プロが実践している!シワにならないように干せる2つのテクニック
洗濯した後に、どうしてもついてしまう衣類のシワ。「パンパン」と両手でシワを伸ばしながら干したり、アイロンをかける方法も有効ですが、時間のないときにはちょっと面倒ですよね。
そこで、今回は、シワにならないように干すための、簡単なテクニックを2つご紹介します。毎日のお洗濯、もっとラクして、もっときれいに仕上げましょう♪
Tシャツなどの縮みやすい衣類の場合
綿のTシャツなどは、洗濯するとどうしてもシワになり、縮みやすいですよね。そんな時、シワや縮みを防いでくれるとっても簡単な方法があるんです!この方法を教えて頂いたのは、Tシャツやパーカーなど、数々のオリジナル商品を手掛けている洋服屋の藤枝和則さん。(ブログはこちら→「キースな普段着」)ご本人が実際に干す前に行っているという、とっても簡単なテクニックをご覧ください。
① まず、洗濯機での脱水時間は2〜3分程度に抑えておきます。
あまり長く脱水するとシワが残りやすいので、短時間に抑えておくことがポイントです。
② 衣類を広げます。
③ 縦方向に10〜15cm程度の幅に折ります。
④ 両端を持って一度「パン」を引っ張ります。
⑤ 同じように横方向も折ります。
⑥ 同様に引っ張ります。
⑦ 最後に、広げていつも通り干せばOKです。
たったこれだけですが、脱水時間を抑えて、しっかり濡れているうちに布を伸ばすことで、シワや縮みを防ぐことができます。
一般的な、パンパンと両側から抑えてシワを伸ばす方法は、しっかり伸ばされた部分と、伸びていない部分の差が出てしまいます。一方で先ほどの方法は、生地が重なることで力が均等に分散され、一か所だけが伸びてしまうことなく、全体をキレイに伸ばすことができるというわけですね。
また、引っ張るのは縦横1回ずつで充分なので、とても時短になる上、道具も必要ないのでとってもお手軽です。綿のTシャツなど、シワのよりやすい衣類に有効です。
ニットなどの繊細な素材の衣類の場合
次に、ニットデザイナーの塚田安子さんから教えて頂いた、シルクやウール、カシミヤなどの、アイロンをかけづらい素材の衣類を干す時におすすめのテクニックをご紹介します。使用するのは、「コロコロ」の愛称でおなじみの、粘着カーペットクリーナー!① 洗濯後、衣類を裏返しにします。
② シワを伸ばすようにコロコロをかけます。
③ 最後に、いつも通り干せばOKです。
(セーター、ニットなどの伸びやすい素材は平干しがおススメです。)
衣類を裏返してコロコロをかけるため、生地を傷めることもありません。また、洗濯で取りきれなかった細かいゴミも一緒に吸着できるので一石二鳥。アイロンのように、袖などの細かい部分のシワにもアプローチできるのがうれしいポイントです。
セーターやニットなどのちょっと難しいおしゃれ着洗いも、この方法できれいに仕上げることができますね。
いかがでしたか。どちらの方法も、とても簡単にできるテクニックでしたね。大切なお洋服、ずっと美しく長持ちさせるためにもぜひお試しください。