様々なハウスメーカーも取り入れている制振構造って?

2016.08.28
建物の地震対策には耐震・制震・免震と3種類の工法があるのをご存知でしょうか。それぞれに良いところや特徴がありますが、ここでは取り入れているハウスメーカーも多い、制振構造について詳しく見ていきましょう。免震構造との違いや制振構造を取り入れているメーカーについてもご紹介しますので、今後の地震対策の参考にしてください。


制振構造って?


制震は制振とも呼ばれ、制震が地震の揺れに対応していますが、制振は地震だけでなく台風の強風などの揺れにも対処できるという意味で使われています。制振構造とは、柱や梁で建物を地震や強風による揺れに強くし、ダンパーなどのエネルギーを吸収する装置を取り付ける構造です。制震ダンパー各階に設置したり最上階に設置したり建物の重さや構造によって設置場所を変えます。制振装置はリフォームなどで取り入れることも可能で、倒壊だけでなく損傷を軽くできるのが特徴です。制振装置が揺れのエネルギーを吸収しますので、建物の被害を抑えられます。制振構造の効果は、タワーマンションなどの超高層ビルに向いています。

免震構造とは何が違うの?


耐震・制震・免震の3工法は、一見すると違いが分かりにくいですが、ほとんどの住宅が耐震構造であり、他の制震と免震は主に高層建築物に多く採用されています。制振構造と免震構造にはどのような違いがあるのでしょうか?まず、仕組みを見ていくと、制振は構造体に装置を取り入れて揺れを吸収するのに対して、免震は建物に揺れを伝わりにくくする構造になっています。また、地震時の揺れに関して比べてみると、制振は地面の揺れよりも大きく揺れますが、構造体の損傷が少ないのが特徴で、免震のほうは地面の揺れより小さくなり、建物内にある家具の倒壊なども少なくなります。

制振構造を取り入れている様々なハウスメーカーの紹介


制振構造を採用しているトヨタホームとダイワハウス、積水ハウスについてご紹介します。まず、トヨタホームの地震に強い住宅は、大地震後も住み続けられる耐震住宅にさらなる安心をプラスした耐震・制震住宅を展開しています。耐震等級3の基準値をはるかに上回る強度の実現と建物変形の約20~70%軽減、耐久性100年・最長60年保証、リフォームへの対応という安心が特徴です。ダイワハウスでも、標準装備の耐震技術に加えた耐震・制震仕様で強度に優れた住宅を提供していています。3本一体構造とブレース構造、太いアンカーボルト、体力パネルのバランス配置による安定した強度と安全性が魅力です。最後に積水ハウスでは、地震にブレーキをかける家として、ハイレベルな耐震性能に加えて、オリジナルの制振構造システムと免震システムを提供しています。高い耐震強度を持つ独自の構法に耐久性と安全性の強化、長寿命化の促進が特徴です。それぞれの制振性能については実大振動実験で実証されているハイクラスな性能ですので、家を建てる前にチェックしてみましょう。

まとめ

今回は、制振構造について紹介してきましたが、制振構造は免震や耐震と同じ地震対策のための構造であるとともに、台風などの揺れにも強い工法でもあります。各ハウスメーカーでは標準的な耐震性能に制振性能をプラスした安全性の高い住宅を提供していて、それぞれに異なる魅力があります。制振構造について理解し、いくつかのメーカーを比較して快適で安心できる住まいを実現してみてください。