インテリアコーディネーターってどんな資格?

2016.12.16 ieny編集部

建築や土木工学には色々な資格があり、更に建築物の内装やインテリアなどに関する資格試験も数多く存在します。そのなかでも「インテリアコーディネーター」は、家具カーテン照明などのインテリア商品や住宅計画の提案を行う資格です。建築物の空間デザインに関する基礎的な知識、インテリアや内装、照明などの商品知識を幅広く持ち、その知識を総合的に活用して顧客の要望に応じた内装作りをサポートしていきます。

インテリアコーディネーターの試験内容

インテリアコーディネーターは民間資格試験です。インテリアを専門にする社団法人が実施している試験を受験して合格すると、その知識が一定の水準をクリアしていることを証明できます。一次試験ではマークシート方式、二次試験では論文とプレゼンテーションによる試験が行われます。合格率は25%程度ですが、一次試験の試験範囲が広いので、効率的に勉強をしていく必要があります。

一次試験ではインテリアの歴史やコーディネーターの役割、インテリア商品の知識、住宅構造や室内環境、インテリア計画、住宅に関する法規則など、幅広い範囲の知識が必要な設問になっています。通信講座などを活用して体系的に知識を身につけていくことが重要です。二次試験では一次試験で得た知識を活用して、インテリアコーディネート時の課題に対して理解、判断し、適格な方法で表現していく力が求められます。

例年、一次試験は10月上旬の日曜日、二次試験は12月上旬の日曜日に実施されます。一次試験と二次試験を別々の年に受けることもできます。

受験料について

受験料は、同一年に一次試験と二次試験を受ける場合は14,400円を支払います。一次試験と二次試験を別々の年に受ける場合、11,300円ずつ支払うことになります。
つまり、同一年で一次試験と二次試験を受けた方が受験料が安くなるということです。

就職先について

インテリアコーディネーターの資格を活かすにはインテリア商品の販売会社へ就職するのがまず第一だといえます。また、住空間の演出を提案していく仕事ですので、設備・建材メーカーやシステムキッチンの販売店、住宅メーカー、工務店でも活躍することができます。

<参考・参照元>
インテリア産業協会│インテリアコーディネーター受験のご案内
インテリア産業協会│資格試験について

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この記事を書いた人

ieny編集部

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