ついに施工! 竣工までにすること〜 注文住宅・新築一戸建て A to Z〜Vol.9

2017.02.14 高坂類

シリーズでお届けしている 「注文住宅・新築一戸建て A to Z」。さまざまなステップを踏んできましたが……ついに我が注文住宅の新築工事スタートです!完成を待つばかりと思いきや、意外とすることがいっぱいあるんですよ。今回は施工中にすることをまとめます。

着工前には、忘れずに近隣へごあいさつを

新築中は、工事の騒音や資材の搬入などで近隣の住宅に何かとご迷惑をかけることになります。トラブルにならないためにも、工事の前にあいさつ回りに伺いましょう!

最低でも、家の両隣とその先の3軒、それから裏手側の3軒には、手土産を持参してきちんとごあいさつを。あいさつに伺うときには工事の責任者や営業担当者と一緒に回って、工事日程や特に迷惑をかけそうな時期を説明しましょう。連絡先を記載した工事の簡単な日程表を渡しておくのも親切です。

自縄張り、地鎮祭をとりおこなう


着工前には、工事現場で「自縄張り」と「地鎮祭」をとりおこなうのが一般的です。

  • 自縄張り
敷地内で、建物の外周に沿ってひもを張り、建物の位置を確認する作業。
道路や民家との位置関係が明確になり、駐車スペースの確認もできる重要な工程です。できるだけ立ち合いましょう。

  • 地鎮祭
その土地の神を祀り、工事の無事を祈る儀式。施主と工事担当者、営業がそろって顔合わせをする機会にもなります。現在では省略するケースもあります。
地鎮祭の手配は施工会社に頼むこともできますが、もちろん自分で近くの神社に依頼してもOK。家族と相談して、とりおこなうかどうか決めましょう。

工事中も現場に行きましょう!

着工したら、時々は現場に行って工事の進捗を確認しましょう!もし工事内容に疑問などが生じた場合は、依頼先の現場監督営業担当者に確認しましょう。工事現場の職人さんに直接話すことは避けたほうがベター。

上棟式をとりおこなう

柱や梁などの家の骨組みができて屋根がかかったら、工事関係者が集合して工事の安全を願うのが「上棟式(じょうとうしき)」。「建前(たてまえ)」や「棟上げ(むねあげ)」とも言います。
以前は施主や営業担当者も参加して宴会を開くことが多かった上棟式ですが、現在では簡単なあいさつとご祝儀を渡すのみのケースも増えているようです。

まとめ


工事中も施主は意外と忙しいことがわかりますね。マイホームの完成まであと少し! すがすがしい気持ちで竣工を迎えるためにも、あいさつ昔ながらの儀式もベストを尽くせたらいいですね。

次回はいよいよ最終回「新築一戸建て A to Z〜Vol.10 マイホームの完成から入居まで〜」に続きます!

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<参考・参照元>
工事前・建築(建設)中のポイント| 注文住宅・土地編マニュアル | SUUMO
土地を買って注文住宅を。入居までの流れをシンプルにまとめました! | 住まいのお役立ち情報【HOME'S】

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この記事を書いた人

高坂類

ライター
1983年新潟県生まれ。早稲田大学人間科学部卒。 四国・愛媛県 新居浜市(にいはまし)に拠点を置くデザイン事務所 hink DESIGN(ヒンクデザイン)代表。 広告デザインとWeb制作を中心に、ライター、ラジオパーソナリティ、モデル、司会等、四国の生活をより楽しくしようと 幅広く活動しています。 四国の魅力発信プロジェクト「しこくらいふ」主宰。 激辛グルメサークル「にいはまスパイスガールズ」主宰。