アメリカ人のリタイア後の居住地として人気のコロンビア・メデジン市を現地リポート〜世界の家 vol.1 後編

2016.12.14 ieny編集部
コロンビア在住の筆者カービー徳永が南米コロンビアメデジン市から現地をリポート、後編です!

私の知り合いに、65歳のアメリカ人の居住者がいます。そこで、彼になぜメデジンに移り住むことにしたのか尋ねてみました。
彼いわく、メデジンに移り住んだ理由は

「物価が安い」
「気候が良い」
「道路、水道、インターネットなどのインフラがしっかりしている」
「親切なコロンビア人」
「リタイアメントビザが取りやすい」

などいろいろと挙げてくれました。当リポートでは、多くのアメリカ人がリタイア後に移住地として選ぶメデジンの魅力をご紹介します。

物価が安い

コロンビアは物価が非常に安いです。


昼食
価格7500ペソ(290円)※
コロンビアの昼食は写真のような、スープ、ごはん、サラダ、ステーキ、フライドポテト、豆といったボリュームのあるメニューが一般的です。

瓶ビール(900ml)
価格3000ペソ(115円)※
もちろん発泡酒ではありません。ワンコインで瓶ビール(大)を飲むことができます。


賃貸アパート※一人部屋・月々
価格45万ペソ~100万ペソ(1万7347円~3万8550円)※
場所によって価格は大幅に変わります。メデジンには多くのマンションが立ち並んでおり、そこを借りて住むのが一般的です。

※2016年12月12日現在の為替レートによる

気候が良い


メデジンは気候が抜群に良く、常春の町といわれています。年中20度前後の気温で、冬着は必要ありません。寒いのが苦手な私にとっては非常に快適な都市です。

インフラがしっかりしている


水道水が飲める
メデジンでは、水道の水をそのまま飲むことができます。コロンビアの他の都市では飲めない都市も多く存在しますがメデジンは例外です。


安定したインターネット
インターネットも安定していてストレスなく仕事、SNSができます。


デコボコでないしっかりと舗装された道路
メデジン市内の道路はデコボコしていません。郊外は別として、日本とほとんど変わらないしっかりと舗装された道路です。

人種のるつぼ

Wilson Araujo / Shutterstock.com

先住民のインディヘナをはじめ、アメリカやスペインなどのヨーロッパからの移住者、さらに中東、インド、アジアからの移住者も多く、多様性に富んだ人種のるつぼです。

パーティーが盛ん


週末になるとメデジンのクラブ街は非常ににぎやかになります。コロンビア人はサルサダンスなどのラテンダンスにはじまり、レゲトンというセクシーなダンスも踊ります。

いたるところにクラブがありダンスを踊る人だらけのメデジン。パーティー産業の発展ぶりには目を見張ります。

治安には注意が必要

Free Wind 2014 / Shutterstock.com

メデジンの問題は治安の悪さにあります。南米の中ではかなり良い方ですが、日本と比べると確実に悪いです。

まだまだ多くの人が深刻な貧困状態に置かれていますし、銃器が簡単に入手できることから殺人や強盗の事件数は決して少なくありません。危ないエリアは避けて、慎重な行動を心掛けましょう。

まとめ

麻薬マフィアでネガティブな印象のあったメデジンは、住民たちの努力により少しずつ変わり始めています。そして、アメリカ人をはじめとする多くの外国人が移住してきています。今回のリポートでメデジンの魅力が少しでもみなさんに伝わっていたらうれしく思います。

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この記事を書いた人

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