ついにエアコンがピカピカに!プロに聞いたエアコンクリーニングここだけの話(後編)
エアコンクリーニングここだけの話(中編)では、
- 事前にしておくべきこと
- 分解洗浄の流れ
後編では
- エアコンになぜカビが発生するのか
- カビの発生を少なくする方法
- 業者さんの違い
- 【おまけ】長持ちするエアコンのタイプ
前回、どれほど美しくなったかは後編で確かめてみてくださいとお伝えしておりましたので、まずはクリーニング後のキレイになったエアコンの写真を。
熱交換器も
空気が出る部分も、キラキラと輝いております。
昨年より効きがいいように感じています。きれいになったので使うのが嬉しくてたまりません 笑
せっかくきれいになったのですから、そのきれいさをキープするにはどうしたら良いのか知りたいですよね。そもそも、、、
- エアコンになぜカビが発生するのか
お風呂やキッチンなら水を使うので、理科が苦手な私でもカビが発生するのはなんとなく分かります。メカニズムまで説明できませんが!でも、エアコンって、水を使っているわけではないのに、なぜカビが発生してしまうのか・・・業者さんに聞いてみたところ
その原因は「結露」なのだとか!
結露といえば、よく冷えたビールの缶についている水滴のことですよね。冬の窓にもよく発生しています。
結露が発生するしくみを見てみると・・・
冬の窓を例に考えますと、窓ガラスは外気によってとても冷やされています。逆に室内は暖房などで暖められています。室内の暖かい空気が冷えた窓ガラスにぶつかると冷やされ、空気中の水蒸気が水滴となって窓ガラスに付着するのです。
引用元:結露の起こるしくみ 結露 暮らしのお悩み対策 : ガラスワンダーランド 日本板硝子
簡単に言うと、暖かい空気が冷やされることで、空気中の水蒸気が水になるようです。
つまり、エアコンの中では、常に結露が発生している状態にあるというわけです!エアコンはそういうものなのだそう!
確かに、暖かい空気、冷やしまくってますエアコン。
あーそうだったのか・・・だからホースから水が流れて出ているのか・・・やっと分かりました。
エアコンの中に発生した結露をほったらかしにしておくと、カビが発生するのだそうです。
では、どうしたら予防できるのでしょうか。
カビの発生を少なくする方法
安心してください。聞いてますよ、カビとの闘い方。
それは「夏の間、月に1回ほど窓を全開にして、30度の暖房を1時間回す」ことだそうです。
おぉ~!!!意外と簡単です。熱交換器が熱くなって、カビ発生を予防できるわけです。
月に一度、夏なのに暖房・・・やるか、やらないかにかかっていますね。
こんな豆知識をたくさん教えてくれた上に、我が家のエアコンをピカピカにしてくれた業者さんに感謝しかありません。
そんなエアコンクリーニング業者さんですが、
- メーカーの業者さん
- 家電量販店の業者さん
- ハウスクリーニング専門の業者さん
だから、そんな思いを我が家に来てくれた業者さんに素直にぶつけてみました。
業者さんの違い
業者さんは、それぞれどう違うのでしょうか。この質問をぶつけてみたところ「さほど違わない」との回答・・・
なんだったんだ、あのモヤモヤは笑
よく聞いてみると、我が家に来てくれた業者さんは、メーカーの下請けも、家電量販店の下請けもやっていて、企業から直接依頼を受けることもあるそうです。つまり、
「メーカーの業者さん」でもあり、「家電量販店の業者さん」でもあり、「ハウスクリーニング専門の業者さん」でもある。
中には、洗剤のクオリティを上げて他業者との違いを出して、それをウリにしているところもあるとは思います。だけど「そんなに違いはない」ということで、少し安心しました。受付窓口が違うだけと思って良さそうです。
ただ、気をつけないといけないなと思ったのは、先にもお伝えしましたが、設定料金にどの工程が含まれているのか、それともオプションなのか、風呂場を使うのか笑、きちんと確認する必要があります。
もしよろしかったら前編「申し込みと確認」や中編「分解洗浄の流れ」を参考にしてみてください。
それでは、最後に・・・
【おまけ】長持ちするエアコンのタイプ
ずばり「おそうじ機能なし」のタイプだそうです。
とはいえ、「おそうじ機能あり」のエアコンは、フィルターを自動でそうじしてくれるので、日々のメンテナンスは楽ですよね。フィルターをマメにそうじするということは、エアコンの効きも良いですし、電気代も節約できますし、熱交換器も汚れにくくなるというメリットがたくさんあります。
ただ、エアコンクリーニングを頼む時は、1台5~6000円ほどの違いがあります。違いがあるということは、それだけ難しい作業になるということです。「おそうじ機能」は便利ではあるけど、機能自体が故障してしまう可能性もあるわけです。
そのため、長持ちという見かたをすると「おそうじ機能なし」エアコンがおすすめなのだとか。
メーカーでいうと、ダイキン工業株式会社の製品がお手入れがしやすいのだとか。
あらゆるエアコンを分解している業者さん曰く「作りがとにかくシンプルで、洗浄もしやすくて丈夫」なのだそう。
エアコンもシンプルイズベストなのですね。
エアコンで冷えた(温めた)空気の保温性を高めるにはどんな性能の家が良いのかは、また別の機会にでもお伝えしましょう。