ハウスメーカーの比較、どんな点をみればいい?
新築の一戸建て住宅を検討している人にとって、各ハウスメーカーの評判は気になるところです。大手の安心感をとるべきか、地元密着型のきめ細かさで選ぶべきか。代表的なハウスメーカーの評判を集めてみました。
耐久性・耐震性で安心感抜群な旭化成ホームズのヘーベルハウス
旭化成ホームズが提供する注文住宅ブランドのヘーベルハウスは、床・外壁・屋根にALCコンクリートを使用しています。そのため耐久性、断熱性、耐火性、遮音性にすぐれており、60年長持ちするロングライフ住宅として人気があります。耐震性にもすぐれており、万が一の災害リスクにも強い高品質住宅という評価を得ています。
また気になるアフターサービスについても、“決まった年度ごとに点検項目があり、しっかり見てもらってます”と好評です。定期点検や不具合が見つかった時にも安心して任せられるアフターサービスの充実が、より高い満足度につながっています。唯一のデメリットは単価が高くなりがちなところで、費用がネックとなるでしょう。
コストカットの徹底でローコストかつ高品質を実現したタマホーム
タマホームでは、基礎から内装・電気工事にいたるまで、自社の専属スタッフが施工を直接管理しています。中間業者を省くことで工期の短縮とコストカットに成功した、ローコストな高品質住宅として人気です。単にローコストをめざしただけでなく、断熱性では最高ランクを獲得、建物の基礎には国産木材をふんだんに使用するなど、資産価値の高い住宅として定評を得ています。
坪単価が安いというメリットがある反面、アフターサービス面では“大手のように何人もの社員が手厚くケアしてくれるわけではありません”という声があります。大手ハウスメーカーのような手厚いアフターサービスを期待する方にとっては、注意が必要でしょう。
1000万円で自由設計の注文住宅を実現したアイダ設計
アイダ設計は、ローコストかつ自由設計の注文住宅を実現したハウスメーカーです。自社にてプレスカット工場を保有し、施主の注文にも細かく応じられる体制が整っているところが強みです。また土地の仕入れから住宅の施工まで自社スタッフで行い、中間業者を徹底的に排除しています。そのためローコストながら自由度の高い住宅設計が可能になっており、予算に応じた設備のグレードアップも可能です。
“建物自体の評判は、豪華さはないものの、構造や耐震性には問題のない家が、安く手に入れられることで人気があります“との口コミ通り、実質を重視する人なら十分満足できるでしょう。「888万円の家」のCMでご存知の方も多いかと思います。
ハウスメーカーといっても、アフターメンテナンスまで充実した大手ハウスメーカーから、地元密着型でコストカット重視のローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーまで、様々な会社があります。リフォームも可能な今、どこまでハウスメーカーに求めるのか、あらかじめ見極めておくと、失敗も少なくなります。
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