住宅購入を考える人が絶対にケータイ代を滞納してはいけない理由
ケータイ料金のクレジット決済は立派な信用取引!
ケータイ電話の新規購入や機種変更。一番メジャーなiPhoneだと相場が6万円~10万円。契約時には、ショップ店員の言われるがまま、あれよあれよと24カ月割で支払う形に決まる。結果的に電話代やパケット代と同じような月払い。そして、毎月の料金をクレジット払いに設定。さて、これが最も一般的なパターンだと思います。しかし、この点をあまり深く考えていない方が多いようです。
クレジット決済ということは、信用取引です。だからこそ、「あっ、今月ケータイの引き落とし忘れてたー」なんてことをしていると、信用を失うことになります。
ケータイ料金延滞で住宅ローンが降りない可能性アリ
住宅ローンを申し込むと、銀行や住宅金融支援機構は審査を行います。これまでのすべての信用取引が、今回の信用取引の参考材料になるわけです。その他にも、勤務先、勤続年数、年収などを徹底的に調べます。クレジット情報以外の経済面で信用を勝ち取るストロングポイントがなければ、ケータイ料金延滞という1つのミスが大きく響き、信用を失います。その結果、住宅ローンが降りない可能性が出てくるというわけです。
スマホブラックリスト者が増加中!
割賦販売の信用情報を扱うシー・アイ・シー(CIC)は、ケータイ端末分割払いによるブラックリストの件数に対して以下のように答えています。
“端末代を3カ月以上延滞すると「異動」、いわゆるブラックリストに分類され、記録は5年間残る。2013年7月時点で「異動」した消費者は242万4000人。2年間で2倍以上に増えており、毎月5万人がリスト入りしている計算だ。信用情報の登録は通常、若年層(10~20代)で1割程度だが、携帯では3割に跳ね上がる。これが何を意味するか。「社会人になったのに住宅や車のローンが組めずカードも作れない。原因は学生時代の携帯代の延滞だった--。”
引用元:スマホ初心者がはまる「端末無料」の落とし穴|日本経済新聞
毎月5万人って相当な数ですよね。スマホ代を支払えるはずなのに、ケアレスミスする方が多いと考えられます。クレジット決済したお金が引き落とされる口座に、お金を入れていなかった。その他、現金で支払うものだけで支出を想定していて、口座の貯金調整を誤ったケースや引き落とし先が普段使わない口座になっていて、その口座にお金を足すのを忘れていたということもあります。こういったミスを繰り返していると、いざ住宅ローンを組みたいという希望が芽生えたときには活用できないという状況に陥ってしまいます。
最後に
住宅購入を考える人が絶対にケータイ代を滞納してはいけない理由がお分かり頂けたかと思います。クレジットに関する経済活動には自分の信用がシビアに付いて回るということを強く意識して行動することが大切になります。割賦販売の信用情報を扱うシー・アイ・シー(CIC)は、5年間信用情報が掲載されます。5年以内に家を買うなら、絶対にスマホ延滞は避けたいところです。
日々の忙しさの中で、クレジット決済で引き落とされる口座には、余裕を以って預金しておくようにしましょう。