物をなかなか捨てられない性格になってしまう理由6
捨てないといけないと思っているのに、なかなか物を捨てられない人っていますよね。何も考えずに物をどんどん捨てるのは良いとは限りませんが、物を捨てるべき時に捨てることができれば、気分もスッキリ、浮いたスペースを有効活用できます。では、物を捨てられない人は、なぜ、物を捨てられない性格になってしまうのか? そこには大きく6つの理由がありました。
理由1、自分に自信がない
自分に自信がない人は、自分の大きな決断を信じきれないので、結果、選択を躊躇して、「そのまま」になってしまいます。この「そのまま」が「なかなか捨てられない」という状態ですね。例えば、あなたが会社の採用担当者だったとします。面接して採用するよりも、リストラの方が悩みませんか? 新しく迎え入れるよりも、古きを捨てる方が難しい。自分に自信がないと、捨てる行為へ足を踏み出せないのです。
理由2、物に愛情を感じているから
物に愛情を感じていると、物を捨てることが「大好きな人との別れ」のようなイメージを抱いてしまうので、当然捨てないという行動を選択してしまいます。「きちんと捨てることも愛情」という考えに切り替えてみましょう。また、物を捨てる前に、写真を撮っておくことで、思い出は残ります。物を残す以外の愛情の注ぎ方をものにしましょう。
理由3、可能性の低いことを、考えすぎる
捨てようと思っても「いや、これは〇〇の時に使う」という考えがよぎって、捨てずにいるというパターンです。でも、実は「〇〇の時に使う」というシチュエーションが訪れる確率は本当に低く、捨てた方が良いことの方が多いものです。「いつか使う」は宝くじに当たるようなものだと思えば、気軽に捨てられるようになります。
理由4、物を集めることで優越感に浸っている
物がたくさんあることで、他人よりも優れていると感じたい人にある傾向です。コレクターによく見られる傾向ですが、裏を変えせば、何もない状態が怖いということ。もっと踏み込んで言えば、物がない状態の自分はあまりにも無防備で、その無防備な状態が嫌だということ。自分に自信がないということも関係しています。
理由5、もったいないと思ってしまうから
せっかく買ったのに捨てる。それならば、とっておこう。もったいないと思って捨てられない人は、物の経済的な価値を「点」で捉えています。「買う」という点や「捨てる」という点よりも、むしろ、「使う」という線がどのような線を辿ったかによって、購入した金額以上の価値が得られたかどうかが決まってきます。長期間使用の積み重ねによって、その価値を消化しているのであれば、きちんと捨て、新しい物を手に入れた方が、生活も良い循環になります。
理由6、捨てるのに罪悪感を覚えてしまうから
捨てることが悪いことだとという価値観が自分の思っている以上に、潜在意識に刷り込まれているケースです。日本人は「もったいない」精神があるため、捨てることが「きちんと物を使い続けることに失敗した」と捉えてしまう傾向にあります。最近ではリサイクルできる部品も多くなっていますし、正しく捨ててあげることで、それらの廃棄物は次の製品へ有効に使われます。ですから、捨てることに強い罪悪感を覚える必要はありません。
最後に
以上、物をなかなか捨てられない性格になってしまう理由について掘り下げてきました。自分が知らない間に作られた価値観や考えや癖などが「捨てられない」性格を作っているということがお分かり頂けたと思います。
物を捨てることで、自分の中で新しい余白を作り、それが人生をさらに刺激的にしていきます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。