いい事ばかりじゃない? デザイン住宅のデメリットとその回避方法

2016.04.21


おしゃれなデザイン住宅に憧れる人も多い一方で、実際には暮らしにくいのでは?という声が聞かれることもあります。デザイン住宅にはデメリットもありますが、暮らしやすいデザイン住宅を手に入れることも可能です。

デザイン性だけを優先することにはデメリットも


デザイン住宅といわれる住まいの中には、デザインのみを重視した結果、暮らしやすい住まいとは言い難い住宅もみられます。機能性をおざなりにしがちなことは、デザイン住宅のデメリットです。例えば、吹き抜けがあり、階段がリビングにあるような間取りでは、光熱費がかかるだけではなく、エアコンをつけても夏は暑く、冬は寒いといったケースがあります。あるいは、片付けながら調理するのが苦手な人にとって、オープンキッチンで手元が見え過ぎる状態は、来客時に使い勝手が悪いでしょう。
吹き抜けでは、壁や窓の断熱性に配慮する、階段部分を引き戸で仕切ることができる設計にするなど、温度変化の影響を受けづらい設計にしつつ、デザインの工夫をすることで対処できます。オープンキッチンでは立ち上がりのあるパネルや腰壁を設置することで、開放感のあるキッチンでありながらも手元を適度に隠すことが可能です。
設計の工夫次第で、デザインと機能性を両立させて住まう人に合った家とすることができます。機能性を顧みずデザインだけが優れた家は、よい住まいとはいえないのです。

「個性」が合うかどうかが重要


「デザイン住宅」と呼ばれる住まいでも、デザインのテイストはさまざまです。個性の強い建築家の設計した住まいは、おしゃれであっても人によっては好まないこともあります。嗜好が合わない建築家に依頼すると、打ち合わせで意見が合わないことが多く、スムーズな住まいづくりが難しくなりがちです。
デザイナーズ住宅といわれる住まいを手掛ける建築家や住宅会社に、住まいづくりを依頼するときには、過去の作品例をチェックし、作風が好みに合うか見極めることが大切です。

デザイン性と機能性を両立した「デザイン住宅」を


本来、住まいは機能性にもデザイン性にも優れた家であるべきです。独創的過ぎる間取りは実際に住んでみると、使いにくいケースもみられます。デザインが優れていても暮らしにくければ、よい家とは言えません。暮らしやすい家となるには、住まう人のライフスタイルに配慮し、デザインを両立していく必要があります。敷地条件や住まう人のニーズという制約の中で、いかにデザイン性に優れた住まいとするかが建築家の腕の見せ所です。

まとめ

デザイン住宅と一言でいっても、住まう人や家族構成、ライフステージによって合う家のデザインや必要な機能は異なります。日本の家だけではなく、個性豊かな世界の家の実例をもとに、理想のデザイン住宅を見つけてみましょう。数多くの実例を目にすることで自分の志向がわかり、デザイン住宅の設計を依頼するときの参考になります。