4月に植えるオススメ野菜!カラフル可愛いミニトマトは初心者にぴったり

2018.04.03 地域ライターE

せっかくの一戸建て、おの一角や大きめのプランターを使って子どもと一緒にお花や野菜を育てたいけれど、まずは何からチャレンジしよう?とお悩みの方にご紹介します。
今回は、4月に植えるオススメ野菜、トマトです。
小学校での植物の観察でも、低学年でチャレンジするのがプチトマト。色どりも可愛く、小さいお子さんでも食べやすくて食育にもピッタリです。

【春はお庭造りがはかどります!ガーデニング記事はこちら】


野菜作り初心者さんにオススメのトマト

トマトは大きさや形、生食用から加工用まで、さまざまな品種があります。
基本的に初心者さん向きの野菜ではありますが、品種によっては割れやすかったり色が付きにくかったりと、栽培が難しい種類もあります。
せっかくのガーデニング&家庭菜園デビューですから、キレイな形と色のトマトが作りたいですよね。

オススメはミニトマト・プチトマトと言われる大きさの品種です。トマトは3種類の大きさで分かれています。

  • 40g以下 :ミニトマト・プチトマト ※数グラム以下はマイクロトマトと呼ばれることも
  • 40~150g : 中玉トマト・ミディトマト
  • 150g以上 : 大玉トマト

トマトの育て方自体はどのサイズでも基本は同じですが、トマトのサイズが大きくなればそのぶん根の成長も深くなり、大きなプランターや深い土が必要になりますし、支柱も高く用意しなければなりません。
トマトの皮が裂けるのを防ぐために、雨に直接当たらないようにビニールをかけるとなると、露地栽培は初心者さんにはちょっとハードルが高くなってしまいますよね。

はじめは、プランターで気軽に栽培できるミニトマトから、セレクトしましょう。
手に入りやすい品種をご紹介します。

▼千果(チカ)

寒冷地・暖地問わず、全国の種苗店やホームセンターで購入できる品種です。
スーパーで流通しているミニトマトで、まん丸の形ものの大半はこれ、というほどのメジャーな品種です。大きさは、ひと粒15~20gほど。特別な肥料や難しい栽培のコントロールなどをしなくても、糖度が8~10%と美味しいトマトに育ちます。
一株300円~600円程度で購入可能で、真っ赤なものだけでなく、オレンジ色の「オレンジ千果」や黄化葉巻病というトマトによくある病気に強い「TY千果」など、千果のなかでもバリエーションがあります。

▼アイコ

ちょっと長めの、卵のような形のミニトマトです。品種名ですが、そのまま「アイコ」という商品名でスーパーで売られているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。
千果と比べると、果肉が厚めで、ゼリーのような種の部分が少ないのが特徴です「イエローアイコ」という、鮮やかな黄色の品種もあります。


ミニトマトの育て方


▼苗から植えよう

トマトは種も売られています。しかし、トマトの種を発芽させるには、日の当たらない暗めの場所で、25℃以上の暖かい気温が必要です。
一度芽を出させてから植え替えるなどの手間もかかるうえ、春はまだ朝晩冷えることも多く、屋外のプランターで発芽させるのは難しいです。種は価格も安いので、気軽に挑戦したくなりますが、手間をかけずに確実な収穫を目指すならやはり苗を買ってきて植え付けるのが確実です。

ホームセンターや種苗店、農協などでいくつもの品種から選んで購入することができます。最近ではインターネット通販も可能です。
自分で選ぶのなら、小さな花のつぼみがついているものを選ぶと、すぐに植え付けができます。このとき、葉っぱが縮れていたり、黄色く変色しているものは弱っているため、緑が鮮やかで葉が大きい苗を選ぶとよいでしょう。

▼プランターでも花壇でも、水はけをよくしよう

トマトはもともと雨の少ないアンデス高地原産の植物です。
プランターに植え替えるときは、土だけでは水はけが悪いため、必ず「鉢底石」と呼ばれる水はけのための石を敷きます。さらに、プランターのいちばん底には鉢底ネット、もしくは排水溝のネットなどを敷いておくと水やりをしたときに土が流れ出て部分を汚すのを避けることができます。
トマトは比較的根を深く伸ばす植物です。30cm程度の深さのあるプランターを選ぶことをお勧めします。

▼トマトの水やり

トマトは実にも葉にも水がかかるのを嫌います。プランター栽培なら、雨の日には軒下に移動させるなど、なるべく雨にあてないようにしましょう。
水やりの際も、できるだけ根本だけに水がかかるようにやります。もともと湿気を好まない植物ですから、毎日朝晩水やりをする必要はありません。土の表面が乾いてきたな、と思ったら水をやる程度でOKです。


▼花が咲いたあと、1カ月程度で収穫できます

プチトマト全体に色がきれいについたら完熟の合図。そのまま飾っておくのも可愛いですが、せっかくなら美味しいうちにいただきましょう。
ヘタの部分くるりと反り返っているのも完熟の証拠です。ヘタの上部分を切り取って収穫します。
長くプチトマトの収穫を楽しむには、摘心や支柱で支えたり、追肥などをするとよいでしょう。

トマトは赤く色づき始めてから完全に色が変わるまで、数週間かかることも珍しくありません。毎日少しずつ色が変化していく様子を目でも楽しむことができます。
収穫したトマトはそのまま生で食べてもよし、皮が厚くなってしまったら半分にカットしてラタトゥイユにしてもよしです。トマトは楽しく育てていたけれど、食べるのはちょっと苦手なお子さんなら、つぶしてカレーやミートソースに入れてあげてはいかがでしょうか。
植えて育てるところから、収穫して食べるまで、おうちの思い出として楽しんでくださいね!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります