注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと～寝室編～

寝室についての後悔ポイントは他のスペースよりもちょっと少なめ。それでも後悔ポイントに寝室をあげてくれた人たちからは、「生活のルーティーンに直結するスペースなんだから、もう少しよく考えればよかったかな」との反省の声が聞こえてきました。
ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」の中で、寝室に関する問題をピックアップしてご紹介します。

どうして誰も気が付かなかったんだろう？

子供部屋は勉強したり遊んだりと、日中も使用するけれど、夫婦の寝室は夜眠るだけ。そう考えて、プランナーさんには「夫婦用の寝室は、ぎりぎりシングルベットが2つ置けて、人一人歩けるスペースがあればいいです。その分できるだけウォークインクローゼットを大きくしてください！」とお願いしました。ネットでシングルサイズの規格を調べたら、“幅970mm x 長さ1950mm”とあって、これを2つ並べて足元からベッドに入れればそれでいいんです、って伝えたんです。

最終的な部屋の大きさで言うと5.6畳で、一般的な寝室向けの個室って6畳程度ですよね？何の問題もないわ！って満足していたんですけど。一つだけ問題がありました。
それは、「おけるベッドのデザインが限られること」。少し大きめのヘッドボードがついていたり、マットレスから少しでもはみ出すようなオシャレなデザインのベッドは絶対に入らないんです。家を建てるまで、私がずっと布団で寝ていたので、「ベッドはマットレスよりも大きいものもある」っていうことに気が付かなかったんです。
設計士さんにも念を入れて「このサイズがギリギリ入ればいいですから！」ってずっと言ってしまっていたため、まさか「それはマットレスの大きさですよ」とは言えなかったんでしょうねえ…。

とりあえずシンプルな枠だけのベッドを購入しましたけど、本当はインテリアショップで見た、ヘッドボードに小物入れやちょっとした本がおけるタイプのものにしたかったです。コレを言うと夫に「私のミス」がバレてしまうので、「やっぱり家具はシンプルが一番よね！」と言い張っています。
（Aさん・一戸建て建築後1年）

憧れと現実が……。

海外セレブたちのような、クローゼットルームに憧れていました。もちろんそこまで衣装持ちではないけれど、靴やカバンも含めて、そこでコーディネートができるスペースが欲しくて。

夫の反対を押し切って、私の靴だけは寝室からアクセスできるクローゼットルーム（と言うよりはウォークインクローゼット程度の大きさですけど）に収納できるようにしてもらったんです。

毎日玄関で靴を脱いで、それを持ってまず寝室に上がる…コレが正直、思っていたよりも遥かに面倒くさいんです。特に雨の後。濡れた靴を寝室内に入れるのは抵抗があって、玄関に並べておくと夫が「それ見たことか」みたいな顔をするのが腹が立つやら悔しいやら。それに、「全身コーディネート」が必要なお出かけなんて、月に何回しかありません。

どのタイミングで、「やっぱり靴は玄関のシューズクローゼットに入れたい」って切り出すか、悩み中です。
（Bさん・建売住宅購入後、3年）

いくらなんでも早すぎると思うんです

我が家の夫は「朝は太陽の光を浴びて目を覚ましたい」派の人。遮光カーテンなんて、ありえないと速攻却下でした。確かに「自律神経の調節には朝の太陽光が重要」とかわかりますけど、睡眠不足のほうがよくないんじゃないかな、と。

それというのも、我が家の寝室は東向きなんです。南側を日中使う子供部屋にしたら、そうするしかなかったんですが。しかも東側は公園に面していて、遮るものがないから朝はとっても日当たりがいい。冬の時期はちょうど「目を覚ましたいタイミング」で明るくなるし、朝の光もやわらかいのでまったく異問題ないんですけど、夏になると大変です。もう5時前くらいから相当明るくなるんですよね。正直起床時間は6時で十分間に合うのに、5時前から目が覚めちゃうんです。夫は「自然に目がさめるのが一番なんだからちょうどいいじゃないか。朝活でもしたらいいよ」とむしろ嬉しそう。

正直寝不足です。こんな人なんだから、寝室は北側にしておけばよかった…納戸なんて別にどこでも良かったのに、という後悔でいっぱいです。

（Cさん・一戸建て建築後4年）


いかがでしたか？「一戸建てで後悔したこと～寝室編」をお送りしました。「寝るためだけの部屋」と思うと、つい後回しにしがちな寝室のプランニングですが、快適な睡眠時間の確保は人生の質を高める上でとても大切なことですよね。

最近は「寝室を1階にするか2階にするか」「寝室にクローゼットをそれぞれ確保するかファミリークローゼットに集中させるか」「メイクは寝室でするのか洗面スペースでするのか」「夜寝るときは子供も一緒に寝るのか」など、寝室に関わる選択肢も増えてきました。もちろんベストプランは家族それぞれの生活スタイルで変わってきます。
夜から朝にかけての生活の流れを想像しながら決めていくのが自分たちにピッタリの寝室プランを選ぶコツ。「寝られたらいいでしょ？」はNGワードにしてくださいね！

※写真はイメージです。

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