東北地方の冬の暮らしが参考になる東北の古民家

2016.09.19
東北地方は古民家が多く存在します。個性的な古民家が多く、時代とともに独特な家の形を生み出した空間が広がっており、広々とした間や作業場などが併設されている建物がたくさんあります。田舎暮らしなどを検討されている方は東北地方の古民家も参考にしてみてください。地域によってつくりもいろいろあるので見てみましょう。

引用:美の壺 - NHK

地域によって違う造り

東北地方の古民家でも、特に雪が深い地域では茅葺屋根を取り入れているところが多いようです。茅葺屋根といっても地方によって形がいろいろとあり、秋田市にある古民家では両中門造りという屋根で、母屋から2つの出入り口が付きだしています。雪が部屋に吹き込まないようにすることと、来客者が雪を払うスペース的な役割をするためです。その為、屋根の茅葺はとても分厚くしかれています。山形市の古民家では大きな屋根の一部をめくりあげたような屋根で兜造りと呼ばれており、形や茅葺の厚さなどが特徴的です。

主役となる柱と土間

引用:美の壺 - NHK
古民家で目立つのが柱になります。主に母屋と土間などの境目に大きな柱が存在しますが、東北地方は雪が多いところもあり、家の重要なところを支える柱には荒々しく存在感のある柱が設置されています。この柱を独立柱といい、漆のなどが使われているところもあるのです。しかし、この柱はほかの地域では江戸時代に邪魔な柱として各地で姿を消しましたが、東北地方では大切にされ続けています。この独立柱に、火を司る神といわれるお面などをつるしている地域もあります。

海沿いの古民家

引用:美の壺 - NHK
東北地方では太平洋沿岸に隣接している地域があります。三陸地方では海と山に囲まれた気候に耐えられるよう、腕の良い気仙大工と呼ばれる大工さんが集団で仕事をしていました。昔は大工になると高収入が得られる為、自分の技術を磨いて大工になる人が多くいました。実際にお寺や神社を手掛ける気仙大工が、その技術を民家にも惜しげなく発揮し、大胆なデザインの古民家などがつくられているのです。現在もこのような古民家が多く実在しています。

まとめ

東北地方でも気候や風土に合わせた屋根や柱づくり、そして当時の大工の技術が発揮されています。今も数多く個性的な古民家が実在し、地域によってつくりも異なるため、いろいろと見てみると面白いでしょう。中には重要文化財として見学できる古民家もありますので、機会があれば実際に見にいってみるのも良いかもしれませんね。