気づいたら予算オーバーで後悔!? 家を建てるときの予算見直しポイント

初めてのマイホーム建築。マイホーム建築の先輩たちからは、「予算は膨らむから!なんだかどんどん気が大きくなって、"あ、飾りドアノブ可愛い!8万円?これくらいならやろう!”とか言っちゃうから!」なんて脅かされて、ちょっと背伸びして広めの土地を購入した私たちにとってはびくびくしてしまう予算のこと。後から後悔しない、予算削減方法、教えてください!……そんなあなたにお届けする、「予算見直しポイント」お教えします!
大原則「後からなんとかなるところは後回し」
家には、「後から変更しやすいポイント」と、「後から変更しにくいポイント」があります。簡単に分類すると、地盤、基礎工法、躯体、配管などの「見えないところ」が後から変更しにくく、化粧、造作、ユニット系は後から追加、変更がしやすいポイントになります。床材、壁紙、ドアやキッチン、水回りなどは、バリエーションも様々で、ついついショールーム巡りも熱心になり、せっかく一度しかないマイホーム建築なのだから、と良いものを入れたくなります。しかし、このあたりはリフォーム業者も多く、後から簡単に変えることができます。特に、お子様がまだ小さいご家庭では、「気がついたら真っ白だった壁紙一面にクレヨンの線路が…」なんて事も多いもの。「そんなに変えたりしないでしょ?」と思われる床材だって、もちろん後からリフォームできます。
同じ足元でも、床材を支える根太(柱)部分は削減ポイントにしてはいけません。床を支える、と言う意味では必要最低限あったとしても、ピアノのような大型家具や本でいっぱいの棚を置いたり、子供が走り回ったりすると床がたわんできます。また、この部分を後からリフォームしようとすると、予算がまったく変わってしまいます。憧れの無垢材を杉の合板に変えてでも、構造部分はケチらずに!
内装も重要なポイント!

意外と大きく影響してくるのが、「室内の扉と引き出し」です。収納部分の扉と、引き出しや間仕切りを極力無くしましょう。銭湯のかごが置いてある棚をイメージしてください。寝室のウォークインクローゼットやお風呂の収納、キッチンパントリー、トイレの吊り戸棚など、「扉」がある場所は意外とたくさんあります。
目隠しをしたいならかごや布を利用したり、どうしても扉をつけたいなら、化粧なしの引き戸が比較的安くつけることができます。
家が建ってからでも大丈夫。エクステリアの発注
ハウスメーカーから紹介されて、同時に発注することが多いエクステリア。どんな外観にするかゆっくり考えられないまま、比較検討もせずに発注しようとしていませんか?周囲のお家の庭を見ながら、地域によって向き不向きのある樹木を検討したり、お隣の生活スタイルを考慮するには、入居後ある程度の時間が必要ですよね。ガーデニングが好きなら自分でDIYするという方法もあります。
家族間で優先事項を決めておこう

キッチンか、収納か、間取りか、駐車場か…。何を優先したいか、本格的な打ち合わせに入る前に家族間でよく意見をすり合わせておきましょう。「その場の雰囲気で決めちゃった!」をなくすことが、予算を正しく削減する一番の近道です。