くらいの感覚だったんですが、設計士さんが苦笑しながら「いや、90cmは確保しておかないと、将来的にも大変ですから……」と言われたので最終的に90cmに。
なんでも、一戸建てなら自由に決めていいけれど、マンションなんかの共同住宅なら、建築基準法に「両側に居室がある廊下における場合 1.6m以上」という決まりもあるんだそうです。
それに比べたらだいぶ狭いですね。

結局、プロの意見が正しかったのかも……と気が付いたのは入居してからしばらく経ってからです。
ちょっと大きめの段ボールや、プラスチックの衣装ケースなんかを持って移動すると、すれ違うのが大変。この前は、両手に持っていた荷物を壁に擦ってしまって傷をつけてしまいました。
あと、やはり両側が壁なので圧迫感があります。片側が窓だったりすれば、もう少し違うのかもしれませんけど。
もちろん部屋にいる時間も長いんですが、主婦としては毎日掃除や洗濯などで家の中を何往復もするのに、「通りやすさ」を無視してしまったのは、失敗だったなあって反省しています。
(Aさん・新築注文住宅建築後、2年)


「将来のために」は今はいらない設備だったかも??


40歳で念願の一戸建てを建てました。両親が足腰弱くなって、家の中でも「膝が痛い……」「立ち上がる時に腰が……」という話をよく聞いていたので、せっかく「終の棲家」を建てるなら、できるだけバリアフリーにしておこうと思って、いろいろお願いしました。

そのこと自体はまったく後悔していないんですが、「さすがにやりすぎだったかな?」と思っているのが、家じゅうの廊下につけた手すりです。
今は、まったく使いません。
使わないから、余計に埃が付くみたいなので、何日かに一度は雑巾がけしています。これが地味に面倒くさいです。
それから、この前は部屋から急に飛びだしてきた子どもを避けようと慌てて端によったら、手すりの角に腰を強打しました。単に壁にぶつかったよりも痛かったです。

さらに、実家の両親から、「お父さんが歩くのが不自由になって、介護保険申請したでしょう?介護保険で、1割負担で部屋に手すりがつけられるのよー!」という話を聞きました。
確かに、「必要になってから、追加で工事する」で全く問題なかったですよね……。
(Bさん・一戸建て建築後、3年)


カッコいいけど、結局カッコ悪くなった……。


「家族がどこにいても近く感じられる家づくり」がしたいな、とずっと思っていたんです。
できるだけ子ども部屋や書斎にこもってしまわないような作りがいいなと。

いろいろ家づくりの本を読む中で「これは!」と感激したのが、廊下スペースを広く取って、そこに本棚やおもちゃ、ちょっとした机を置いて、個室ではなくて、共用部にみんなが集まる場所を用意するというもの。
単に歩くだけではなくて、スペースの有効活用にもなる!と思って、設計士さんにお願いしました。
明るいスペースにしたくて天窓と高い開放的なガラス窓を用意して、サンルームみたいに陽が入る素敵な場所になりました。

と思ったのですが。夏、暑いんです。2階ですし。広めで、5畳くらいのスペースはありますが、クーラーはつけなかったんですよね。
子どもたちもクーラーの効いたリビングからでたがりません(笑)。
冬は冬で、乾かない洗濯物、ここに干しといたらよく乾くわあ……と物干しを用意したら、あっという間に「ランドリールーム」に。
最終的に、便利ですがとってもカッコ悪いです……。
(Cさん・設計事務所で注文住宅を建築して1年)

いかがでしたか?「一戸建てで後悔したこと~廊下編~」をお送りしました。
毎日「通る」場所と考えるか、「使う」場所と考えるかは判断が難しいところです。工法によっては廊下幅の変更は難しかったり、予算が大きく上がってしまうこともあり得ます。
イメージでオーダーするのではなく、要望とその理由をきちんと設計士さんに説明し、デメリットを確認しながら設計に反映させていくのがオススメです!