注文住宅は、ほとんどZEHに⁉ 流れに乗り遅れないために徹底解剖

2018.06.04


今、話題のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)はもうご存知ですか?自然の力を利用した次世代型の住宅で、最近では関連のCMなどもよく見るようになってきました。

ZEHとは、「省エネ」と「創エネ」を組み合わせて、住まいの年間一次エネルギー消費をおおむね”ゼロ”にする未来の家のカタチのこと(※住宅の冷暖房、給湯、換気、照明に必要なエネルギー消費量。その他の家電などは含みません)。

国としても、2020年にZEHの50%普及を目指しているので、これは必然の流れになっており、アイダ設計としても同様の目標をブラーボゼネクトを推進することで実現するということです。

気になるそのZEHのモデルハウス、ブラーボゼネクトを見学するためにつくばみらい市に行ってきました!今回ご案内いただくのは、アイダ設計の後藤さんです。

それでは実際に家の中を案内していただきましょう。


機能性を重視した玄関

まずは玄関の収納の広さに驚きます。玄関スペースとの比較で考えると、両側にとても大きな収納スペースがあります。



玄関はどうしても家の顔になるだけに、無駄に広さや豪華さを強調してしまいがちなのですが、こちらの家はいたってシンプルに機能性が追求されていました。


「玄関の天井には、天井埋込型ナノイー発生機が標準設置されています。ナノイーにはウイルスやアレル物質を抑制するだけでなく、脱臭に高い効果があります。」

確かに、いかに広くて豪華でも臭いがきつい玄関だと本末転倒になりかねないので、機能性を重視したこういう設備はとても実利にかなったものですね!
そしてリビング・ダイニングにご案内いただいたのですが、こちらは採光も素晴らしく、快適な空間!!


「LDKには窓際にベンチを設けていたり、小上がりの畳コーナーが隣接していたりするのですが、気軽に家族みんなが集まったりできる居心地の良い空間を創りだしています。」

この空間に入った瞬間に感じたのが、春の陽光を取り入れた明るさと心地よい風。光と風が絶妙に注ぎ込まれている快適な空間でした。

「また、キッチンに立っていただきたいのですが、キッチンを中心に回廊できる家事動線になっています。キッチンを中心に各部屋にも行きやすく、これは忙しい子育て世代にも快適に家事を行っていただく工夫です。」


「次にブラーボゼネクトの特徴でもあるのですが、家のあちこちにパッシブ手法が採用されています。これは太陽の光、熱、そして風といった自然エネルギーを受動的に使って、そのまま快適な空間のために利用しようというものです」

なるほど。実際にこれだけ光と風を感じると、本当に自然の力を利用して快適な空間をつくっていることがわかりますね。


自然の力を利用した窓の工夫

そして窓ひとつとってみても、様々な工夫を窺い知ることができます。

ご案内いただいたアイダ設計の後藤さん
「こちらの大きな窓は南向きなのですが、ガラスが日射取得型で、日差しを取り入れられたり反射したりと、季節による太陽の角度を利用して、日差しに対応することができるようになっています。そして南側以外の窓は、日射を遮蔽するタイプのガラスとなっています」

パッと見では普通の窓に見えますが、目に見えない部分で凄い工夫があるのですね。

「もうひとつ窓の特徴があるのですが、それはこのように2つ窓がペアで設置されていることです」


窓の前に立つと、外から風が吹き込んでくるのがわかります。

「これらの窓は一般的なよく見る引違い窓ではなく、一方の窓が角度を作って風を受けて部屋の中に引き込み、もう一方の窓が同様に開いていることで風の逃げ道をつくり、そのまま外に流れていくようになっているのです」


確かにこうやってペアの窓にするだけで、部屋の空気がとても循環しているのがわかります!
リビングの真ん中に立ったのですが、明るさ、窓から流れてくる風が吹き抜けていく心地よさは、予想をはるかに超えるものでした!


