意外と知らない「他所のおウチの収納の中」~クローゼット編~

2018.03.23 地域ライターE

引っ越して丸2年、すっかり荷物の置き場所も定まって、さすがに「引っ越したばかりだから…」と言い訳もできない時間が経ちました。
ちょっと恥ずかしくもありますが、地域ライターEが、「新居に引っ越し後1年、収納のなかはどうなっているのかレポート」をお届けします。

今回は「クローゼットのなか」を公開です!

【前回の「よそのお家の“収納の中”はこちらから♪】


クローゼットには「服」を入れる?

「クローゼット」を辞書で引くと、「衣服などを入れる洋風の収納」という説明があります。
そういわれてみれば、何となく「クローゼットは洋服を入れるもの」というイメージ、ありますよね。
確かに、洋服も収納しなければならない大切なアイテムということは事実ですが、「寝室のクローゼットには、洋服をしまうものだ」という思い込み、ありませんか?

収納の基本は「使う場所の近く」です。

我が家の玄関からリビングへの導線である廊下に位置するクローゼット。
左半分が外出時にすぐ出し入れできるように廊下にしたコート類、右半分は生活用品の収納&一時置きとして使っています。


ティッシュペーパーなどのストックや、掃除道具、コーヒーなどのストック、タオルと、本当に雑多なものが入っているのがわかりますか?

これらをここに入れた理由は、「それぞれの導線から“一番近い収納だった“から」なんです。
ストックは玄関入ってすぐであれば帰宅してすぐしまえること、掃除は北側からはじめるので寝室の近くに収納していること、バスタオルはこの収納の隣が洗面所にあること、ハンカチはコートの横。

一見脈絡がない感じに収納されていますが、「使うところのいちばん近く」に収納しました。クローゼットに何をしまうか決めるときは、「これはどこで使うもの?」を基準にしましょう。


出し入れしやすくする工夫


きっちり詰め込まれているけれど、奥にあるものを取り出そうとしたらひと苦労。それでは使いやすい収納とは言えませんよね。
「出しやすさ」も収納には必要不可欠です。

たとえば「新聞ストック」も100円ショップのアイテムで、簡単に出し入れしやすい収納グッズに変身させることができます。
それがこちらのキャスター台。プラスチックの新聞収納ケースに、針金でとめただけの簡易な作りですが、やっぱり出し入れが らくちんです!
同じキャスター台を使って、ミカン箱にもガムテープでペタリ。幼稚園児の子どもが自分でおやつを探すときに簡単に引っ張り出せます。


文房具のストックや、乾電池、トンカチやペンチなどの工具も「取りに行くのが&片づけるのが面倒くさい」といつまでも後回しにしがちです。
ざっくり収納でも、「この箱の中にある」というのがハッキリしていることが大切です。

見た目がすっきりするお揃い収納ケースで統一するときは、「どこにどんなものをしまったか」テプラを使って誰でもわかるようにしました。
おうちにテプラがない、という方は、マスキングテープに手書き文字でももちろんOKです!

ここでも、「遠足グッズ(中身はお絞りケースやマット、レインコート、おやつ入れに使うジップロックのビニール袋、お弁当箱など)」として、一式すべてこちらに収納しています。遠足の前日に、「あれ!? お弁当箱どこに片付けたっけ!? 」とならずに済みますよ!


さらに、出し入れの工夫としては、基本ではありますが「重いものは下、軽いものは上」です。
仕切りの棚は、実はDIYショップの板を組み合わせただけの簡易なものも利用しているのですが、そこに乗せるのはティッシュBOXなどの、「最悪落ちてきてもケガをしないもの」だけにしています。
ちなみに、お米やお酒のストックはいちばん下の棚に入れています。


洋服をかけるときの工夫

すべて作り付けの収納アイテムがあれば統一感もでてお洒落な空間に仕上がるのですが、「見えないところは少しでも節約しながら家づくりをしていきたい…」のなら、クローゼットなどの収納部分で工夫してみましょう。
ポールや仕切り板、引き出しなどは市販のアイテムを上手に組み合わせて自分で取り付けることで費用をぐっと抑えることができます。

たとえば我が家では、廊下のクローゼットには最初は木の棚がついていたのですが、取り外して突っ張り棒を設置しました。

▼子供のコートは下段に、大人のコートは上段にすることで取りやすい&コートの長さが短い子どもの突っ張り棒は低めに設置して空間を有効活用

▼そのまま突っ張り棒をつけるのではなく、補助具で強度を上げる
わずか数百円で、耐荷重150キロにアップする補助用具。「ウエルスジャパン 突っ張り棒が落ちない君 大(2個入) 」取り付けもホッチキスで簡単です。

照明の代わりに、乾電池式のLEDセンサーライトを取り付ける
絶対に避けたいのは発熱する普通の電球を使うこと。かならずLEDを選びましょう。センサーライトにすることで、手間もかかりません。ちなみに我が家で使っているのはIKEAの「OLEBY ワードローブ照明 センサー付き, ホワイト」です。


新築一戸建てに引っ越して、収納がぐっと増えたから、とりあえず全部クローゼットの中に入れておける!」なんてスタートを切ってしまうと、やっぱりだんだんモノが増えてきて、いつの間にか「開かずのクローゼットの前に積まれる段ボールの山」なんてことになりかねません。

生活しやすさは「しまいやすさ・出しやすさ」と直結します。
新築一戸建てに引っ越すときには、最初にちょっとした「導線計画」をたてて、住みすさをキープしましょう!

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります