家に庭は作るべき?家の庭の本当の役割とは
家を建てる際に、「庭」のことをスルーしていませんか?「庭」のある家に育っていない方は、「そもそも庭ってそんなに必要なの?」と考えているかもしれません。そこで、今回は、家に庭は作るべきか?家の庭の本当の役割について掘り下げていきたいと思います。
役割1、家の補助
庭には、家でやりたくてもできないこと、家ではキャパオーバーになりそうな要素がたくさん詰まっています。災害の規模にもよりますが、庭が一時的な避難の場所として役割を担うこともあるでしょう。ゴミ捨て場を庭に作ることによって、家の中の臭いの環境を衛生的に保つこともできます。捨てたくても捨てられないものを、一時的に庭の物置へ移動させることで、本当に必要なものかどうかを判断することができ、最適な断捨離にも繋がっていきます。
役割2、内部と外部の中間的存在
家の中の空気がどんよりしていて、なんだかスッキリしない。こんな経験をしたことはありませんか?そんな時に、庭へ自分の体をシフトさせることによって、心をリフレッシュさせることができます。家にこもっている悪い流れを自ら断ち切る場所として、庭は大きな役割を果たしてくれます。家の内部であり、家の外部でもある中間的な存在が庭なのです。
役割3、観賞を楽しむ
日本には素晴らしい「池泉庭園」、「枯山水(かれさんすい)」、「露地(ろじ)」が沢山あり、観光で庭園を訪れて、感動した経験のある方も多いのではないかと思います。日本庭園が示すように、自然や造形物を配置することで、目を楽しませる役割があります。また、庭園の「園」という言葉には「子供が学んだり遊んだりする施設」(デジタル大辞泉)という意味があります。子供だけでなく、大人も観賞の場を作り上げることで、学ぶことは非常に多くあるのです。
役割4、遊びを作る
庭は大人も子供アクティブな遊びができる場所です。家の中で遊ばれ、ものの破損が心配であれば、庭を作ってそこで遊ばせることで、子供に家を壊されることも回避できます。特にスポーツやアウトドアな要素を散りばめた遊びは庭でしかできません。さらにいったん家を作ったら家の中のスペースを広げるということはできません。庭があることで、家族が多くなっても、快適な遊び場を確保することができます。
役割5、フリースペース
庭は家の中よりも、使う目的が固定されずに、実際に使う際も、役割は流動的になっていきます。言ってみれば、庭は自由が利く場所なのです。いろんな物事を想像的に創造できる場所が庭になります。庭を活用することで多彩な生活を実現することができます。
最後に
以上、家に庭は作るべきかという観点から、家の庭の本当の役割についてご説明してきました。この記事を通して、庭が欲しいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。庭を作る際のコツは、庭の広さには限りがあるという意識を持つことです。庭が有限であることを意識できれば、庭で実現したい目的を明確になります。目的が複数あったときは、きちんと優先順位をつけることができ、良い庭を作ることに繋がっていきます。