注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~フローリング編~

2018.05.09


マンションでも一戸建てでも、床材のほとんどがフローリング、と言ってもいいほど日本の住まいで一般的になったフローリング。
そのぶん、部材や色味、デザインに関わる選択肢が増えていて、悩みポイントになってしまった方も多いようです。
ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、フローリングに関する問題をピックアップしてご紹介します。

【フローリングもこだわりたい!動物と暮らす家づくり】


無垢の板に憧れていたけど、冷静に考えたら値段が高すぎる!

昔から注文住宅に憧れて、まだ結婚する前から家づくりやインテリアの雑誌を眺めては、「こんな家に住みたい」「壁紙は輸入材をつかって……」などと空想するのが好きでした。
特に楽しかったのがフローリングの部材をあれこれ考えること。
木の種類だけでも、オーク材、チェストナット材、ウォールナット材、チーク材……。名前を聞いているだけでも、テンション上がりませんか?

正直なところ、「妄想」していた時はお金のことなんてまったく、考えていませんでした。なんとなく「無垢材は高い」という知識はもっていましたけど、それが実際に家じゅうに使われたときにトータルでいくらになるか、なんて計算しませんし。
それが、実際に「家を建てるぞ」って現実になったときに、合板フローリングとの価格差にビックリ!ヘタすると8倍くらいの価格差です。

それでも、「無垢の樹の家」っていう響きに憧れて、無垢材でお願いしました。あきらめたのは、施工の手間のかかるヘリンボーンのデザインで貼ってもらうこと。
「施工費が上がるだけでなく、納期も長くなります。」と工務店さんに言われて、さすがに押し通せませんでした。
とはいえ、壁紙や照明と違って、気軽にリフォームってわけにはいかないのが床です。
やっぱり夢を叶えたかったなあ。
(Aさん・注文住宅建築後、2年)


引っ越し初日から傷つけてショック


昔からアトピー体質で、化学物質に弱い私。子どももアレルギー持ちなので、家や衣類、食事まで、なるべく天然素材のものを選ぶようにしています。
もちろん、家づくりでもそれは同じです。畳は国産の天然イグサで、壁材はできるだけ漆喰や板材を使ってもらって、フローリングも無垢板をお願いしたいと。
もちろんお値段がはりますが、壁塗りは家族総出で塗って「味」をだしたり、畳は施主支給で閉店で在庫処分する畳屋さんから直接買い付けたものを持ち込んだりと、いろいろ頑張りました。

フローリングも無垢板を自分たちで探したのですが、畳に比べると運んだりするのが難しくて、結局工務店さんにお願いすることに。
「無垢」というポイントは外したくないけれど、値段は極限まで抑えたいということで、無垢材のなかでは圧倒的に安かったパイン材を選びました。ヘタすると、合板フローリングよりも安かったくらいです。
工務店の担当さんは、「パイン材は柔らかいので、本当は床材としては不向きなところがあります。傷もつきやすいですよ」とアドバイスはしてくれたのですが、そのときは「傷なんてどうせつきますし!味ですから!! 」と決めました。

それが、引っ越し当日。さっそく床に、荷物を落としちゃったんです。明らかに何か落としたってわかるレベルの凹みをつけちゃいました。
せめて、1年間くらいキレイなままで過ごしたかったです……。
(Bさん・注文住宅建築後、3年)


半年に一回のワックスがつらい


夫のこだわりで、無垢板のフローリングになりました。
さらにこだわって、無垢板のフローリングを出来るだけ最初と同じ、自然に近い状態に保ちたいということで、蜜蝋ワックスというピカピカしづらい天然のワックスを塗ることに。
これが面倒くさいんです。

基本1年に1回、キッチンやダイニングなどの水や油で汚れやすいところは半年に1回のワックスがけ推奨。
ワックスかけるってことは、ダイニングテーブルから椅子から全部移動させなきゃいけないですよね?ワックス掛けた後も、乾くまですぐに家具移動できるわけじゃないので、本当に丸一日がかりの仕事です。

なにがつらいって、この無垢板の言い出しっぺの夫が全く手伝おうとしないことなんですけどね。最初の1回だけ手伝って、腰を痛めたらしくて「そろそろ半年経つな…」という時期になると、週末ゴルフに行く回数が増えてるような気がします。
次のワックスは蜜蝋ワックスじゃなくて、業者さんに頼んで10年はもつというフロアコーティングを依頼してやろうかしら?とひそかに企んでいます。
(Cさん・注文住宅建築後、5年)


いかがでしたか?「一戸建てで後悔したこと~フローリング編~」をお送りしました。
家のなかは裸足で歩きたいのか、それとも一年中スリッパか、ペットは飼うのか、掃除はどんなふうにするのが好みなのか……などなど、それぞれの生活スタイルによって、“ピッタリ”なフローリングは変わってきます。
場合によっては、タイルカーペットや土間など、フローリングとは異なる素材を使った方が生活に便利、というケースもあるかもしれません。
床材にこだわる人もこだわらない人も、トータルコストに大きくかかわる部分ですので、バランスのよいポイントを見つけるように心がけましょう!