意外とカラフル!カラーリーフでつくる寄せ植え

2018.01.07 地域ライターE

せっかくの新築一戸建て、手間のかからないコンクリートを敷き詰めたエクステリアだけだとやっぱりちょっと寂しい。
そんな風に感じている方にオススメします。
元造園土木会社社長を父に持つ地域ライターEがご紹介するエクステリア企画、今回は「カラーリーフでつくる寄せ植え」です!

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カラーリーフってなに?

少し大きめの鉢を使って寄せ植えに挑戦してみたいけれど、沢山の種類のお花の手入れができるかちょっと不安…。
そんな寄せ植え初心者さんにおすすめするのが「カラーリーフを使った寄せ植え」です。

カラーリーフとは、葉っぱに特徴をもつ観葉植物の総称。なかには鮮やかな紫やきれいな赤、緑とのコントラストが美しい白、花のようなオレンジ色など、葉っぱとは思えないカラフルなものや、特徴的な形を持つものも。
お花と違って萎んだあとの手入れも不要できれいが長持ち、冬でも屋外で楽しめるものが少なくありません。
今回は、冬の間も楽しむことができ、比較的手に入れやすいカラーリーフをピックアップしてご紹介します!

  • 【ヒューケラ】

まずはカラーリーフの代表選手とも言っていい、ヒューケラです。和名ではツボサンゴとも呼ばれています。
特徴は葉の色のバラエティの豊富さ。鮮やかな赤色、グラデーションが買った紫、キャラメルのような淡い茶色、グリーンに赤い葉脈のコントラストが美しいものなど、品種改良でさまざまな葉色が作られています。

背丈は20~30センチ程度、一番良く育つ春から初夏の開花時でも80センチほどと、鉢植えにピッタリですが、グランドカバーとしても好まれます。
葉が重なるように密に茂り、コンパクトな形に整えるのも、魅力。
常緑性でほぼ一年中同じ草姿を保ち、ほとんど手がかからず日陰でもよく育ちます。夏の直射日光には弱いので、夏は半日陰に移動させてあげましょう。

  • 【ツルニチニチソウ】

春には紫色や白色の5つの花びらの花を咲かせるツルニチニチソウですが、カラーリーフとしては、花づきは劣るものの葉にまだら模様のでる種類が好まれています。
葉に白い斑が出るタイプかどうか、購入時には確認してください。

常緑性で多年草または半低木に分類されます。株から茎をのばし、つる状に伸びていきます、葉は5センチ~8センチほどの大きさ。つやつやとした光沢があります。
花を楽しむ場合も、2カ月ほどと、長い期間花を咲かせます。
つるで広がりやすく、グラウンドカバーに使われることも多く、手入れもあまり必要ありません。
寒さや乾燥にも耐え、半日陰でも良く育つため、通年を通して楽しむことができます。

  • 【ベアグラス】

実は世界中に自生する、多様な品種を持つベアグラス。日本でも野山で見かけることができます。
長い葉に緑と白のコントラストが映えるカラーリーフです。耐寒性が非常に強く、マイナス10℃~マイナス12℃程度まで耐えることができます。

半日陰~日陰でよく生育します。日向でも多少葉の色が焼けて悪くなることがありますが、枯れることはない丈夫な品種です。
ただし、葉の縁が鋭く、指をすべらせると切れてしまうこともあるため、小さなお子さんがいるお家では注意が必要です。

  • 【ルメックス】

赤すじソレルとも呼ばれます。その名の通り、緑色の葉に赤い葉脈が通る葉です。
食用ハーブのソレルの仲間ですが、観賞用品種です。食べられないこともありませんが、若い葉以外は苦味が強くなります。

耐寒性が強く、丈夫な性質です。
日当たりのよい場所を好みますが、乾燥させると葉が萎れやすいので、土が乾く前に水遣りをしましょう。

  • 【ハツユキカズラ】

常緑なのですが、ハツユキカズラは季節によって葉の色が変化していく楽しいカラーリーフです。
葉に白い斑が入ることから、「ハツユキ(初雪)カズラ」という名前がつきましたが、コチラは「途中経過」。

新芽のときには赤みがかった淡いピンク色がつき、そこから少しずつ白が強くなり、白と緑色の斑模様になって、最終的には緑一色になります。
一斉にすべての葉の色がかわるわけではなく、さまざまな生長段階の葉が混ざっていくため、春から秋にかけてはカラフルで美しい姿になります。
また、秋から冬にかけては紅葉します。日向のほうがくっきりとした白がでます。

  • 【ラミウム】

地面を這うように伸びて広がっていくので、グランドカバーとしてもよく利用されます。
立ち上がりがないので、寄せ植えにするときは端の方にレイアウトすると、鉢の下の方にたれさがってよいアクセントになります。
ラミウムの中には、ラミウム・マクラツム、ラミウム・ガレオブドロンなど葉や花の色の異なる品種があるため、購入時に注意してください。

  • 【ムラサキゴテン】

常緑性多年草で一年中楽しむことができます。
夏から秋にかけては小さな花も楽しむことができます。葉だけでなく、茎や萼(がく)まですべてくっきりとした紫色の葉は寄せ植えの良いアクセントになります。

ただし、一年を通して直射日光に当てて育てたほうがくっきりとしたきれいな紫に発色し、ずっと日陰だと退色してしまいます。日向を好みますが2℃くらいまでなら耐寒性があります。
霜がおりると肉厚な葉が傷むので、その時期は玄関内などに移動させてあげましょう。


寄せ植えというと「お花」を真っ先に想像しますが、葉も立派に主役となります。
戸外での作業が大変になる冬の時期、きれいなグリーンで玄関周りを飾るのもよし、お花と違って匂いが少ないため、ダイニングキッチンなどで楽しむのもオススメです。
ご紹介したカラーリーフは寄せ植えでなくともひと鉢から存在感のあるものばかり。値段も数百円から購入できてお手軽です。
まずはカラーリーフからガーデニングをはじめてみませんか?

<参考・参照元>
育て方がわかる植物図鑑・花図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります