沖縄古民家の要素を取り入れた素敵な家づくり

2016.10.15 ieny編集部

最近は田舎暮らしに憧れる人も多く、空いている古民家を再利用して移住する人も増えています。古民家独特の造りを上手にリノベーションして移住を考えている人もいます。古民家は全国に点在していますが、沖縄にある古民家とはどのような特色があるのでしょうか。古民家についての知識や構造について少し学んでみましょう。


古民家について


沖縄にある古民家は、基本的には南向きに建てられています。東から一番座、二番座と呼ばれる部屋があり、土間、台所がありました。裕福な家の場合は三番座までありました。一番座にはの間、二番座には仏壇が置かれており角版座の裏側には裏座が設けられています。天井には棹縁と呼ばれる細い角材を一定間隔で並べて、その上に天井板を張っています。棹縁天井は一般的に取り入れられている形式です。版座によって棹縁の向きが違うのが沖縄古民家の特徴でもあります。


古民家の建築


沖縄にある古民家の中には、国の指定有形文化財や県の指定文化財になっている建物があります。また、市町村が指定する有形文化財もあります。竹富町や渡名喜村は重要伝統的建造物群保存地区と言われており、歴史的な風致を形成している環境保存地区として選定されたところで、今でも古き良き古民家が立ち並んでいます。昔ながらの古民家ですが、最近では古民家風に新築で建てることも可能です。予算やメンテナンスなど気になることがある方は、資料請求をしてみると良いでしょう。


古民家の空き家


沖縄では、平成23年度から古民家などの空き家を活用するための推進事業が提案募集されています。NPO法人や任意団体などが実施している空き家の再生などを整備する事業を展開しているので、古民家も有効活用されるような取り組みが始まっています。定住できる方はこのような情報も参考にしてみると良いでしょう。自然が多く、綺麗な海が近い沖縄県では、近年移住する方も増えてきているようです。古き良き古民家を有効活用しましょう。

沖縄の古民家は平屋造りのところが多く、昔からの風習も多く取り入れられています。気候的には年間を通して温暖な気候に恵まれており、海も近いのでリゾート気分も味わえます。近年では日本の各地から永住を決め、引っ越しをしてくる方も増えてきています。これから移住をお考えの方は、空き家の古民家などを有効に活用してみてはいかがでしょうか。

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