注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~間取り編~

2017.03.28 地域ライターE

一戸建て設計で真っ先に気になるのが「間取り」をどうするのかという問題。ieny地域ライターEが新築一戸建て購入の先輩方に聞いた、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」シリーズ。今回は、間取りに関する問題をピックアップしてご紹介します。

部屋の数から、や水回りの配置、家族の動線…と、たくさんの要素を考慮しながら決めなければならない間取り。家づくりにおける大きな問題であるだけに、「ちょっとした後悔」にとどまらなかった先輩もいらっしゃいました…

◇こちらもチェック!
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~リビング編~
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~キッチン編~

部屋数は多ければ多い方が便利?


(Aさん・戸建てに引っ越して3年)
「社宅歴6年。長男4歳と長女2歳の時に、住宅購入の頭金が目標金額に達しました。実家から譲られた土地があったので、悩むことなくハウスメーカー選びに入ったのですが、ここにものすごく時間がかかってしまいました。

というのも、ウチは子供が男女一人ずつ。その上、私としてはもう一人、3人兄弟もいいなあ…なんて思っていたので、部屋数がなかなか決められなかったのです…子供部屋をひとつ大きくとって3LDK?子供一人一部屋で4LDK?
しかも夫が“小さくてもいいから書斎が欲しい”なんて言い出す始末。客間や書斎なんて作ったら、5LDK!?…選択肢がありすぎて、本当に大混乱でした。
基本プランが決まらないとハウスメーカーとしても概算見積を出せませんよね。結局、5LDKの見積を一番安く持ってきてくれたハウスメーカーさんに決定したんですが、それぞれの個室にしたせいで、将来は電気代が恐ろしいことになるかも、ということに最近気がつきました。
個室ではなくて、“子供寝室”と“子供勉強部屋”って分けるスタイルの友人宅にお邪魔して、ウチもこうすればよかったー!!って具合にちょっと後悔の念も。」

土地探しと並行して大きな問題となってくるのがハウスメーカーや工務店選び。このAさんの例では、ご家族の希望を詰め込んだプランを、リーズナブルな価格で提案してくれたハウスメーカーを選んでいますね。まずは予算内で希望の間取り・内装・設備が叶うのかに重点をおいて絞っていきましょう。

また、Aさんのように子供部屋の間取りについて後悔している先輩方はたくさんいるようです。「子供の人数が増えて部屋が足りなくなってしまった」「3階に子供部屋を作ったら1階との往復が大変…」といったエピソードも。気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください。
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~子供部屋編~


和室はいる?いらない?


(Bさん・一戸建て建築後3年)
「私の家、和室がひとつもないんです。実家もマンションなので和室は無かったですし、そんなにお客様がくる家でもないので、和室よりもリビングを広く作りたいなと思いました。1階は22畳のLDK、キッチンも広くてすっきりのアイランドタイプにして、オシャレな雰囲気。その他1階にあるのは水周りと広めにとった玄関ホールだけ。作った時は、すごく満足でした。

そんな私が“やっぱり和室作っておけばよかった…”って後悔するようになったのは子供が産まれてから。
例えば子供が病気になった時、大人と違って2階の寝室で一人で寝かせるワケにいかないですよね。症状によっては本当に目が離せないのに、食事の支度や家事をするのはどうしても1階になります。そんな時でも和室が1階にあれば、ベッドも不要、布団を敷けばすぐに看病できますし、夫にうつさないように寝室を分けるのも簡単。
あと、元気な時でも子供ってに座って遊ぶんですよね。テーブルと椅子生活に慣れきっていると、フローリングの床に直接座らせると冷えそうで躊躇してしまいます…
私も洗濯物をたたんだりする時に、和室があれば楽だったかな~なんて思ったりもしますね。いまさらですけど、工事費用がたまったら、一部を畳コーナーに変更する予定なんです。」

い草のほのかな香りが漂う和室は、心身共に癒される空間ですよね!ただ、各ご家庭のライフスタイルによってその必要性は異なってきます。上の例のBさんのように、後からリフォームするというのも一つの手だと思います。最近では、畳コーナーの床部分を少し高めに作って、畳の下に収納を設けるという、和室と洋室の中間的なつくりが人気を集めているようです。

和室の間取りについては、「押し入れはいらないと思ってクローゼットを作ったら、布団が入らない…」という後悔の声も。詳しくはこちらの記事をチェック!
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~和室編~


同居なんて聞いてないんですけど!(驚)


(Cさん・借り上げ社宅にお住まい)
「ハウスメーカーも大体の候補が決まり、両家の親にそろそろ報告しようかな、という時期。とりあえず夫の実家からお邪魔することに。
お前もついに一家の主だなあ、なんて、和やかな雰囲気の中、最終候補の間取り図を出して、あれこれ雑談をしようと思っていたその時です。

“あら、1階はお部屋が少ないのね。これ、私たちの部屋はどこになるかしら?”

