今年こそ冷蔵庫をフル活用~瀧本真奈美直伝! ナチュラルかわいい家づくり 第10回・前編

2018.01.27 高坂類
四国・愛媛から全世界に家づくり情報をお届け! ieny地域ライター高坂類です。
今年も快適な暮らしづくり情報をお届けします!

2018年がスタートして、「今年こそは」と新しいことを始めた方も多いのではないでしょうか。
よりすてきな暮らしを目指して、家づくりに関して立てた目標はありますか?

......ところで、あなたのお家の冷蔵庫はスッキリ使いやすく片付いているでしょうか?(うちは片付いてませんよ......。)

本日は、月間180万アクセスの人気インテリアブロガーでルームコーディネーターの瀧本真奈美さんに、冷蔵庫収納のコツを教えていただきます! 

今回も瀧本さんスタイルで気張らず、いつも通り難しいことは一切なし。ちょっとしたコツを押さえて、冷蔵庫をスッキリさせてみませんか?
気軽&手軽な厳選ポイントを、5つお届けします!


<瀧本真奈美さんプロフィール>
整理収納コンサルタント・整理収納アドバイザー1級・整理収納教育士・ルームスタイリスト1級・正看護師。愛媛県在住。節約から始めた100均DIYがメディアに取り上げられ、これまでに著書2冊(2014年10月「ナチュラルアンティーク雑貨のある暮らし」(2016年1月 同 台湾版)、2016年1月「lovelyzakkaの100円グッズでかわいい収納アイデア」)を出版。2017年4月19日には3冊目の書籍『lovelyzakkaのプチプラグッズでおしゃれに暮らすもの選び』も発売!
TVレギュラー出演、コラム執筆、収納提案、インテリアスタイリング、リメイクワークショップなど幅広い分野で活躍中。
公式ブログ:瀧本真奈美の収納インテリアブログ 楽にお洒落に暮らすコツレシピ

【瀧本さんのアイディアをもっとみたい!という方はこちらから!】


冷蔵庫収納のコツを教えてください!

高坂「瀧本さん、本日も、そして2018年もよろしくお願い申し上げます。 今回のテーマは冷蔵庫収納ですが、いったいどんなコツがあるんでしょうか......?」

瀧本さん「よろしくお願いします。暮らしの中でとっても大切な食事、それを陰で支えるのがスッキリと片付いた冷蔵庫だと思います。必要なものがすぐに取り出せて、清潔を保ちやすく、しかも見た目も美しく。とはいえ、ちょっとしたコツを押さえるだけなんです。カンタンにトライできる、冷蔵庫収納のコツを5つお伝えします。」

高坂「瀧本さんの気張らないアイデア、今回も楽しみです! 」


ポイント1:ゾーン分けする


髙坂「いきなりめちゃくちゃキレイな冷蔵庫の中で、おじけづきそうなんですが......(笑)。ゾーン分けとは?」

瀧本さん「ポイントの1つめは、冷蔵庫の収納を考え始める前にざっくりとゾーン分けすることです。なんでもどこでも置くのではなく、棚や左右などで場所を分けます。このときのコツは、“使いやすさ”で分けること。」

髙坂「使いやすさ?」

瀧本さん「冷蔵庫の上段と下段では、取りやすさが違いますよね? 冷蔵庫の大きさや使う方の身長にもよりますが、使いやすい順は 中段→下段→上段 が基本です。またドアの棚も、両開きドアならば利き手側によく使うもの、当日使うものを入れるゾーンに決めるといいですよ。」

髙坂「なるほど。利き手側にあるかどうかって、気にしたことありませんでした......。」


瀧本さん「これはうちの1例ですが、取りやすいゾーンに、よく使うもの・すぐ使うものを入れるのがポイントです。」

髙坂「賞味期限が近いものも、取りやすいゾーンに置いておいたら良さそうですね!」

瀧本さん「こちらの画像でお伝えできる小さなコツは......

