生け垣って重要?危険?意外に知らない役割とメリット・デメリット

2016.08.23 ieny編集部
生け垣は敷地に区切りをつけて四季折々の独特な質感を味わう日本のには欠かせないもののひとつですが、楽しみ方や目的は様々です。
そんな生け垣の持つ重要性や知られていない危険性、その役割と注意点について紹介していきたいと思います。


生け垣の役割って?


生け垣は奈良時代からはじまり、当初の目的は割り板の垣根の代わりに腐らない垣としてつくられたという伝承があります。現代ではコンクリートブロック塀や、フェンスなどの人工物でできた垣根のご家庭も増えてきています。しかし昔ながらの和風の生け垣や、洋風住宅に合わせた洋風の生け垣を使っているご家庭もあるでしょう。現代の生け垣の役割としては、敷地の区切り・目隠し・防火・防音・防風・地域の環境保全などがあげられます。
特に防火の役割は、阪神淡路大震災で樹木が延焼を防いだことから、改めて見直されました。
生け垣が使われた当初は垣根の代わりに腐らないからという理由でしたが、現在では多くの役割を果しています。

生け垣のメリット・デメリットについて


役割にあるように生け垣のメリットは目隠し・防火・防音・防風効果や地域の環境保全です。
また、地域の自治体によっては緑があふれる景観づくりや、火事や地震などの災害に強い街づくりのために、生け垣に対して補助金を出している所もあります。そのため少ない資金で生け垣を作れる所もありますので、生け垣をつくる際にはお住まいの自治体のホームページで確認すると良いでしょう。
一方、生け垣のデメリットは消毒や落葉などで起こるご近所トラブルや、メリットである目隠しというのが空き巣犯にとってもメリットである点に注意!
デメリットの解消法としては、病気や虫に強い種類や落葉しない種類を選ぶ、高すぎる生け垣をつくらない、など工夫が必要となります。
生け垣をつくる前には近隣の住宅の状況を把握して、お互いに快適に過ごせるようにしたいものです。

生け垣にお勧めの植物にはどんな種類が?


生け垣をつくる場合、どんな種類の植物を選ぶと良いのでしょうか。生け垣は目的別に適した植物があります。例えば、手間がかからない・目隠しとして高さを出したい・花を楽しみたい・葉を楽しみたいなどに分かれます。
手間がかからず人気の種類はレッドロビンで春に葉が赤く染まり、高さを出したい場合は、葉が小さいプリペットや葉に斑模様がつくシルバープリペットを選ぶと良いでしょう。
花を楽しむなら長期間花が咲くアベリア、葉を楽しむなら鮮やかな黄緑のキンメツゲが人気です。

まとめ

生け垣は庭の一部というだけでなく、家にとって目隠しや防火・防音・防風などの重要な役割を持っています。そんな役割に最適な種類の植物や樹木を選べば、理想の生け垣ができあがります。これから生け垣づくりをはじめようとする方は、メリットばかりではなく、デメリットも考慮した上で、理想の生け垣をつくってみてください。

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