住宅情報誌の賢い活用法
住宅購入に本腰を入れようと思い、いつも手にする住宅情報誌。でも、日にち経つと、読んだ内容はすっかり忘れてしまっている。よくあるパターンですね。
情報というのは、自分で軸を持って読み進めなければ、記憶に残りません。今回は、住宅情報誌をよく読む人のために、住宅情報誌の賢い読み方についてお伝えしていきます。
読み方1:ネットで物件情報を掘り下げる
情報誌はスペースが限られているため、1件あたりの情報が不足している傾向にあります。実際に「ネットでもっと詳しく!」と情報誌の中でネット閲覧を促しているものもあります。
そして、ネットの情報の見せ方は日々進化しています。家の中に実際に入って、360度を見渡せるような閲覧ができるサイトもあります。住宅情報誌は情報のフックとして考え、そこからどんどんネットで掘り下げていけば、自然と希望の住宅に関する情報が詳しくなっていきます。
読み方2:購入者の声のページは、自分のパーソナリティや属性と照らし合わせる
住宅情報誌で実際に建てた人の声や感想が載っている場合がありますよね。単純に感想を読むのではなく、家を建てた人の生活リズム、ライフスタイル、家族構成を把握し、できれば、パーソナリティまで読み取る努力をしてみて下さい。
そのうえで、自分と比較してみましょう。すると、購入者の感想と自分のズレが理解できるようになります。その購入者が満足しているポイントが、自分の家族構成なら成り立たないということもあります。自分と誌面の購入者を常に比較して読み進めていきましょう。
読み方3:マンションと建売は、その土地をGoogle Mapのストリートビューで確認する
物件購入は、立地も大切です。立地が良く、さらに景観も良ければ、資産価値もぐっと上がります。物件が良いと思ったら、住所をGoogle Mapで検索し、ストリートビューでご近所探索をしてみましょう。
道路の通りやすさ、周辺施設、活気など、あらゆることが分かります。
読み方4:耐震などの「守り」の施工に目を向ける
住宅情報誌はどうしても、家の中、住まいのビジュアルを強調していて、読んでいる私たちも、そのビジュアルで全体の印象を決めがちです。良い家だと思ったら、安全面、衛生面、強度などをチェックしていきましょう。安全面についての訴求のない家は、そのことを記録し、後にモデルハウスへ行く際などに、担当者に質問するようにしましょう。
読み方5:雑誌にある〇〇がなかったら、どう見えるかをイメージする
雑誌の写真には、いろんな家具や家電やインテリアが足されていて、全体の印象を良くしているものがほとんどです。なので、そうしたものが、自分の家のものに変わった時にどう見えるのか、イメージを膨らませて、読み進めてみましょう。買った後と住む時のギャップをなくすセンスを磨くことに繋がります。
読み方6:とにかく気になったらスマホで写真保存
住宅情報誌は、時間と共に捨てていくはずです。特に無料の物は、お金を使っていないため、片付けがてらに捨てることも多いはずです。
そこで、大事なのが「気になったら即、保存」です。物件情報、お役立ち情報で気になる箇所があったら、スマホで撮影しましょう。写真アプリの中に住宅購入専用フォルダを作っておくと良いでしょう。そのフォルダがあなただけの住宅情報誌になります。
最後に
住宅情報誌の賢い読み方は、自分の感覚を研ぎ澄ませば、多くの有益な情報を手に入れることができます。そして、いろんな視点を持って、読み進めることで、住宅購入のあれこれについて詳しくなり、より専門的な情報を深く正しく吸収できるようになります。
結果、良い住まいを作ることができるでしょう。