そのほかにも、小上がりになっている隣の和室の窓は、屋外の温度差を利用して換気するのに適した位置に設置されていました。


売電できて家計にも優しい

自然エネルギーといったら太陽光発電ですが、もちろんブラーボゼネクトでは太陽光パネルが設置されています。



「屋根に設置されている太陽光パネルで発電し、それを売電することもできます。これにより日中に発電した電力を売電することで、電気代を相殺することができます」


売電!! 共働きで日中家にいないご家庭なら場合によっては、電気代を相殺する以上に儲けてしまうかもしれませんね!!
ずっと売電された金額をチェックしてしまいそうです(笑)

「そうですね(笑)。ただ売電は日中に発電したものをその場ですぐに売らなくてはならず、電気を貯めることはできないので注意が必要ですね。こちらのHEMSというシステムによってそんな発電状況や使用量を、わかりやすく管理することができるようになっています」


こうやって使用状況を可視化できると、売電・買電などの金額がわかり、それによって日々の行動も変わってきますね!!

「ZEHの意義を考えると、エネルギーの創出をしなければプラスマイナスでゼロにならないので、HEMSを使って電力の管理をするということはとても重要になりますね」



高断熱・高気密を支える換気

ブラーボゼネクトはパッシブ手法によって自然エネルギーをうまく利用しているのですが、それも高断熱・高気密の性能があるからこそ。
しかし、高断熱・高気密となると換気の心配が出てきてしまいますよね。そこは全熱交換換気システムによって、省エネでありながら家全体の換気をすることが可能になるのです。


こちらに操作ボタンがありますが、基本的には24時間ずっと全熱交換換気システムは稼働させておいていいらしいです。それなのにトータルでエネルギー消費がゼロになるというのは凄いですね。


この部分から各階の空気を吸い取って外に排出します。各部屋のドアの隙間などを通って、古い空気がこの一箇所に集められて排出されるのです。


そして、この吹き出し口が各部屋にあって、室内温度低下を防ぎつつきれいな空気が供給されます。冷暖房時には冷気や暖気をロスしにくく、省エネにつながります。高断熱・高気密を支える全熱交換換気システムが重要だということがよくわかりますね。


心地よい2階の空間


さて、2階にあがってみると階段を上がりきったところにもまたこちらの窓が。風を受け止めて家の中に引き込み、風の通り道を作ってもう一方の窓から外に逃がす。2階にあがった瞬間に心地よい風が吹き込むのが一瞬でわかります。


そして2階にも全熱交換換気システムが天井に設置されていました。それぞれの階で換気してるので、真冬や真夏に窓を締め切った状態でも、家全体の空気の循環はとてもいいのです。


2階のお部屋も広々としていて、採光と空気の流れがとても心地よいものでした。

「また間取りのお話ですが、2Fの洋室の内、ドアが2つ、クローゼットが2つある部屋があります。これは家族の成長に合わせて、仕切らずにそのままオープンに使ったり、後々仕切って別々に使ったり 様々な用途に対応出来るように考えています。」


もちろん2階でも南側の窓は、1階と同様にパッシブ手法を取りいれた窓になっているので季節の太陽の角度によって日差しの入り具合が変わってきます。


パッシブ手法を取り入れた広いバルコニー

そして2階部分の最大の特徴というと、パッシブ手法を取り入れたこのバルコニーです。とても広いので、テーブルやイスなどを置いてくつろげそうなスペース。


「一般の住宅の庇(ひさし)よりもかなり張り出しています。こうすることで、夏の高い日差しを遮ることができる上に、冬の低い日差しは部屋の中に取り込むことができます」

これだけ屋根が張り出しているとあまり天気の影響も受けなそうですね。

「このバルコニーであれば、雨が降っても濡れにくいですよね。もう1つあるバルコニーはここまで庇が張り出していないので、ちゃんと洗濯物を日光にさらしたい時はそちらを使うというように使い分けすることも可能です」


いたるところで工夫が施されていて、解説してもらうごとに、なるほど!と頷いてしまうことばかりでした。


ブラーボゼネクトの感想

これから先の時代の流れは、地球にも家計にも優しいZEHになるという中で、ブラーボゼネクトはその要求を完璧に満たした次世代の住宅ということがとてもよくわかりました。
特に自然の光と風をうまく利用した快適な空間は、無駄なエネルギーを使わずに生活していかなければならない、これからのわたしたちの暮らしにピッタリだという印象を受けました。そしてそれが先進的な技術によって支えられていることも、とても新鮮で画期的なものだと感じました。

みなさんも是非一度足を運んで、次世代の暮らしを体感してみてください!


アイダ設計 ブラーボゼネクトについて、もっと詳しくはコチラ!
http://www.aidagroup.co.jp/order/view/6