別荘は必要か?別荘を持つとよいこと、悪いこと
今は以前よりも別荘が買いやすい時代
別荘というと、どんなイメージが浮かぶでしょうか?例えば避暑地として、暑い夏には高原の別荘で涼やかに過ごしたり、あるいは青い海岸でマリンスポーツに興じたり、冬にはウィンタースポーツを楽しんだり。ひと昔前には、「別荘」といえば、いかにも一部のお金持ちの人達だけが手に入れられる贅沢、というイメージがありました。別荘地として首都圏近郊の有名どころで言えば、軽井沢、蓼科、箱根、熱海など。ブランド化されたリゾート地の物件は購入価格も高額で、維持管理費用もバカになりませんでした。
しかし、バブル崩壊以後、リゾートの新規物件も減少し、バブル期に建てられた物件は築年数も経過し、手の届きやすい価格帯になっているのです。今回は、そんな別荘を持つ事のメリットやデメリットをご紹介していきます。まずは、別荘を持つメリットについてです。
メリット1:非日常を楽しめる
何と言っても、一番に挙げられるのは、普段の日常と異なる、自然の恵みいっぱいの非日常生活を楽しめることです。注文住宅ならば、設計も自由自在。眺望重視の大きな窓、ハイサイドライト、屋外のデッキや露天風呂。こういった、広大な自然を活かした空間を手に入れられるのは、他の何物にも代えがたい贅沢と言えるでしょう。
メリット2:プライベートな時間を持てる
この点も外せません。もし、都会の喧騒から離れて、静かな時間を過ごしたい場合には、別荘はまさにもってこいです。都心部に比べて土地の面積も広く、隣接する建物とも間隔があるため、近所迷惑を過度に心配する必要もありません。ゆっくりと読書をしたり、音楽を聴いたり、バーベキューに興じたり。自分の時間を好きなだけ自由に過ごすことができる訳です。最高ですね。
メリット3:自分の温泉や家庭菜園を持てる
特に昨今は、温泉目的で別荘を購入する人も多いそうです。泉質がいい源泉のあるエリアでは、「マイ温泉」を売りにしている物件も多く、好きなだけ温泉を堪能できます。深夜など、旅館宿泊では入れない時間帯でも入り放題なのは、別荘の特権と言えるでしょう。
さらに、家庭菜園での野菜づくりも根強い人気です。採れたて野菜を美味しく頂けて、家族と一緒に育てれば、コミュニケーションにも繋がります。以上が、別荘を持つメリットです。続いて、別荘を持つデメリットを掘り下げていきます。
デメリット1:家屋のメンテナンスが必要
どうしても避けて通れないデメリットの1つが、メンテナンスの問題です。管理人さんがいない場合、到着したらまずお掃除になります。布団にも布団乾燥機をかけたり、帰る前にも、全て片付けて、電気のブレーカーも切り、冷蔵庫のものも全部片付けて、ゴミも持って出る必要があります。さらに管理事務所がある別荘地の場合は、共用部の管理費コストもかかります。
デメリット2:家屋の資産価値が下落していく
経年劣化で発生する家屋の傷みは、全て自己負担となります。特に雪が積もるエリアでは、屋根、外壁、デッキなども傷みやすくなります。そういった家屋の経年劣化も含め、家屋の資産価値が下落していくというリスクが生じます。
デメリット3:空き巣リスクを常に背負う
他にも、留守にしている間に泥棒に入られてしまう事もあります。人間の他にも、キツツキなどの鳥やハチなどの害虫の侵入リスクもあります。これら全て、自己責任としてリスクを背負う事になります。
最後に
以上、別荘を持つ事のメリットやデメリットをご紹介しました。「夢の別荘生活」という言葉がありますが、夢を見るには現実ときちんと向き合う必要があります。特に普段は目が離れる別荘ならなおさらです。デメリットにどう対応していくか、その視点が別荘の検討にはとても重要になっていきます。