資産価値の下がらない住宅を建てるには?

2016.09.26 ieny編集部


家の購入といえば、誰もが一度は考えた事のあるであろうトピックです。特に、「賃貸住宅の家賃がもったいないから」という理由で、早く家を購入したい!と考える人はとても多いです。そして多くの人は、「自分にとって住みやすいから」、「自分好みの家だから」という理由で家を買いがちです。

しかし、ちょっと立ち止まって考えて頂きたいのが、その物件に、「将来、売却や賃貸するときに資産価値はあるのか?」という点です。いざ、売りたいという時に価値が大幅に下がってしまう物件では困りますよね。そこで、今回は、「資産価値の下がらない住宅を建てるにはどうすれば良いか?」という点に絞って、ご紹介して行きたいと思います。

「立地」が最も重要

まず最初にお伝えしたいのが、一番重要なのは「立地」だという事です。「住宅の資産価値を決めるのは、立地が9割(物件のスペックが1割)」とまで言われます。立地は一度決めてしまえば変えることができない要素でもあり、一番重要なのです。言い換えれば、「人気のあるエリアを選ぶこと」が最重要。もっと具体的に言えば、「人気沿線」の「人気駅」であれば尚良いのです。

人気エリアの例を挙げると…

例えば東京都であれば、港区、渋谷区、江東区あたりは鉄板でしょう。神奈川だったら青葉区、都筑区あたりも人気です。あるいは、「住みたい街ランキング」でランクイン常連なのが、吉祥寺、武蔵小杉、自由が丘あたりです。

関西で言うなら、難波、梅田の近辺。
阪神エリアなら、西宮、芦屋、夙川。
名古屋だと栄、京都だと四条烏丸近辺

・・という感じです。これらのエリアは、「総合利回り」「キャピタル利回り」といった、収益性の高さを示す数値が、他のエリアに比べてずば抜けて高いのです。

駅から出来るだけ近い物件を選ぶこと

駅からは、近ければ近いほど良いです。駅徒歩5分圏内であれば、まさに鉄板でしょう。首都圏では、不動産会社が中古住宅を査定する際に、「駅から1分遠ざかるごとに坪単価が約4万円値下がりする」のだそうです。それほど、「駅近」であることは資産価値を決める上で重要なポイントなのです。駅徒歩5分以内は、適正価格であれば1週間以内に買い手が見つかると言われます。それが、人気のある路線や駅であれば、まず需要が途切れる事は無いでしょう。

最寄駅のアクセス利便性があること

また、最寄駅のアクセス利便性も重要なファクターです。複数の路線が利用できる駅、始発駅、急行や快速の停車駅、都心やターミナル駅に乗り換えなしで行ける、といった要素があれば、付加価値はさらに高まります。

住環境が良いこと

上記の「立地」に関わる要素を満たした上で、その次に考える事が、「総合的な住環境」の良さです。日当たりが南向きだったり、角部屋、上層階だったり、眺望良好、近隣施設の充実・・これらの要素を満たしていればいるほど、資産価値は下がりにくくなるでしょう。

最後に

以上、資産価値の下がらない住宅を建てるために大事な要素についてお伝えしてきました。住まいの場所を現在地点で評価するのも大事ですが、未来の視点を持つことも大事になります。資産になるということは、ある意味、住宅購入は投資とも言えます。住宅購入は住むことだけでなく、資産を持つことという認識を持つようにすると、より良い住宅購入が実現できます。

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この記事を書いた人

ieny編集部

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