エアコン暖房の効率アップは湿度調整とサーキュレーター!

2019.01.22 ieny編集部

エアコンの設定温度を上げるとお部屋は暖かくはなるけど……気になってしまう電気代。『設定温度を1℃上げるごとに電気代が月に〇円あがる』という話はよく聞きますよね。
もし、設定温度を上げずにお部屋を効率的に暖めることができたら……。

お部屋も暖かく、節約にもなる!お部屋の効率的な暖め方をご紹介していきます。


サーキュレーターはエアコンの対角線上に上を向けて置く!


エアコンをつけても足元が寒い……てことはよくありますよね。 

そんなときに使いたいのが、「サーキュレーター」です。風を起こすサーキュレーターをつけたら室温が下がってしまうのでは?と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、サーキュレーターは“空気を循環させるもの”です。同じ風を起こす扇風機とは、使い方自体が異なります。

サーキュレーターの風は人に当てるのではなく、暖かい空気を吐き出しているエアコン付近に向けるのがオススメです。
そうすることで、室内の空気が循環し、下に溜まった冷気が上にいってくれます。

設置場所としてオススメなのは、エアコンの対角線上です。扇風機も代用できますが、先ほどもお伝えした通り基本的には使い方が異なるものです。風力が強いサーキュレーターのほうが、空気の循環を促してくれます。
お部屋のなかで一定の温度が保たれていないと感じる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?


エアコンつけたら加湿器をセットで使う!


冬は温度だけでなく、湿度も下がります。理想の室内の湿度は40~60%。40%以下になると風邪やインフルエンザの原因に、60%以上になるとダニやカビの原因になってしまいます。
ちょうどいい湿度をキープすることが、快適&健康的に生活するポイントとなります。
しかし、エアコンをつけると、部屋がさらに乾燥していくことに。

みなさんご存知のように、同じ温度のお部屋でも、湿度が違えば感じ方が変わってきます。
たとえば20度の部屋でも、湿度が20%と50%のときでは、湿度50%のほうが暖かく感じられるのです。
じつは、エアコンの設定温度を1度上げるよりも、湿度を上げたほうが暖かく感じられ、電気代も節約になるといわれています。

では、なぜ湿度が低いと私たちは寒いと感じてしまうのでしょうか。
部屋が乾燥していると、私たちの身体から水分が活発に蒸発していくことになります。このとき、蒸発する水分が身体から熱を奪っていきます。
そのために、乾燥している部屋にいると、湿度が保たれたときよりも寒いと感じてしまうのです。

エアコン暖房の際には、加湿が大事ということをおわかりいただけたでしょうか。
部屋の湿度を上げる方法は、加湿器はもちろん、加湿器がない場合でも代用方法がたくさんあります。

  • コップ一杯の水を置く
  • 洗濯物を部屋干しする
  • 浴室のドアを開けておく
  • やかんのフタをあけたまま湯をわかし、蒸気を出す
今すぐできるものばかりです!加湿器を買いに行く暇がない、というときはコップ一杯の水を邪魔にならない場所に置いておくとよいでしょう。
湿度を上げることは風邪予防にもなり、健康面にもいいことばかり。ご家族の健康を守るためにも、ちょうどいい湿度にも気を配ってみてください。


エアコンのフィルターをこまめに掃除する


意外と忘れてしまいがちなのが、「エアコンの掃除」。夏前にやって安心している方も多いかと思いますが、エアコンはほぼ毎日使うもの。日々、ホコリは溜まっていきます。

エアコンのフィルターがホコリやゴミで汚れたままだと、風の通り道に障害ができてしまうために本来の機能を発揮できず温度調節の効率が下がってしまいます。
また、エアコン内部はカビが生えやすく、定期的なメンテナンスが必至。面倒だからといってメンテナンスを怠ると、不衛生な風が吐き出されることとなり人体に悪影響を及ぼすことも。

ほとんどのエアコンが、フィルターの清掃は簡単にできるようになっています。
フィルターを取り出して掃除機をかけて表面のホコリを取り除き、もしも汚れがこびりついていたらブラシなどを用いてしっかりと落としましょう。

フィルターのお掃除は月に1回程度を目安に行うことをオススメします。
フィルターをきれいに保つことで、余計なエネルギーを使わないので電気代が節約されます。


カーテン選びを工夫する


生地選びを工夫する

冬は室外の冷気がを通じて室内へと侵入し、室内の温度が下がってしまいます。この冷気の侵入を遮断することで、室内の温度を高い状態に保つことができます。
二重の生地のカーテンは、生地の間に空気の層ができます。その空気の層が、室外から侵入してくる冷気を遮断する役割を果たしてくれます。そのような意味では、カーテンの折り返し部分が深いものを選ぶと、ヒダの谷間に空気の層ができるので、より断熱効果が期待できるでしょう。

また、アクリル繊維のものを選ぶと高い保温効果を得ることができます。ただし燃えやすくもあるので、近くで暖房器具を使う際は注意が必要です。
さらに保湿効果のあるレースカーテンを組み合わせるのもオススメです。

色選びを工夫する

色はあまり関係ないと思われがちですが、実は視覚効果で暖かさを感じることができます。冬の色のイメージといえば、白や青の寒色系ではないでしょうか。
しかし、体感温度が上がるといわれているのは赤や黄色などの暖色系のカーテン。インテリアに合わせて、暖かい色を取り入れてみてください。


窓まわりは断熱テープで対策


カーテンの次に注目したいのは、「窓まわり」。冷気が侵入してきたり、室内の熱が放出されるのは窓の隙間に原因があります。
そこで、オススメしたいのが窓枠専用の断熱テープ。窓枠にある隙間を埋めることによって、エアコンの暖房効率を上げることができます。また、節約にもつながります。


床にじゅうたんや断熱シートを敷く


暖気が逃げていく場として、見落としがちなのがです。じゅうたんやカーペットを敷いて、床から熱が放出されるのを防ぎましょう。
すでにじゅうたんなどを敷いている方は、アルミ断熱シートを床とじゅうたんの間に敷くのがオススメ。より暖かさを感じることができます。
シートは100円ショップでも手に入れることができるので、取り入れやすいのではないでしょうか。


いかがでしたか? エアコン暖房を効率的にする工夫をお伝えしました。
適切な対策をおこない、厳しい寒さを乗り越えましょう!

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この記事を書いた人

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