ハウスメーカーと工務店それぞれのメリットデメリット

2016.05.25 ieny編集部
ハウスメーカーと工務店、どちらに家づくりを依頼するか、迷う人は多いのではないでしょうか。ハウスメーカーと工務店のそれぞれのメリットとデメリットをもとに、どちらへ依頼するか考えてみましょう。


ハウスメーカーのメリット・デメリット


ハウスメーカーの家は、ブランド力に裏付けられた信用があり、一定の品質でつくられることがメリットです。スケールメリットによって、価格面でもメリットが本来あるはずですが、広告宣伝やモデルハウスの設置などの販促費用を掛けているため、安いとは一概には言えません。ハウスメーカーで家を建てると、内装や外装の仕様は決められたものの中からしか選べないことがデメリットですが、モデルハウスなどから完成イメージが湧きやすいことはメリットともいえます。また、打ち合わせに掛かる時間、および、建設に要する時間が短く、依頼してから家が建つまでが短期間で済みます。

工務店のメリット・デメリット


工務店で家を建てると、広告費用や販売促進費用が掛かっていないため、工事費用が比較的安価で済むことがメリットです。特にビッグビルダーと呼ばれる、年間100棟以上の家を建てる工務店では、スケールメリットによっても工事費用を抑えられます。ただし、設計も工事の質の面でも、工務店によって技術力には差があるため、見極めが必要なことはデメリットともいえるでしょう。工務店での家づくりは、使用できる素材の自由度が高いこともがメリットであり、自然素材を使うなど特色のある住まいを提案するところもありますが、提案力にも差があることに注意が必要です。

ハウスメーカーと工務店、どう選ぶ?


自由度の高い家づくりをしたい人には、使用する素材に制限のない工務店の方が向いています。ただし、工務店は品質や提案力に差があるため、地元の情報に長けていない人の場合は、信頼できる工務店をどうやってみつけるかという点がネックとなりやすいです。ハウスメーカーでは、安定した品質の住まいを提供し、アフターサービスも期待できる反面、ローコストといわれるメーカーを除いては費用が工務店よりも高くなります。予算面、品質、家づくりの自由度を天秤にかけて、自分に合ったハウスメーカーや工務店に家づくりを依頼しましょう。

ハウスメーカーによっても、設計や仕様の自由度、価格の面などが大きく異なります。工務店も同様に、たとえば、ビッグビルダーと街の小さな工務店では違いがあります。ハウスメーカー、工務店をそれぞれ一括りには考えずに、会社ごとの特色を比較したうえで、予算や志向に合わせて、自分に合った依頼先を決めるとよいでしょう。

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この記事を書いた人

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