資格「インテリアプランナー」って知ってる?インテリアプランナーのイロハについて
インテリアプランナーって何?
インテリアプランナーとは建築士に近い職業で、建築物の室内空間における企画や設計、管理の全てを請負っています。建築物の用途は商業施設や住宅、オフィスなど多様なので、建築に関する細やかな知識が必要です。
依頼主が見つかったら、まず打ち合わせを通して建築物の機能性や安全性、快適性などを踏まえてデザインを考案し、内装にどのような材料を使うのかを決めます。そして工事現場で決まったことを指示し、クオリティの高い建築物を完成させます。
インテリアプランナーの「2つの試験」
インテリアプランナーの資格は学科試験と設計製図試験の2つに合格することで取得できます。平成27年までは受験できる年齢が20歳以上でしたが、平成28年からは何歳でも受けることができるようになりました。学科試験は6月、設計製図試験は11月と時期が異なります。
合格率について
平成27年度の際の合格率は学科試験が61%、設計製図試験が27.7%となっています。受験方法の改正によって学科試験を合格しなければ設計製図試験は受験でいないので注意しましょう。学科試験では2時間30分のうちに50問の4択問題に答えます。
出題数は多くなったので浅い知識では答えられない問題に備える必要があります。受験料は2つの試験で2万5920円と、何回も挑戦する場合は高い金額になります。
無料ではありませんが、建築技術教育普及センターでは、過去問や解答例をまとめたガイドブックを発売しています。問題に慣れることが受験対策には一番良いので、何回も不合格になって受験料を払うよりは安いですね。
資格を持っていると建築系の会社に優遇されるだけでなく、個人事業主として活躍する可能性も拓けます。