犬が気持ちいい家は、人も住んでいて気持ちいい~コーギー“ニナ”と暮らす家 vol.6

2018.06.10


こんにちは。camiです。
2016年10月に、犬と人が気持ちよく暮らせるように設計した家を建てました。
最終回は、リビング以外の犬との暮らしの工夫について書きたいと思います。

【これまでの“ニナと”暮らす家を振り返る!】


玄関に窓がない、だけど夏は涼しい

我が家の玄関には、デザイン上、窓がありません。
設計当初は、洗面所と階段の吹き抜けから光が取れる予定だったのですが、思ったより光が入ってこなくて、正直失敗した~と思った部分です。
だけど、後から窓を付けることは難しいので、暗いなりに工夫をしていくしかありません。

まずはディスプレイですが、暗いながらもふと見た瞬間に光があったらうれしいと思ったので、光るオブジェを置くようにしています。
特に冬は一段と暗くなってしまうので、光がより引き立つのできれいに見えます。


ところが、暗い玄関も犬と暮らす場合にはメリットになったりします。
それは夏。日中のお留守番で玄関にいてもらったら、エアコンをつけなくてもよくなりました。

以前のマンションでは日中もエアコンをつけっぱなしだったので、うれしい誤算です。

普段、お留守番の時は犬スペースですが、夏だけは特別で、解放しています。
ニナの場合、もういたずらをすることがほとんどなく、お留守番カメラで見ていても、だれもいなくなったらずーっと寝ています。


ベッドは脚を取り外してローベッドに


寝室で犬と寝ることは基本的にはありません。
それは以前からの我が家の決まりです。
コーギーは腰を痛めやすい犬種なので、ベッドの上り下りは避けたいのです。

とはいえ、時々犬と一緒にお昼寝したいと思うこともあるので、我が家のベッドは脚を取り外してローベッドにしています。
もともとローベッドにできるものなので、取り外しは簡単です。

ベッドを低くすると、犬がベッドに上ったり下りたりする時に負担が少ないです。
なるべくベッドから下りる時は抱っこにしたいのですが、飛び降りてしまいます。
あとは子どもが一緒に寝ているので、低い方が子どもにとっても上り下りしやすそうです。


ウッドデッキもローデッキで上り下りしやすく

お庭でも犬の腰への負担を軽くする工夫として、ウッドデッキにローデッキをつけました。
階段のようになるので、上り下りしやすそうです。

▲冬のお庭は少し寂しいけれど、芝生が緑になると華やかになります。

ウッドデッキの素材はアッシュのハードウッド。
樹脂製のものとは異なり、デッキの寿命は短くなってしまいますが、夏の日差しでも熱くなることなく快適です。

さらに夏場の真上からの日差しを和らげるため、デッキの部分にパーゴラを設置しました。
これから暑くなる季節にお庭でランチしたいな。


狭い洗面所は見える収納で


リビングを広くとった分、しわ寄せがどこかにいくことになり、それが我が家では洗面所かもしれません。

そこで一般的な収納付きの洗面台ではなく、壁掛けのミラーとシンプルなカウンターの上に手洗い器を置くスタイルにしました。
もともと、こういう洗面台にしたかったので、スペースの広さに関係なく選択したと思うのですが、特に我が家のような狭い洗面所にはあっていると思います。
こちらの水回りは全てサンワカンパニーのものです。

収納は無印良品のステンレスユニットシェルフにしました。
あえて見える収納にすることで、圧迫感が少なくなり、すっきりさせるために物を増やさない効果にもつながっていると思います。


遊び心を入れたいならトイレがおすすめ


間取りや基本設備などの打ち合わせが終わると、インテリアのあれこれを決めるのですが、私が一番楽しかったのは壁紙の選択です。
それまでも楽しいことに変わりはないのですが、色々な制約や予算などであきらめなければいけないこともあったので、ほとんど制約のない壁紙選びが楽しくて。

中でもトイレは小さな空間なので、普通なら選ばないような壁紙にも挑戦できたりします。
我が家のトイレの緑の壁紙は、家の中で一番のお気に入りです。
リビングではなかなか選択できないけど、これが使いたい!というものがあれば、トイレがおすすめです。

2階建ての家なら2階にもトイレを作ることが多いと思うので、2カ所も遊べてしまいます。
おかげでちょっと疲れていた家の打ち合わせも楽しめました。


“犬が気持ちいい”は“人も気持ちいい”

全てをイチから決めていく注文住宅は、完成後の生活をどう思い描くかが大事だと思いました。
私は20年後を想像して決めた部分が多いです。
経年変化で今より生活になじんだ状態になっていたらいいな、歳を重ねてもずっと好きでいられるインテリアにしたいな等々。

でも我が家はすべて完璧!とはいきませんでした。
住み始めてみてああすればよかった、こうすればよかった部分は少なからずあります。
だけど住みながら改善できることはあるし、工夫次第で気持ちよく過ごすことができます。

犬と一緒に生活するための、「犬専用」は実はあまり作っていません。
犬スペースはもし使ってくれなければ、収納に使おうと思っていたし、階段や玄関の段差を低くしたのは、ゆくゆくは歳をとる自分たちのためでもあります。


犬にとって気持ちのいい暮らしは、人にとっても気持ちがいい暮らしなのだと思います。

6回にわたり、我が家の犬と人が気持ちよく暮らせる家づくりについてご紹介しました。
これからも住みながら工夫を重ねていくと思います。
インテリアにも少しずつ手を加えていきたい。
人と犬と家が一緒に成長していくのが楽しみになるように。

今まで読んでくださってありがとうございました。


cami
大阪府在住の主婦。著書『ともだちになろうよ』(幻冬舎)
インスタグラム(@ninawanco)で犬と子どもの日常を投稿している。
夫・息子・犬の 3 人+1 匹家族。