注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~階段編~

2018.06.22


平屋の一戸建ても素敵だけれど、部屋数や土地効率を考えるとやっぱり一戸建ての王道スタイルは2階建てか3階建て。階段は多くのお家で必須のスペースです。
ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、階段に関する問題をピックアップしてご紹介します。

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お洒落な片持ち、正直コワい


一級建築事務所にお願いした注文住宅です。間取りや収納についてはこちらの要望をお伝えして考えていただきましたが、デザインに関しては建築士さんのこれまで建てられた作品が気に入ってお願いしたので、ほとんどお任せと言っていいと思います。
いくつかデザイン賞を取られた建築士さんの設計だけあって、とってもお洒落。
シンプルでよけいな装飾をなるべく排除したデザインで、単にお洒落なだけでなく、掃除もしやすい!とっても気に入っています。

ただ、ひとつだけこっそり後悔している場所があって、それが階段です。
我が家の階段は玄関ホールから2階へまっすぐ繋がっています。吹き抜けになっている2階と1階をつなぐガラス窓から光をできるだけ取り込むため、ということで、厚さ2センチ程度の鉄板が、一段ずつ壁から直接生えているようないわゆる「片持ち」という施工方法で作られています。
足をのせる踏板と踏板をつなぐ「蹴込み」と言われる垂直の板がないぶん、光をそのまま落とせるのが、雰囲気があってとても素敵です。見ている分には。

光が通るということは、見えるんです、下が。これが結構怖くて……。
せめて手すりがあればいいんでしょうけど、ない方がかっこいいのは間違いないです。
年取ったらどうしましょうね……?
(Aさん・注文住宅建築後、2年)


子供転落防止用ネット。結構汚れる……。


子どもの帰宅がわかるように、リビング内に階段を持ってくるレイアウトをお願いしました。
どうしてもリビングスペースを削ってしまうので、壁側に階段をもってきて、階段の下部分を収納スペースに。
手すり部分まで壁を作ってしまうと部屋に圧迫感がでてしまいますよ、ということで、階段には細い金属パイプの手すりだけをつけて、階段の上り下りはキッチンからでも見えるようにしました。

とはいえ、下の子どもはまだ幼稚園入園前で、ふらっと足を滑らせたりしたときに、手すりと階段のあいだに何もないと2階から落っこちてしまいそう、ということで、子どもがある程度大きくなるまでは、階段と手すりの間にネットを張りましょう、ということになりました。
これなら視界も光も遮らないで安全対策できますし、あとでとることもできるから、これはいい!と思ったのですが。

けっこう汚れるんです、このネット……。色は白なんですが、子どもがわざわざネット部分をつかみながら階段の上り下りをしたり、ネットの隙間に何かをぶら下げたりするんです。
最初は気にならなかったのですが、引っ越して1年くらいたったあたりから、明るい日中にふと見ると、ネットの真ん中部分がうすぼんやりと汚れてる……。
ナチュラルな雰囲気にしたくて、白にしたのが失敗だったか、洗うと縮んだりしないのか、最近ちょっと悩んでます。
(Bさん・注文住宅建築後、3年)


螺旋階段、荷物の上げ下ろしが大変!


正直なところ「狭小住宅」な我が家。できるだけLDKや寝室スペースを広く取りたい、と相談したところ、螺旋階段を提案されました。
インテリアのテイストとして、アイアンという素材も好きでしたし、なによりも、ほかのスタイルの階段プランと比べて、収納スペースを増やせるくらいは省スペースだったのが決め手で螺旋階段を入れてもらうことになりました。
意外と上からの光も通るし、なんとなく空気の入れ替えにもいい気がして、住んでからもトータルとしては気に入っているんですが、一つ大きな欠点が。

それが「大きい荷物を持っていると上り下りが大変」ということ。
特に怖いのが下りのときです。3階に季節モノなんかの収納をしているんですが、先日お雛様飾りをリビングに出そうと思って3階から2階へ大きい段ボールを下ろしていたんですが、見事に狭くなった中心部分にうっかり足をかけてしまって、3段くらいしりもちをついちゃいました……。
足元が見えないくらいの荷物は怖いですね。
それから、将来冷蔵庫やベッドを購入したときは、最初に引っ越し屋さんにクレーンで入れてもらったように、配送を手配しなきゃいけないだろうな……ということもちょっと引っ掛かっています。
毎日の不便ではないんですが、やっぱり気になります。
(Cさん・注文住宅建築後、5年)


いかがでしたか?「一戸建てで後悔したこと~階段編」をお送りしました。
デザインを重視するか、居住性を最優先するか、それとも将来的に必要になるバリアフリー性があるかどうかを決め手にするか。
設計されている階段がどんなスタイルなのか、建築士さんの図面だけで判断できる方は多くはありません。建物に立体的につくられるものだから、特に「3D図面」などでしっかりチェックしておくのがオススメです。