住宅展示場へ行く際に気を付けるべき5つのこと

2016.09.03 ieny編集部


せっかく足を運ぶ住宅展示場。目的は人によって様々だと思いますが、どうせ行くのなら実のあるものしたいですよね。

そこで、今回は住宅展示場へ行く際に気を付けるべきポイントがテーマになります。

1、事前にネットリサーチする

住宅展示場は大きく分けて、「暮らし等身大系」と「技術詰め込み系」の2つがあります。

暮らし等身大系は、住宅地に建っていることが多く周囲の環境に馴染むように作られているモデルハウスです。一般的な暮らしの中で使える等身大の家になります。

一方、技術詰め込み系とは、企業のブランディングのためのモデルハウスです。企業が最先端の技術を散りばめ、信頼を勝ち取るための家です。様々なメーカーのモデルハウスが集まっている総合展示場は技術詰め込み系のモデルハウスが多い傾向にあります。

モデルハウスの裏にある意図を読み取ることで、家の本質も見えてきます。住宅展示場へ行く際は、どんなモデルハウスなのかを事前にネットリサーチすることが非常に大切になります。

2、聞きたい質問をあらかじめ考えておく

リサーチの次は質問票の作成です。リサーチの段階で疑問に思ったことはメモを取りましょう。きちんとリサーチをしておけば、展示場で「ネットで調べれば分かること」を聞くことがなくなります。

限られた時間で効率の良い鋭い質問をすることは、実際に家を建てる際にハウスメーカーや工務店に緊張感を持たせる効果もあり、良い家づくりをすることにも繋がります。

3、メジャーを持参

モデルハウスへ行く目的も様々だと思いますが、メジャーを持参することで、モデルハウスの空間をより確実に把握することができます。例えば、モデルハウスの家具によって、空間が視覚的に広く見えていただけで、計ってみたら思ったよりもかなり狭いということもあります。家具の配置を変えたり、家具そのものを変えたりするだけで、家の印象は変わります。

家具量販店で家具を見てから、住宅展示場へ行くとより広さの感覚が鮮明に分かります。メジャーに加え、家具量販店のパンフレットを持参すれば「あの家具なら広く見える、あの家具なら狭く見える」ということがはっきり分かってきます。

住宅展示場で家を見ることは、部屋の空間に対するセンスを磨く良い機会になります。モデルハウスの購入を考えていなくても、別の住宅購入の際に役に立ちます。

4、即時記録を心掛けよう

思ったことは何でも記録する。家の購入は大きな買い物ですから、それはある意味、「情報戦」とも言えます。事前に許可を取って、ボイスレコーダー、カメラ、ノートなどを使い、音声、写真、文章とあらゆる情報の形にまとめましょう。

事前のリサーチ、鋭い質問、五感に騙されない実寸、抜け目のない記録の4つを行うことができれば、住宅展示場へ行くことが、かなりの経験値になっていくでしょう。

5、ライフプランと擦り合わせる

モデルハウスの購入を検討している方も、モデルハウスを見て注文住宅の構想を練る方も、大事なのはライフプランとの兼ね合いです。

住宅は長年消費しながらも、ずっと残っていく財産です。設備、プランニング、施工、アフターメンテナンス、保証などの要素を、家族や個人のライフプランを擦り合わせて、本当に住むべき家の像を明らかにしていきましょう。

もちろん、長期的なお金の流れも踏まえた様々なマネープランも立てましょう。

最後に

以上、住宅展示場へ行く際に気を付けるべき5つのことについてお伝えしてきました。住宅展示場を使い倒すぐらいの意気込みで取り組めば、住宅における知識とセンスとリテラシーが磨かれていきます。

結果的に、住宅購入の判断材料が多く持つことができ、決断した結果を確実なものにしていきますね。住宅展示場は家を買いたい人にとって、情報を仕入れる格好の場です。どんどん住宅展示場を活用していきましょう。

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この記事を書いた人

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