ショールームやモデルハウスを見に行く前に!知っておきたい見学ポイント
住宅展示場のモデルハウスやマンションショールーム、オープンハウスなどを見学するのは、「家づくりの第一歩」という印象がありますよね。
「見学、楽しみ!」という方がいる一方、「何も知らないで行ってもいいのかな…?」「ちょっと敷居が高いなあ…」と不安を感じている方もたくさんいらっしゃいます。
今回は、ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「ショールームやモデルハウスを見に行く前に知っておきたい見学ポイント」をご紹介します!
【休みの日はモデルハウスへ出かけよう!】
モデルハウス見学に行く目的は?
一戸建て建築の先輩たちが口をそろえて教えてくれたのが、「何のためにモデルハウス見学に行くのか、決めてから行った方がよかった!! 」ということ。複数のハウスメーカーのモデルハウスが集まる住宅展示場などでは、週末にヒーローショーや移動動物園など、家族で楽しめるイベントを行なっています。それを目当てに来場したらたまたま答えたアンケートからあれよあれよと家を建てることに…なんてツワモノもいるくらいです。
- 一戸建てをにするか、マンションにするか悩み中で、一戸建ての雰囲気を見たい
- 各ハウスメーカーの特徴が知りたいからパンフレットを集めたい
- 予算がどれくらいかかるのか知りたい
- 営業担当をつけてもらいたい
「とりあえずちょっと見てみるか!! 」というように、何の知識もないまま営業のプロフェッショナルトークを聞いてしまうと、自分たち家族のこだわりや意見の統一がないまま話だけが進んでしまった…という後悔をしている先輩からのアドバイスです。
モデルハウス見学を充実させるアイテム
「どこのハウスメーカーで家を建てるか真剣に比較検討したい」という段階はもちろん、どんなハウスメーカーがあるのかまずは情報収集!という方にもオススメしたいのが「しっかりと記録に残すこと」。一日に2、3軒の物件を回ったりすると、どうしても記憶はあいまいになりがちですし、判断材料としては頼りになりません。
- デジカメは持参しよう!
写真なら、スマホがあるからいいや~と思っていませんか?デジカメをお持ちなら、ぜひ持参してください。家選びをしている間は、一台のデジカメを「一戸建て関係専用機」にしていた先輩からのアドバイスです。
「スマホだと、主人と私とどちらが撮ったかわからなくなったり、ほかの写真に紛れちゃったりしました。あと、やっぱりデジカメのほうが片手で撮れるし、画面上に日付と時刻も入れられます。暗いところでも手ぶれせずにとれるのも便利です。充電も気にしなくていいですしね」
「撮るべき場所を決めておくといいです。まずはどのハウスメーカーの写真なのか後でわかるように、撮影のはじめに会社のロゴや社名を。それから建物全景、玄関をしめたところ、開けたところ…というように、ここは後で比較するために撮っておこうとポイントを決めてチェックしておくと、あとで『●●ハウスのキッチンってどうだったっけ?』なんて悩まずに済みますよ」
「意外と撮っておけばよかったって思ったのが各社の営業さん。途中から、説明を受けているときにさりげなく写しておきました。この人よかったね、とかあとで参考になりましたよ。」
- レーザー距離計がすごい!
モデルハウスは広さも天井高も「ハイクラス」です。実際にどのくらいの大きさなのか、置いてある家具などと比較して感覚をつかんでおきたいところですが、実際に測った数字を記録してみましょう。「自分が思っている1m」と、意外と違ったりします。
そこで役に立つのが「レーザー距離計」。基本的には住宅のプロが使う道具ですが、一瞬で正確な距離を測れる優れものです。
メジャーなどでは測りにくい、高さのあるところや10m以上の距離も一人で測ることができます。
- 営業トークはメモにとろう!
「金額」や「納期」など、とくに数字に関わる話について聞いたときは、メモに残しておくように意識しましょう。
「オススメはリング式で二つにたためるページ数多めのノート。渡されたパンフレットや資料に書き込むのも悪くないのですが、『あの話はどこに書いたんだっけ?』とわからなくなったり、なくしてしまったこともありました。メモはこの1冊!と決めてしまうと後で楽ですよ」
「後半意識していたのが、営業さんに質問したり、基本的な会話をする係と、それをメモに取る係を夫と私で分担したことです。どうしても二人で話に参加してしまうと、メモがおろそかになっちゃって。記憶だけじゃあとで振り返ったときに忘れてること少なくないんです。」
何十回もモデルハウスを回った…という先輩も、はじめは「我が家の参考」にならないような豪華な仕様やインテリアコーディネートに目が奪われてしまったそう。
工法や間取り例などは、ホームページなどで事前に情報収集して、「我が家の参考になるハウスメーカー候補はどこ?」というイメージをしておくと、モデルハウス見学がさらに有意義なものになりますよ!