設計事務所との家づくりのメリット、デメリット

2016.10.15 ieny編集部

家づくりにおいてはどこへ依頼するかの選択が大切です。住宅メーカーや工務店に依頼するのではなく、独立した建築士に設計を依頼する方法もあります。建築士は独立して設計業務を行うにあたって、設計事務所の登録を行っています。設計を業務として行うためには設計事務所の登録が必要だからです。独立の建築士に設計をお願いしたい場合は、設計事務所に仕事を依頼することになります。

建築士と工事をする業者は別

独立した建築士は、依頼者である施主の利益を第一に考えて設計を行ってくれます。設計事務所を営む建築士は、設計と監理を請け負い、工事は請け負いません。そのため、工事をする業者は別に選定する必要があります。

施工業者を紹介してもらえることも


多くの設計事務所では、普段から信用のおける施工業者と何らかの関係を持っているのが一般的です。施主自らが施工業者を指定することもでき、設計事務所から紹介してもらうことも可能です。施主自ら数社に見積りを依頼し、最低価格の提示者に施工を依頼する方法もあります。

土地の用意と資金の確保

設計事務所に家づくりを依頼する場合は、土地の用意と資金の確保をしておく必要があります。設計事務所は土地の斡旋までは行わず、融資を受ける場合も、施主が自ら探す必要があります。

家づくりの内容について

家づくりの内容は基本的に自由です。どんな構造で、どんな材料を使いたいかは施主の意向により決められます。建築士は施主が示した案に対しアドバイスはするものの、基本的には施主の意向を尊重します。しかし、施主の考えが、必ずしも施主の利益にならないと判断した場合は、しかるべき軌道修正をしてくれるはずです。

設計事務所に依頼する際の注意点


設計事務所に家づくりを依頼した場合のデメリットは、施主の仕事が増えることです。建築士は、大手住宅メーカーの営業マンのように、なんでもやってくれるわけではありません。共に家をつくっていくという姿勢が施主にも望まれます。また、設計料は建設費とは別にとられます。ただし、設計事務所が業者の提出した見積り書をチェックして工事費を抑えようとするために、全体の金額は安くなることも多いようです。

建築現場では様々に確認の必要が生じます。工事が始まってからの現場チェックは、設計事務所も行ってくれますので、設計事務所にも施工者に適切な指示を与えてもらい、最終的に良い家をつくることを目指していきたいですね。

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この記事を書いた人

ieny編集部

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