1.常備するものの指定席を作る
2.予備スペースを確保
3.トレイやケースなどで大まかな仕切りを作る

です!
1.常備するものの指定席を作る は、関連のものをひとまとめにすること。調味料、朝食に使うもの、佃煮や漬物などご飯のお供、などを分類し、指定席を作ってパッと見でもわかるようにラベリングしましょう。

2.予備スペースを確保 は、意外と重要で......。鍋ひとつ丸ごとがそのまま入るくらいの余裕があると、グッと快適になるんですよ。たとえ収納がきっちりされていても、予備スペースがほとんどないほど詰め込んでしまうと、冷蔵効率が悪くなるだけでなく、急にものを入れる必要があった時に何かを移動させたり出したりしなくてはならなくなります。」

髙坂「収納はスペースの8割って言いますもんね。」

瀧本さん「ゆったりスペースを取っておけば、もし大きないただき物があったりしてもあわてることがありませんよ。
3.トレイやケースなどで大まかな仕切りを作る は、整理しやすいこと・指定席が崩れないことというメリットだけでなく、ゾーンごとでトレイに載せておけばそのまま食卓に出すこともできるのでおすすめするコツです。
朝食セットのトレイを作っておくと、慌ただしい朝にはとても便利ですよ! ご飯派なら佃煮や海苔や醤油、パン派ならバターやジャムをトレイにひとまとめにしておきましょう。毎朝出しているものがバラバラに収納されていないか、チェックしてみてください。」

高坂「なるほどなるほど! いろんな場所からいろんな調味料を取るのと、トレイごとサッと出すのでは、手間が段違いですね。」

瀧本さん「冷凍庫も基本は同じです。肉類、魚類、野菜類、加工品などでざっくりとゾーン分けしておくと、買い物の際に何が足りないのかわかりやすく、料理の組み合わせも考えやすいです。」

髙坂「ああーっ、肉があるのにまた肉を買ってきちゃったりとか、私はよくあります。整理のしやすさだけでなく残量の把握にも、ゾーン分けが役立つんですね!」


ポイント2:詰め込みすぎない


瀧本さん「先ほどの予備スペースの話でも触れましたが、詰め込みすぎないのは非常に大切です! 入るから、という理由で入れないこと。」

高坂「耳が痛い話です......すぐ詰め込んじゃう......(笑)。」

瀧本さん「どこに何があるか一目瞭然の量がベストです。冷蔵庫を開けて見渡してみて、奥に隠れていたり重ねていたりなどで把握できないものはありませんか? よく使うものはストックが多めになりがちですが、取り出しやすさを考慮して、重ねすぎないことも大事です。」

髙坂「うち、奥にあるもの、よく存在を忘れられて、賞味期限が切れてます。」

瀧本さん「また、冷凍できるものは冷凍し、そもそも冷蔵庫に収納しておくものを減らしてみましょう。冷凍したものは、当日の朝に冷蔵庫に戻しておけば夕飯準備までには自然解凍します。冷蔵・冷凍効率の面でも、冷蔵庫は入っているものが少ない方が、冷凍庫は入っているものが多い方が、電気代の節約になります。」

髙坂「そうか、冷凍庫は詰まっていた方が温度が下がりにくくていいんですよね! 冷蔵庫はとにかく内容量を少なく、ですね.....。」

瀧本さん「お掃除の面でもその方がいいんですよ。汚れやすい冷蔵庫内は、汚れに気づいたらすぐに拭くなどこまめなお手入れがキレイをキープする一番の手段です。掃除のために収納してあるものをたくさんどかさなくてはならないと、ついつい後回しになってしまいますから。」

髙坂「詰め込みすぎないことの重要性がよくわかりました!」


カンタン、納得のコツはあと3つ!後編に続きます


瀧本さん「ちょっとしたことばかりですが、少しでも参考になれば嬉しいです。後編ではあと3つ、コツをお伝えします!」

高坂「スッキリキレイな冷蔵庫にしたい......。よろしくお願いします! 後編に続きます。」

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この記事を書いた人

高坂類

ライター
1983年新潟県生まれ。早稲田大学人間科学部卒。 四国・愛媛県 新居浜市(にいはまし)に拠点を置くデザイン事務所 hink DESIGN(ヒンクデザイン)代表。 広告デザインとWeb制作を中心に、ライター、ラジオパーソナリティ、モデル、司会等、四国の生活をより楽しくしようと 幅広く活動しています。 四国の魅力発信プロジェクト「しこくらいふ」主宰。 激辛グルメサークル「にいはまスパイスガールズ」主宰。