……1分くらい、本当に意味がわかりませんでした。
“…え? お義母さんたちの部屋って言いますと、お泊りになられる部屋ってことですかね? 家も近いですし、あまりそういう機会はないんじゃないかと思うんですけど…”

そしてかぶせるように夫が衝撃の一言。

“おいおい話そうと思ってたんだけどさ、将来的にはやっぱり、同居しなきゃと思うんだよね”
お義父さん・お義母さんも隣でうんうんと頷いている…

一戸建てを購入したら同居生活が始まるってこと? そもそも、今までの間取り決めの話をしている間、一言もそんなこと言わなかったのに…頭が真っ白になって、“この図面はまだ決定っていうわけじゃないですから…”と言うのが精一杯。もちろん、家に帰ってからは大喧嘩。3週間は口を利きませんでしたね。こんな大事なこと、もっと早く言ってもらわないと困るってもんです!

その後、なんと転勤なんかめったにない夫の会社が新しい支社を立ち上げることになり、支店長に抜擢された夫は転勤することに。今も借り上げ社宅住まいです。

そんなことあるの⁉ と思った方。間取り決めのときに急に同居の話がでてくるケースは多いようですのでご注意を!」

親との同居は家づくりにおいて重大な問題。Cさんのように同居するかしないかで夫婦の意見が分かれることはもちろん、同居が決まった後もどんな住宅にするか悩みは尽きません。

間取りについては、「2階の子世帯のお風呂の音が1階の親世帯の寝室に響く…」なんていう想定外の問題も発生しがち。こちらの記事ではそんな先輩方の体験談を紹介しています。
夫婦で対立!? 家を買うときの意見の食い違いあるある~二世帯完全同居VS完全分離編~


間取り決めとあわせて考えたいポイント

間取りを考える時に重要なポイントとなってくるのが水回り。中でも洗面所については、「1階と2階どっちに作る?」「洗面台を2ボウルにしたいけど、かわりにお風呂が狭くなるのもイヤ」といったお悩みの声が。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~洗面所編~

他にも、水回りについての後悔エピソードはたくさん。こちらもあわせてチェックしてみてください。
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~トイレ編~
注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~お風呂編~

そして意外と盲点なのが、コンセントの配置。こちらも間取り決めの際に考えておきたいポイントです。玄関や部屋の入口など、コンセントなんていらないと考えがちなところに意外と大きな落とし穴が…?
家の設備で入れて良かったもの・イマイチだったもの~後悔シリーズ番外編<コンセント>~


「一戸建てで後悔したこと~間取り編~」をお送りしました。予算にも工期にも大きく関わってくる間取り問題。家族の意見を早めに集約しておくことはもちろんのこと、住宅購入経験者のリアルな体験談からもシッカリと学んでより良い家づくりに活かしていきましょうね!


後悔しない家づくりは、動線がポイントです!

注文住宅づくりが得意なハウスメーカーなら、キッチンの設備はもちろん、間取りまで後悔のない家づくりをさまざまなアイデアでサポートしてくれます。

例えば、全国に展開するハウスメーカー・アイダ設計が提案するのが、家事をスムーズにする回遊動線。キッチンからパントリー、洗面所、バスルームへ一直線の動線に、回遊性もプラス!

ウォークスルーパントリーにキッチン側からも、洗面所側からも入れるために、活用方法がぐっと広がります。

キッチンからパントリー、洗面所、バスルームまで一直線で家事がしやすい

パントリーは可動棚。置くものによって高さが変えられます。室内干しスペースとしても利用可能で、湿気がこもらないよう、すべり窓が床近くと天井近くに設置されています

「A」のキッチンはオープンな対面型、「B」のパントリーは独立した部屋でリビング・ダイニングから目に入らない形に。玄関・洗面所側からもパントリーに入れて、買い物後の荷物置きもラクラク。パントリーをウォークスルーにしたことによって、回遊ができる間取りになっています

こんなアイデアが満載のカタログをダウンロードできます!


いま、こうしたアイデアがもりだくさんのカタログ『プランスタイルブック』をプレゼント中!!
家づくりを考えている方には、ぜひ手にとっていただきたいカタログになっています。


キッチンや家事スペースのアイデアも盛りだくさん!家づくりで知っておきたい工夫をまとめたカタログです

申し込みは下のフォームから。メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。

完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。

お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にこちらのフォームからご相談ください。

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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります