シックハウス症候群についての基礎知識を知ろう

2016.09.15
シックハウス症候群で長年悩んでいる方や身近に苦しい症状を抱える人がいる場合も、詳しく症状を知ることで今以上に症状を悪化させない効果が期待できます。住宅建材に含まれる化学物質が大きく関係しているとされていますが、何がどのように影響して発症してしまうのかご紹介します。


シックハウス症候群の要因


様々な原因があるとされているシックハウス症候群ですが、住宅の建材に含まれている化学物質が一番大きな要因です。空気を汚染する揮発性有機化合物は、常温で空気に気化しやすい有機化合物で、厚生労働省では室内濃度指針値が定められている物質を公開しています。一般的に良く耳にするホルムアルデヒドは、刺激臭のある無色の気体で、長年吸い続けていると、結膜炎(けつまくえん)や皮膚炎などをくりかえす可能性があります。その他の揮発性有機化合物としては、トルエンやキシレン、パラジクロロベンゼンやエチルベンゼンなどがあります。

ダニやカビの影響


住宅建材のみが健康被害を大きくしているイメージがあるシックハウス症候群ですが、ダニやカビなどの菌も関わりが深いとされています。発酵食品に欠かせないカビもありますが、健康に関わる害を持つカビも多く存在しているのが事実です。増殖する力が強く種類も多いので、上手に対策しながらシックハウス症候群の症状を抑える必要があります。たとえば、俗にクロカビとも呼ばれるクラドスポリウムは、お風呂場の壁などで見かけることも多い黒い菌。空中に浮遊するカビの中で、もっとも多いのがこの菌といわれていて、喘息などのアレルゲンとしても問題にされています。このほか、ススカビやアオカビなどが大きく関係しているようです。多くのカビは、高湿度の環境を好むといわれ、予防のためには、室内換気を心掛け環境を清潔に保つことが重要となります。

シックハウス症候群になりやすい体質の人


同じ環境で生活しても発症しない人もいるシックハウス症候群ですが、このような差が生まれるのは理由があり、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー体質の方は、比較的過敏に反応するようです。また肌に触れて症状が出る場合や、空気中に含まれたアレルゲン物質を吸い込んで症状が出るケース、食べものや飲みものに付着していたことで体内に取り入れられ、症状が出る場合など様々です。気を付けていて生活するのはもちろんですが、ストレス解消を心掛けるなど、少しの工夫でシックハウス症候群を軽減できると言われているので、悩んでいる方は実践してみましょう。

まとめ

様々な要因が重なって発症することが分かってきたシックハウス症候群は、改善方法やライフスタイルを変化させるなどの工夫をすれば、症状軽減に繋がる可能性があります。シックハウス症候群だからといって諦めずに、様々な情報から自分に合う最適な方法を試して、症状を軽くする工夫を取り入れることが大切です。