あると便利!ウォークインクローゼットの知識まとめ

2016.12.02 ieny編集部

あると便利なウォークインクローゼット建て替え注文住宅を考えている方は、家の設備としてウォークインクローゼットを作ろうかどうか迷っている方も多いかと思います。
そこで今回は、家にウォークインクローゼットを作る際の様々な知識を分かりやすくまとめていきたいと思います。

そもそもウォークインクローゼットとは?

ウォークインクローゼットとは、クローゼットを1つの部屋のように独立させた収納スタイルのことです。部屋に入るように、ウォークインクローゼットにも人が入れて、歩きながら衣類等を収納できるくらいのスペースが確保されている、3帖くらいのものが多いです。

ウォークインクローゼット作りでのポイントはその「面積」


ウォークインクローゼットは、和室や書斎と同じように「部屋」として作っていくため、単なるクローゼットよりも面積が必要になります。 人間が快適に歩けるには幅60cmは必要といわれています。最低でもこのスペースが十分に確保できるのかどうかが、使用する際のモチベーションを大きく左右します。妥協して狭めてしまうと、結局はウォークインクローゼット本来の使い勝手を損なってしまうことになりかねません。狭くて収納しづらいから、結局あまり使ってない…なんてことになったらもったいないですよね。 さらに怖いのが、狭くて作業しづらいウォークインクローゼットを使い続けると、肝心の服が人や壁との摩擦で痛んでしまう可能性があるということです。大切な服をいい状態で収納するためのクローゼットなのに、これでは本末転倒です。

このような危険性をはらんでいるため、ウォークインクローゼット作りにおける面積確保は最も重要なポイントといえます。自分の体が作業しやすいと思えるスペースの確保と、予算との折り合いをしっかりとつけてから作るようにしましょう。

ウォークインクローゼットは「更衣室」として使える

毎日ウォークインクローゼットで着替えるようになれば、リビングに服がごちゃごちゃ…なんて状態とは無縁になるでしょう。

ウォークインクローゼットは服だけでなく、ネクタイやバッグ、アクセサリーなども全て一つの場所に収納できるので、一ヶ所で全ての着替えが可能です。しかも更衣室に入る気分で利用できるので、気持ちのオンオフの切り替えもできて新鮮ですよね。さらに、全身鏡とオシャレな照明を付ければトータルコーディネートが楽しめる素敵な更衣室が完成します。

ウォークインクローゼットのタイプは主に3種類


ウォークインクローゼットには、ハンガーパイプが充実しているタイプ、壁全面が収納棚になっているタイプ、ユニットキャビネットを使用しているタイプの大きく3つに分けることができます。その他にもそれぞれのタイプのメリットを生かして、右側はハンガーパイプ、左側は全面的に収納棚にする等の複合タイプもあります。

・ハンガーメインタイプ
ジャケットやアウター類、かっちりしたシャツ等の服が多いという方にはハンガーパイプタイプがおススメ。通常のクローゼットよりは少し大きめで、着替えや整理のための若干の可動域さえあれば大丈夫という方に向いているタイプといえます。ハンガーにかけた衣類の下のスペースをうまく活用することでさらにスペースを確保することも可能です。

・壁全面収納棚タイプ
壁全体に棚を取り付けるタイプは、バッグやストール、アクセサリーや靴などの小物をお店のように「見せる」形で収納したいという方にピッタリです。日本の家では少ないスタイルの様ですが、移動スペースがしっかりと確保できる場合には整理するモチベーションも上がりそうな見た目なので、ウォークインクローゼットにこだわりたい方にはとても良いと思います。

・ユニットキャビネットタイプ
ユニット収納棚は、無印良品やIKEAといった人気メーカーから多くの商品が発売されていることもあり、人気が高いです。これらを設置したユニットキャビネットタイプのウォークインクローゼットは、様々な使い勝手に合わせて自由なレイアウトができることが魅力です。生活スタイルが多岐に渡るため、持っている洋服の種類がバラバラ…なんていう方にもおすすめのスタイルです。サイズ感が全く違う子供から、大人まで、シーズンオフのアイテムを一ヶ所に収納したい場合にもおススメです。

ウォークスルークローゼットで生活がより快適に

ウォークスルークローゼットとは、出入り口が2つあるクローゼットです。ウォークスルークローゼットにすることで、2つの方向からの出入りが可能になり、より快適に生活することができます。
例えば、クローゼットの中を通って部屋と部屋とを繋ぐように設計することもできますし、寝室からリビングを通らずに、トイレや洗面室に行けるようにすることもできます。他にも水まわりの隣にウォークスルークローゼットを持ってくれば、洗濯がかなり楽になるかもしれませんよね。

ウォークスルークローゼットがあれば、さらに個々人の細かい好みに寄り添ったライフスタイルの実現が可能になるということで、これからの住宅づくりの注目ワードの一つとなっています。

超重要!ウォークインクローゼット作りにおける注意点


先述の通り、スペースの確保という点はウォークインクローゼット作りにおける重要なポイントでありますが、もう一つ重要なのが「換気」です。ウォークインクローゼットは、やはりリビング等と比較すると人の出入りが少なくなるスペースで、空気が籠りがちになったり、湿気が溜まりやすくなります。これらが原因でお気に入りの服にカビが生えてしまったとしたら相当ショックですよね…

こういった事態への対処としては、や換気扇を設置するという方法があります。また、取り付ける場合の位置も、結露しやすい北側を避け、壁面に断熱工事を施す等、大切な衣類を守るための設備はしっかりと見当することをお勧めします。

最後に

人間の基本的な生活は「衣食住」から成るといわれる程、「衣」は私たちの生活に密接した重要な要素。ウォークインクローゼットにこだわることは、ライフスタイルの基盤をしっかりと形成していくことに直結しているともいえそうです。

しかし、まだ自宅に設置していないというご家庭も多いウォークインクローゼット。せっかく作ったのになんだか上手く使えていない…といった意見が多いのも事実です。成功する秘訣はなんといっても様々なパターンをよく見て事前に勉強しておくことでしょう。すでにウォークインクローゼットを導入したという知人がいる場合は見学させてもらってイメージを膨らませたり、今持っている服や好みの服、これからの生活でどういった服が必要になってくるのかを家族で分析することも必要かもしれませんね。

また、ウォークインクローゼットは、うまく使えば服以外のものも多岐に渡り収納が可能です。自分たちの長い人生の中で、どんなモノを大切にしていきたいのか、という観点で住まいを考えるよい機会にもなります。ぜひ、今回の記事も参考に検討してみてくださいね。

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この記事を書いた人

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